10/01/27 19:28

成功例ってあるのでしょうか?

オールビジネスとかも結局消滅。

JALの場合は、スーパーシートを廃止して、役員、政治家など、特権(意識)
階層が逃げたはずです。その時の議論(好きな連中が勝手にやっていた
だけですが)は、スーパーシート料金を10000円以上にして全席埋めないと
儲からない。その理論が正しいか否かは知りませんが、止めた理由は、
効率が悪いからだと思っています。今のファーストクラスが収益に
どの程度寄与しているかは知りませんが、乗る側としては、機内電源も
ないし、食事は到底価格に見合う物でもないので、あくまで他人との
違いとか、多少の隔絶感を味わえる程度だと思います。

JALの場合、変なプライドだけはあったが、海外では投げ売り状態。
ローマ便なんか団体の収益にならない客だけで埋まっていたそうです。
ビジネスクラスも下げたいが、ブランドイメージに傷が付く、辛うじて
高い金払ってでも乗ってくれる上客まで失いかねないということで、
ビジネス路線でのダンピングはできない。

確かに客単価を上げることが第一ですが、今の価格破壊になれてしまった
客が、はたして飛びつくか。一方で、納豆を60円にさせられ廃業したり、
PB商品を作れば、自社ブランドが売れなくなるということで業績悪化という
泥沼状態。随分前ですが、それまで裕福な層をターゲットに旅行を売って
いたかたが、『今の時代安くないと売れません』と言っていました。
価格破壊が日本まで壊してしまう以前のことです。昨年の文芸春秋にあった
ように、『ユニクロ化で国が滅びる』方向に突き進んでいるとしか
思えない。

と言うことで、先の展望もないし、JALを救済することが正しいのか、
さらに再生することは可能かなど、難しい問題ですが、発想の転換も必要
かも知れません。

近距離はクラスJ程度でも十分です。私は大陸横断の長距離でもない限り、
ビジネスクラスのシートを倒しません。逆に、国内線なら我慢しますが、
国際線のあのエコノミーの狭さは堪えられません。

エコノミーの狭さと低価格化は747の登場と大いに関係があるはず。
この機種の退役を機械に、高品質合理的価格(低価格は必ずしも善では
ないと思っています)というという方向にシフトしても良いのではない
かと思っています。一方で、ぎゅうぎゅう詰めで、機内サービス一切なし、
トイレ使用まで課金する会社があり、一方で、好きなときに好きなものを
食べ、機内で仕事もできる会社もあって良いのではと思います。

中産階級を滅ぼし未来に希望が持てない米国に、我が国が追随する必要はなかったのに。

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3件のコメント

  • 10/01/29 02:06

    B747-8

    B747はまだまだです。
    B747-8がもうじき就航します。

    B747のおかげで航空機が大衆化したのは事実ですが、航空需要は伸びています。
    中国、インドを筆頭ですが他アジア国間の高速陸上交通の無い点からも益々増えるでしょう。
    南米やアフリカもあります。

    ただB747は大きさだけ注目されていますが、航続距離という点も見逃せません。
    純粋な国内線の無い時代のQFが一時全機B747なんてこともありました。
    現在でも100機以上保有しているSQとCXの保有機は全機ワイドボデイ機です。

    中・小型機でも航続距離が延びて来ていますので、航空会社はエコノミーを乱売しなくてすむようになり、各国の観光産業に大打撃を与えるでしょう。
    儲からない観光路線はLCCに任せて儲かるビジネス路線に特化していくかもしれません。
    LCC以外航空券やツアー代金が上がると言うことです。

    LCCのなじまない日本市場どうなるのでしょうか?

    現在米系以外マイレージ加算率が悪くなってきているのと、安い運賃には加算不可も増えています。
    これが正しい方向だと思います。

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  • Re: 成功例ってあるのでしょうか?

