Q&A

1970年代のデンマークで見た街並み

公開日 : 2012年03月30日
最終更新 :

古い話で恐縮ですが,私が初めてヨーロッパを旅行したのは三十数年前の春でした。

羽田から乗ったSASのコペンハーゲン行きはアンカレッジ経由の北極上空通過便でした。コペンハーゲンに早朝到着し,デンマークは旅程に入っていなかったのですが乗換えの待ち時間があったので,ちょっと市内へ行ってみようということになりました。

その頃はのんびりしたもので,入国管理(兼税関)でも"From Tokyo?"と聞かれただけでパスポートを見もせず,気づいたら空港の外に出ていました。

そこからバスで市街地に入っていくと,道路の両側のレンガ造りの建物の窓のひとつひとつが,それはきれいにカーテンや調度で飾られていました。同行していた卒業旅行の女子大生たちも,当時の私からはずいぶん大人に見えましたが,その景色を見て子供のように歓声をあげるほどでした。これぞヨーロッパの街並みなんだ,と思いました。

しかしその旅行で訪れた他の国では,きれいな街並みはあちこちにあったとはいうものの,個人宅の窓をそこまで飾っている風景はほとんど見なかったので,地域的なものもあるのかと思っていました。

後に1990年頃,またコペンハーゲンに行く機会がありましたがバスから見える窓の風景は,きれいではあったものの最初の時ほど感激するものではありませんでした。当時もう北欧に住んでいたので目が慣れてしまったのかと思いましたが,また何年か後に行く頃にはそういう飾りつけはほとんどなくなり,単なる建物に窓という街並みが見えるだけになりました。現在ストリートビューを見てもそうです。

今でも特にアルプス周辺の国の窓辺の花の飾りつけなどきれいなところはありますが,昔のあの風景にはなかなか出会えないような気がします。

というわけで本題なのですが,昔からヨーロッパ旅行されていた方,そういう窓の飾りつけを見ましたか?いつ頃どの国でしたか?時代を経て減ってきましたか?今でもどこかにありますかね?またネット上に昔のそういう写真はあるでしょうか?

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4件のコメント

  • 今春オーデンセで見ました

    1ヶ月以上前の投稿にコメントしてもOKでしょうか?

    今年の3月末、丁度この投稿をお書きになられた頃にデンマークのオーデンセに滞在していたのですが、アンデルセンの生家のある歴史的街並保存地区では窓辺はみな綺麗に飾られていましたよ。窓の真ん中辺りはレースのカーテンや切り絵などでアレンジして、下には鉢植えや人形やアクセサリーを飾って、家毎の個性を出していました。伝統的街並保存地区なので、やっぱり古いスタイルなのかもしれませんね。窓辺の写真を数枚撮ってきてありますが、どこかにUPしましょうか?

    最近のデンマークを訪問してても、なんとなく窓辺はそういうイメージがあります。昨年の冬に2週間くらい滞在したときも、窓辺が殺風景だったし通りに面した1階(中2階)の部屋だったので、滞在中はカーテンをドレープが綺麗に見えるようにアレンジして引いて、持参したアクセサリーや小物などで窓辺を飾った記憶があるのですが、普段はそんなことしませんし、何も無しにそんなことをしようと思いつくわけもないので、やっぱり何処かで見ていて、そのイメージがあったのでしたのだと思います。私は最近のデンマークしか知りませんから、今でも何処かにはあって、なんとなく見ているのだと思います。あと、建物の窓の造りが、飾らないと寂しいし、飾りやすく出来ていると思います。

    今でも街区全体でそういう状態になっているところを見たければ、オーデンセや他の伝統的街並保存地区に行くと見れると思います。

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    Re: 今春オーデンセで見ました

    情報ありがとうございます。オーデンセの歴史的街並保存地区ですか,そういえば以前行ったとき見たような気はするのですが,街全体の雰囲気に合っていたので特に気づかなかったかもしれません。

    >窓辺の写真を数枚撮ってきてありますが、どこかにUPしましょうか?

