レポート

CRAZY TAXI IN AQABA(その2)

公開日 : 2012年11月12日
最終更新 :
退会ユーザ @*******

次のタクシーは、「セルビス(相乗り)でもいいや」と思い、市内まで、3ディナールで約束した。
私が、後部座席に座ろうとすると、タクシードライバーは、「助手席に座れ」と、うるさく騒ぎ出した。
私が、後部座席に座ると、タクシードライバーは、
「後部座席に座るんなら、ぺトラに行く!助手席に座るんなら、アカバへ行く!」
と騒ぎ続けた。
「後部座席に座って、アカバへ行くのなら、20ディナール出せ!」
とも叫んでいた。
私が、後部座席に座ったまま、
「アカバへ行け!」
と怒鳴っていると、タクシードライバーの仲間が、次々にやってきて、私を、タクシーから、降ろそうとした。
とうとう、タクシードライバーは、タクシーに乗り、港の入り口まで走って、港のスタッフに、何か言いつけた。
スタッフが、窓から、覗き込んできたので、私は、ドライバーの名前を聞いた。
ドライバーに、IDカードを見せるよう、要求もした。
ドライバーは、
「IDカードは、ない。俺には、名前もない」
と言った。
私は、タクシーから降りて、改めて、ドライバーの名前を聞き、そのスタッフの名前も聞いた。
スタッフの名前は、「SHAREF,SAL,MAJALE」だった。
そのタクシーは、どこかへ、走っていった。
タクシーのナンバープレートは、「50 8408」だった。

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