レポート

山梨ワインツーリズム2010  塩山編

公開日 : 2010年12月19日
最終更新 :

 石和温泉の某健康ランドを出たのが七時台。今日が「山梨ワインツーリズム」のメインの日。始発巡回バスが8:45勝沼駅発となっていましたが、八時頃には駅に到着。なお、後述しますが、この勝沼地区に限れば、イベントに頼らず、普通の日に主に徒歩でワイナリーを回ることは可能。と思います。

 ちなみに今日のイベント、主催者曰く「4~5軒を目安に、じっくりと(ワイン造りの)地域を楽しんでください。」とのことだけど、後で数えてみたら、9軒・・・昼ごはんは食べなかったが、工場見学は三軒したから、飲むだけではなかった。と少しは威張れるか・・・回ったけど、それでも半分も行ってない。ということで、この地域(行政的には甲州市、笛吹市)のワイナリーの「密集度」はなかなかのものと思うのですけど。

 まずは8:45のバスでメイン会場の宮光園の朝市会場。フリーマーケットとかも出ていて、雑然としていますが、まだ、お店は半分以上始まっていない。その中で、一店だけ模擬店でワインを売っているワイナリーがあり、一升瓶のみの販売。四種類試飲・・・本日は九時から飲み方開始・・・これもドライな甲州でおいしかったんだけど、さすがに一升瓶はちょっと・・・しかも、ワイナリーの名前を忘れました。すみません。

 9:15の塩山ルートバスに乗って、甲斐ワイナリーへ。
http://www.kaiwinery.com/
 昨年は解禁日後に甲府の小瀬公園の山梨県民祭りの「新酒ワイン解禁イベント」に行ったのですが、そこのとあるテープルに座った私も含めた見ず知らずの六人が、15種類(赤を含む)の新酒の中から、これがおいしい。・・・と意見が一致(これは・・・すごいことと今でも思います。)したのが、ここの「かざま甲州」。で、今年はぜひワイナリーに行ってみたい。と思っていたのが実現。

 昔の作り酒屋がワインナリーに変わったとかで、酒ぐらをそのまま転用している。ここも究極の家族経営。工場見学をさせてもらったけど、目の届く範囲内に葡萄の圧搾機、醸造タンク、コルク打ち機、ラベル貼り機、全てがある。年間生産量が日本式の720ml換算(四合瓶。国際標準は750mlで、最近は輸出とかも意識して、こちらにち合わせるところが多いとのこと。)で2万本。。それでも圧搾機にかける葡萄の量は人力の限界に近いらしく、説明役の三代目の当主が「シーズンになると葡萄と圧搾機が夢にまででてくる。」と言ってた気持ちは分かる気がします。きちんとした葡萄汁をしぼって、糖度を測ったうえで、酵母を調節して、発酵がどこまで進むか気にしつつ・・・・。中小、大にかかわらず発酵を始めるあたりまでは、徹夜が続く。・・・そうです。それでいて、ここのメインの「かざま~」は1300円。採算が合うのかなあ。数種類試飲して、二本ゲット。

 バスに乗って次は機山洋酒工業。
http://kizan.co.jp/

 私は知らなかったけど、「キザンワイン」というのは知る人ぞ知る。系のワインとのことで・・・バスの前の席の人が「3日の日比谷公園のヌーボー解禁イベントで買おうとしたけど、売り切れていて、今日はリベンジで来た。・・・」とかいう会話も耳に入ったけど、甲府で見つけた地元本にもここのワイナリーの「物語」が出版されている。私はこちらにくる直前に雑誌でそんな記事を読んだのだけど。・・・

 ここはアクセスが悪く(前述の甲斐ワイナリーは塩山駅から歩いていけないことはない。)普段だとタクシーになるのかなあ。ここも究極系家族経営で、試飲も一つずつ、グラスを変えてみんなに行きわたったあとに、説明付きでやってくれて頭が下がる思い。

 ここは「新酒」を出してないので、「新酒は出さないんですか?」という、後から考えると愚問を発したのだけど、「人手がなくて、その年に醸造したワインをすぐに出すことは出来ない。」とのこと。失礼しました。・・・・。売っているワインも一銘柄六本まで。と制限しているのだけど、その上限まで買ってる人を三人みました。そんなにおいしいのか・・・。

 ただ、私的には(もちろん白しか飲みませんが)甲州もそれほど感動・・・と言うほどではなく、それでも周りの勢いに押されて、なんとなく二本ゲット。実は帰ってから飲んでないのですけど、なぜ「伝説的」にまでなっているのか、じっくり味わってみようと思います。

 で、途中のマンズワインと奥野田葡萄酒はパス。マンズワインはともかく、後者の奥野田葡萄酒は人がたくさんいてにぎわっていたのですが、時間がない。ごめんなさい。バスで宮公園の会場に戻り、会場に隣接しているシャトレーゼのワイナリーで、調整のため(?)に試飲。そして、いよいよ勝沼制覇に向けて、最初の目的地であるフジッコワイナリーを目指して、バスに乗りました。

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1件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    11/01/03 10:34

    Re: 山梨ワインツーリズム2010  塩山編

    国産葡萄酒万歳です。

    フランス産に負けません。

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