といっても、9月20日から23日にかけ、タジキスタンとの国境近くの町イシュカシム(Ishkashim)に2泊3日しただけです。一つの町にたった2日間滞在しただけで「アフガニスタンを見た」というのはおこがましいですが、それでも興味津々、刺激満点、今後さらにアフガンを探訪しようという気を起こさせるには十分な旅でした。
ビザはタジキスタンのホーローグ(Khorog)にあるアフガニスタン領事館で取得しました。予想していたよりずっとスピーディで、窓口に申し込んでから1時間足らずでパスポートにアフガニスタンのビザが貼付されました。即日発行が100ドル、3日後の発行でよければ50ドル。写真1枚とパスポートのコピーを1通用意しておくこと。
タジキスタンの首都ドゥシャンベからホーローグまでは乗り合いの四輪駆動で16~20時間、ホーローグから国境までさらに3時間。若くはない身には堪える旅程です。
タジク側、アフガン側ともイミグレはスムーズに通過できました。アフガン側ではインターポールのオフィサー(と称する男)が冗談(本当は冗談ではなかったかも)で「我々へのおみやげはないのか」と聞いてきましたが、「ない」と言えば終わり。ただし、当方が所持している飴玉を所望されたのは抗しきれず、3つ渡してしまいました。
アフガン側のイシュカシムではパミール・マルコポーロ・ゲストハウスに宿泊。朝食・夕食付きで一泊30ドルとちょっと高め。食事は立派でした。なにしろ量が半端ではない。小食でもなく大食漢でもない私にとってほぼ3人前ほどの量。半分も食べられませんでした。アフガンのような国で大量の食事を残すのは申し訳なく、このときばかりはギャル曽根がうらやましかった。宿泊客は2日とも私のみ。オーナー(マネージャー)の家も離れており、まさにひとりぽっちの夜を過ごすはめに。しかも、メインドアの鍵がなく、部屋の内側からかけるラッチ式の鍵も不調で、外からはまったく無防備の状態。ちょっと不安だったかな。
外に出ると、男性、女性、子供を問わず、ほぼ半数以上の人が胸に手をやって「サラム」と挨拶してきます。家庭にお茶に招かれることもありました。
写真はほぼ自由に撮れます。おもしろいのは女の子。「(写真に)撮られるのはこわいけど、撮ってほしい」というジレンマがみえみえです。カメラを向けると一目散に逃げていきますが、やがてまたじりじりとこちらのほうに歩み寄り、結局写真を撮るはめに。
イシュカシムは標高3000メール。坂を登るときは息切れします。しかも坂が多い。
今回のアフガニスタン旅行の動画をいくつかYouTubeにアップしておきました(YouTubeではchojiro22というハンドルネームを使っています)。
Children in Afghanistan アフガニスタンの子供たち
http://youtu.be/JLgh1AxHhlM
Afghanistan: Children and Cattle アフガニスタン旅行 子供と牛
http://youtu.be/VrTK54Yspg8
Afghanistan: Main Street of Ishkoshim アフガニスタン旅行 イシュカシムのメインストリート
http://youtu.be/EqmhipUXyxw
Afghanistan: Harvest in Ishkoshim アフガニスタン旅行 農作業
http://youtu.be/vD7gss5NV00
ヒマがあったら見てください。少なくとも表面的にはのんびりした様子がうかがえるでしょう。