レポート

旅先で撮った画像を「思い出の手紙」にして・・・長い書き込みでスミマセン

公開日 : 2013年02月15日
最終更新 :

その昔か「幸福の手紙」というものがありました。
ネット社会になってからは自然消滅するようにこの類の葉書を受け取ることもなくなりました。

悪趣味ですが、いま海外旅行から戻ると一方的に「思い出の手紙」と題し見ず知らずの人メールを書いてます。
幸いにもこれまでは多くの方が素直に読んでいただきました。

開発途上国では過って日本で走っていた中古車を多く見かけます。
画像に日本の中古車が写っていたら元も所有者を探し出しその画像を「思い出の手紙」として・・・・・

多くの方は人生を共に過ごした車にそれそれの思いがあるようで皆さん喜んで下さいます。
私もその姿を思い浮かべると心も和みます。
このようなメールは賛否いろいろありますが実は私も自分で乗っていた車の行く末を思うことがあります。
世界に一つしかないコールサイン、そんなステッカーが張っあるを見かけたらせひ写真を撮って送ってください、お願いします。(ステッカーはボディに貼ったため剥がせませんでした、コールサイン:J○1○○J)

   今日届きましたメールの一部をご紹介します。
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・
 お便りを頂き誠にありがとうございます。
今、私どもの社内では感動の渦であります。
この車は今からおよそ20年くらい前に、お客の送迎用で使用していたものです。
当時は現在のように車体に宣伝用のフィルムを貼ってデコレーションする技術は無くすべて専門家による塗装で描かれた看板でした。
それで今日になっても剥がれずにこれほどきれいに残っているのでしょう。
あえて日本語の標記を残して使って下さっているのでしょう。ありがたいことです。

私どもではその後、新たな事業を始めたため、より多くの人を運べるマイクロバスに買い換える必要性が生しましたので、この車を売りに出すことにしたのでした。

そのとき母は泣いていました。
きっと看板があるために、国内では買い手がつかず解体される運命ではないかと思ったからだそうです。
いただいた写真を見て、母はとても感激しております。
遠く離れた異国の地で、いまも逞しく頑張っている車、母が50代のときに活躍していた車。
その母も今年74歳になります。
本人にとってはこれほどの励ましはないと思います。
頑張ろうという気力を与えて頂けたお便りです。
本当にありがとうございます。
心から感謝申し上げます。


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3件のコメント

  • 下取りに出したあの車、今ごろどこを走ってるだろうな・・・って思うことがありますね

    6年ほど前ですが、14万キロほど走った3000CCの4WDを買い替える際に、ディーラーから下取り30万円と言われて、「まだ結構走るのになぁ」と思い悩んだ挙句、中古専門店に相談したら、「4駆輸出専門業者が買ってくれますよ」と言うので、60万円で売りました。
    その後、輸出のため自動車登録抹消という書類が送られてきただけで、どこの国に売られていったのかは知りません。
    海外で同じような車を見かけると、ふっと思い浮かべることもあります。
    ケニアで運転手を雇ったときの4駆には、松戸市の車庫証明のステッカーが貼ってありました。
    中国の東北地方でも4駆は人気なので、もしかしてこのあたり(いまハルビンに来ています)を走ってるのかななどと考えてみたりもします。
    きっと、100万キロ以上は頑張るんだろうなと思っています。

    そんなオーナーの気持ちを思えば、「思い出の手紙」というのは素敵なプレゼントですね。

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    私の4駆も頑張っています

    彩パパさん おはようございます

    ご愛用になっていたお車、狭い日本から解放されきっと野山を駆け巡っていますよ。
    新たな所有者は新車以上に大事にされている、そう思いたいですね。
    何時かどこかでもしもお車が目の前を走っていたらどうされますか。
    私ならきっとどこまでも追いかけていって息を切らせながら事情を話すかも。

    11日に、乗っている車のメーターがオール1のゾロ目を出しました。
    まだまだ乗れる、次は123456.7890・・・・
    彩パパさんの14万キロまではまだまだ及びませんがこの車を何時まで一緒、そんなことを考えながらも今しばらく乗ろうと思います、車も今年で20歳になります。
    ありがとうございました。