    横からスミマセンm(__)m

    SQのA340-500がALLフルフラットビジネスクラスでNY(ニューアーク)にデイリーで飛んでいます。

    元々、Fクラスって階級制度からくるものですので、(表向き)平等意識の強いアメリカや日本には不向きなものだと思います。

    今のビジネスクラスは、Yの酷さを嫌った層に対して中間クラスとして始まったもので、やっぱりFとは違います。
    階級制度の根強いフランスではAF、英国ではBAがFクラスを飛ばし続けるのは理にかなっていると言えるのではないのでしょうか?インドの影響を大きく受けているSQなんかもその類でしょう。

    日本の場合、江戸時代は士農工商とかありましたが、農民がFやCで商人がYというのも考えにくいので、実際は階級は関係ないでしょう。また、戦後の高度成長以降、1億総中流なる意識があるので、中間クラスが良かったのでしょう。そういう観点から見れば、クラスJ戦略は間違ってはいなかったと思います。
    ただ、1億総中流だったのは今は昔の話で、現在この国は世界で唯一のデフレ国であり、国民1人当たりのGDPはシンガポールに抜かれ、過去10年間のGDP成長率はG20で最下位、先進国ではなく後退国です。

    JALの場合、海外での投げ売り以上に、政界や業界との癒着もあり、国内線団体料金はすでにLCCの域です。
    卸値1万円の航空券のキックバックが8千円。すなわち実勢価格は2千円。これを直販ではできないし、ばら売りのIT運賃も公には売れない。航空行政のツケをもろにかぶって破綻です。
    今回の破綻により、行政側の制度改革が進まなければ、JALの再生もないでしょうし、ANAも明日は我が身でしょう。SKYをはじめ、新興航空会社もLCCと呼ぶには程遠い運賃です。
    まずは航空行政を改革しないことには、国内線国際線共に何も始まらないと思います。

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    10/01/29 01:26

    横から失礼

    SQのA340-500で運航されているSIN-LAX/EWR線ですが、以前はライフラットのCクラスとシートピッチが38"で横が標準より1席少ない2-3-2の横7列(横2-4-2の8列が標準)の2クラスでした。

    先ずSIN-TPE-LAX線が廃止された事によるSIN-LAX間のCクラス需要を補うためと、SIN-LAX/EWR間の運航制限のため機体重量を軽減するために定員を減らすためにオールビジネスの100席フルフラットシート(B777-300ERと同じ座席)にしたのです。
    ただでさせ混むSIN-NRT-LAX線を補う意味もあります。

    SIN-FRA-JFK線はFクラスとSIN-FRA間のCクラス需要もあり、SIN-EWRでNYCまでのCクラス需要を補う為でもあります。
    SQはドイツへは他にSIN-FRAの単純往復便(これも3クラス)もありますが、3月末からSIN-MAN線をSIN-MUC-MAN(3クラス)としてミュンヒエン経由にします。

    本来はSIN-LAX/EWRへはより大型で航続距離の長いB777-200ERへ置き換えてA340-500はSIN-YYZ線開設予定だったのが今の経済状況から白紙になったのです。
    発注しているA350かB787が納入されたら変わるでしょうけど。

    SQはインドの影響受けていません。
    今でこそ中国系シンガポール人がトップですが、以前までは白人がトップでした。


    以前JALがJFKにF&Cクラスの2クラス運航していました。

  • Re: 成功例ってあるのでしょうか?

    >オールビジネスとかも結局消滅
    まだ飛んでいますよ。ANAが。でも失敗するでしょうね。

    BOM便は55万、CXやKEなら22万で行けます。
    アホでない限り乗らないでしょう。

    >スーパーシートを廃止して
    国内線のことでしょう!関係ない話です。

    トピ内容の主旨を理解していないのなら
    レスは不要ですよ。

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    10/01/28 07:43

    関係なくないと思いますが

    スーパーシートを廃止したときの議論。
    所詮は座席を減らすことなので、空間を狭い席で埋めるか、
    上質の席で埋めるかは、収益との兼ね合いで重要な判断材料
    だったはずです。JALはデーターから収益に繋がっていないという判断を
    したはず。しかし、結局上客をANAに奪われ、慌ててファーストを作った。
    これが起死回生となっていれば、今のJALにはなっていないはず。
    関係ないと言い切れるほど、世の中単純ではないと思います。

    できては消えたのは、米国内でのこと。成功例はないですよね。
    特定のエアラインが一部そのようなフライトを運航していることは
    当然知っていますが、それに特化しているエアラインはできては
    潰れていると理解しています。

    欧州ではコンコルドがそうでしたが、居住性は論外。
    BAが昨年から全席ビジネスをJFK間で、始めたとか聞いていますが。
    しかし、単に戦略の一環で、それに特化はしていない。
    LHのプライベートジェットも同じでしょう。

    JALの場合は、存亡の危機で、客のニーズにあったザーヴィスを提供する
    という状態ではないですし。

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