    ぜひお願いします。楽しみにしています。

    滞在中の体験談もありがとうございました。建物や,周りの景観に合わせて飾ってみたくなるものかもしれませんし,そうやって街全体がだんだんきれいになっていくのでしょうね。

    最近でもそういう窓辺のイメージがあると聞いてなんとなくほっとしています。

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  • 12/03/31 14:36

    コペンハーゲン空港

    私は昔の事は知りませんが、空港が近づくと目立つのが風力発電の風車が多いです。
    空港では手押し車が富士通のものです。

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    富士通でしたか

    デンマークは風力発電が多いですよね。建てられはじめたのも早かったような気がします。

    手押し車が富士通のものとは気づきませんでした。

  • 春だったからでは・・・と思うのですが?

    Muumilaaksoさん

    私も多分その頃にコペンハーゲンとその周辺を訪れていますが季節は6月なかば、いい季節でしたがおっしゃるような家々の窓辺の花飾りは記憶にありません。 確か2度目のヨーロッパでしたからかなり強い印象が残っている旅でしたが・・。 その分町なかおよび郊外の団地周辺の花壇がきれいでビックリした記憶があります。

    春の遅いかの地では戸外の花の咲くまえに家の中を花で満たす・・・のではないでしょうか。

    なおスイスのゼラニウウムの花はモトモトはあのにおいが虫除けになるので一階が牛小屋・・冬季のですが、のスイス農村部では季節がよくなって窓を開けても虫が入ってこないように室内で冬越ししたゼラニウウム(案外寒さに強く、乾燥に強いので凍らせさえしなければ平気だそうです)を窓辺に置いたのが始まりだとか・・。(本当のところはしりません)

    今では5月の声を聞くと蕾を持たせた苗を家々に売りに来るそうで、10月の初めの週まで窓の外にみんなして置くのがその村々の申し合わせ・・・になっている所が多いそうです。

    牛のウンチの乾いたものを根元において、乾いたら水をやるのを繰り返すだけでシッカリ秋口まで割き続ける手間のかからない便利な花のようです。グリンデルワルドなどでは10月の第一月曜に市が立って、その翌日から冬仕度がはじまりますが、その際いっせいに取り込み・・というよりゴミ?になります。

    その前ぐらいが実は花房が下の階にかかるまでに垂れ下がりそれはそれは見事な景観を呈します。

    ・・ところで実はこの花の盛りの間の周辺の牧場は実はいつも牧草が刈り取られていて案外花が少ないのです。 もちろん山の上の方はべつですが・・。

    まああんまり根拠のない推論ですが、案外当たらずとも遠からずなのではないでしょうか。

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    ありがとうございます

    なるほど,季節的なものという可能性も考えられますね。そういえば春先にデンマークはずっと行っていないかもしれません。

    そうすると今行けばもしかしたら見られるのでしょうか。

    ただ,あの窓は特に花の飾りが主ではなかったと思うのです。記憶があやふやですが,印象が強かったのはカーテンで,他にさまざまな置物で飾られていたような気がします。

    しかし同時代に見られなかったという情報も貴重です。ありがとうございました。

    ゼラニウムが虫除けというのは聞いたことがあります。強い植物で,うっかりすると増えすぎて困ることもありますね。木枠の建築(何ていうのか分かりませんが)の家には特に合う気がします。

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  • オランダで見ました。

    Muuminlaaksoさん、はじめまして。

    80年代後半ですが、私はオランダの地方の町でよく飾りつけが綺麗な窓の町並みを見ました。
    レースのカーテンが窓の上半分までかかって、下半分に陶器の置物や、花瓶などの飾りものというパターンの家が軒並み並んでいました。どのお宅もその窓越しに中のソファーとかテーブルとか、また向こう側の庭までも見えるような感じでしたね。(どの家も言うまでも無くきちんと片付いていて) 今でもそうなのかわかりませんが。

    あと、スイスも窓に花(ゼラニウム)を外側ですが飾っていてきれいですよね。聞くところによると、これは町や村での決まりごとだそうです。(Bおじさん様がお詳しいと思います。)

    目が慣れてきた、というのもあるかもしれません。私もそう感じます。若いときの感動に勝るものは無いような気がします。


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    ありがとうございます

    そうです,そういった感じの飾りつけです。カーテンは特に印象的だったのですが,下の方がどうなっていたかよく思い出せなくて前回書けませんでした。

    オランダの80年代後半ということは,それから後はやはりすたれてしまったのでしょうか。私が初めてオランダに行ったのは2000年頃だったので,見るチャンスはなかったかもしれませんね。

    スイスのゼラニウムはずっと続いているみたいですね。

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