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  • ありがとうございました

    月並みですが 「ありがとうございました」
    これ以外の言葉が思い浮かばないほどの感慨をうけました。
    (とても 褌談義をした相手だとは 思えないほど・・)

    中南米では 日本語の「○○清掃局」「△△旅館」などの表示が入ったまま 活躍しています
    清掃車・ミキサー車・バキュームカー・旅館の送迎ワゴン・漁船など・・・・
    第二の人生(車生?)頑張っているなあ!! と思いながら見ています

    現地のみなさんのお役にたっていると思えば、誇らしくも思います
    ペルーのガイドさんから
    「日本語で書いている 社名・都市名をそのままにしておくのは、性能の良い日本車だとわかるからだ」
    と説明されました。

    誇らしい・・その逆の感情ですが
    日本では 旧式になった もっと性能の良い車がある・・などの理由で廃車になった車ですが
    日本の反対側では 第一線で活躍している・・
    そのことは、大量生産 大量消費の日本の豊かさを思えば さみしくもアリ・・です

     

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    お読み頂きありがとうございます

    のりーたさん  こんばんは

    この掲示板にこのようなことを書き込んでよいものやら躊躇しました。

    旅先の出来事は帰国しても余韻が残るものです。
    そのほんの少しだけですが一枚の画像で旅のお裾分け、たったそれだけなのですが先方の皆さんに喜んでいただける、ありがたいことです。

    チチカカ湖のコパカパーナに立ち寄ったとき、一台のタクシーが客待ちしてました。
    車体に書かれた日本語からまぎれもなく日本の中古車でした。
    その画像は先方の社内報に載せられ社員皆さんが見てくださったそれだけでいいのです。

    本当に日本の製品は中古でも世界の人から喜ばれています、
    裏側ブエノスアイレスに送った地下鉄「丸の内線」、これを現地で見たときは昔の彼女に再会したような気持になりました。
    「彼女(女房)とタタミは新しいものがいい」とは言いますが古い彼女に会うときっと感動するかも。

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  • 13/02/15 20:33

    私も同じことを考えていました。

    こんにちは、本文を拝見して驚きと感動を覚えました。

    1980年代?くらいの、日本語の塗装のままの車、特に○○工務店とか○○幼稚園、なんてのを見かけると、思わず写真を撮り、帰国後、写真を見ながらこの車の所有者は今どうしているんだろう、、、と思いをはせます。電話番号があると電話してみたい誘惑にも駆られますが、もちろんそんな勇気はありません。
    せめてメールでも送ったら。。。でも受け取っても迷惑じゃないか、などと躊躇してしまいなかなかできませんでした。

    それを実際になさっていらっしゃるとは。しかも多くの方は感謝のお便り(メール)をくださるのですね。。
    本当に送ったほうとしては喜ばしいことこの上ないですね!
    私も数年前にホーチミンで、かつて勤めていた会社のロゴが入ったバスを見てびっくり仰天、でもいたく感動したことがあります。

    それにしても残ったロゴからよくもとの所有者を探し出せましたね!
    私も勇気を出して送ってみようか。。。
    こんな感動のお便りをもらえるなら、迷ってしまいます。。

    素敵な書き込みを読ませていただき感謝です。

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    他愛のないことですが・・・・・

    ryu831さん  こんばんは

    長文にもかかわらずお読み頂きありがとうございます。

    まったく欲得もない無目的の行いです。
    それでも海外で第二の余生を送っている車を見ると無性にシャッターを押してしまいます。

    初めのころは遠い地で走る日本語が書かれた車を珍しく感じましたが、そのうちこんなに古くなっても日本の車は走るのだと誇らしくも思えるようになりました。
    地元の人に聞くとやはりよい評価、自分のことのように嬉しくなります。

    ありがたいことにメールを差し上げた皆さんは本当に喜んでくれます、笑顔が浮かんできます。
    必ずといっていいほどその車との関わりを話してくれます、たかが車それでも人それぞれ思いがあるのですね。

    他愛のないことですが感謝のメールを頂戴しその姿を思い浮かべると私の方もその日一日が穏やかになります。