Re: なぜ,インド? ちょっとひねくれた回答かもしれませんが、 ご了承ください。 1)私の父は、かなりの山男です。 山に登る父を見て、母はよく言ってました。 “なぜ、山になんか登るの? 登ったら、降りなきゃいけないのに!” 2)本当かどうかは知りませんが、 画家のモンドリアンが、コンポジション シリーズを発表したとき、2人の評論家が 言ったそうです。 A:“君は、いったい、この絵の、何がおもしろいんだ?” B:“君は、いったい、この絵の、何がおもしろくないんだ?” 私は、未だに、ハワイもインドも行ったことはありません。 でも、どちらかに行けるとすれば、インドに行きたいです。 「たくさんの楽しいお店」や「しゃれたスーツケース」には 全く興味がありません。 でも、インドへ行けば、「非日常」や「ちょっとした冒険」が 手に入れられそうです。
なるほど、非日常とちょっとした冒険ですか。 とても良く判ります。しかも、比較的日本に近くて、物価も安く、ちょっとエキゾチックな非日常が容易に安く得られますからね。僕も多いに賛同です。 でも、僕の場合は、あの日常が、僕の子供の頃の大阪市内の情景でした。車道はごちゃごちゃ走る車の警笛や3輪バタコの走行音等のすさまじい騒音で、痰だらけの細く汚い歩道を、忙しそうに歩む粗末な服装の人の群れ、その道端に並ぶ、汚れて疲れきった靴磨き少年たち、この情景とは対照的に、ちょっと市外に行けば、延々と広がる田んぼの間の、たまに車が走ればもうもうと埃のあがる非舗装の狭い道と、梅雨や台風の度に平野部を襲う洪水、その中で粗末な衣服、擦り切れたランニングシャツだけで遊び回っている子供たち、等と、今のインドの姿が殆ど日常だったですね。 で、僕にとってインドは、過去の世界へのタイムスリップのようです。悪い奴や性的抑圧の多い奴とかいっぱい居るけど、そんな奴らはほんの一部で、殆どが善良で素朴だが、その日の糧を求めて必死になって生きてるって、そんな様も、当時の日本と同じです。 古代史が好きで、インドが好きなんだと思い込んでいましたが、なおみかさんの投稿を見て、心の中の、違う側面が出てきました。ちょっとひねくれた回答の追加です。