10/01/17 10:21

Re: そこまで違法、違法といわれるなら、ポイペト国境で1人1人日本人に注意しては?

k28さん

東南アジアのイミグレにおける賄賂は悪いと言うことそしてそれと戦うべきというのは
自明の理ですが時としてそらぞらしさを覚えています。
ですからこの件についての貴方の丁寧な主張と立場はよく理解しますし支持したい。

この必要悪(?)論争に似たような論争を幾つか思い出します。

曰く、インドで乞食に施すべきではない、ギャングに金が渡るから。
タイで買春すべきでない、不幸な少女が増えるから。ミャンマーへ旅行すべきでない、
軍事政権を助けるから。....
これらはある意味正論ですが、それで事態が改善されたとは私は聞かない。むしろそれに携わる
弱い立場の個々の人々を辱め、或いは困らせるだけではないのか。

もちろんイミグレの係官は弱い立場の人間ではありません。しかしその国の社会問題あるいは社会風土、
文化を表す象徴でもあります。それに対応するためにもk28さんの書き込みは評価されるべきと思い
ます。

結局、それぞれの国の社会問題を単なる旅行者が解決できるわけもなく、それはその国の国民に
かかっているということです。月並みで当たり前のことですね。



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1件のコメント

  • 10/01/17 20:24

    NNさん、ありがとうございます

    NNさん、書き込みありがとうございます。

    これは自分もバランスが非常に難しい問題だと思っています。賄賂は悪い、法律でも禁止されている、しかし賄賂は一般的な社会風習となっている、また賄賂なしでは旅行予定が狂ったり困る状況になる、・・・こういうときの優先順位って、本当にそのときの判断によると思うんですよね。

    一概に「ハイ、ワイロ、だめ」といっても、たとえばもはや賄賂が慣例となりすぎていて、ガイドブックにまで「賄賂を払う必要あり」と書いているようなところへ行って、ずーーっと賄賂を払うのを日が暮れるまで抵抗するのに、果たして1旅行者として意味があるのかどうかということです。

    これは命が危ぶまれるときにだけ賄賂は許されるとか、そういう問題でもないと思うのですね。

    極端な例をいえば、命をとられるような危険など一切なくても、賄賂がなくては一切通れない検問があったとします。検問のところにいる係官は、旅行者が1日じゅうそこで粘ろうと、翌日来ようと、一切通さないくらい頑固だったとします。そんなとき、賄賂を払わないでそこで旅行をやめることは「旅行者としての正しい行動」でしょうか?

    旅行者はその国のルールなり法律を守るべきという基本があったとしても、そのようなルールや法律と同じくらい、いやそれ以上に「慣習」が幅を利かせている社会というものは存在します。そのような社会において、自分の置かれた状況に応じて臨機応変に考えることも、旅行者としては必要なことになってくると思います。

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