レポート

東部ドネツク州ルガンスク州からの報告

公開日 : 2015年03月03日
最終更新 :

2週間ほど前、ニュース7で昼夜砲撃が絶えず戦闘の終結を叫ぶ住人の声が忘れられない。
1年前、キエフが焼かれ非常事態による政権後退後も親ロシア派とウクライナ政府軍とが衝突を続け、今年に入ってこれまでの停戦協議もおぼつかずいま東部は敢然な無政府状態だと。
ドンバス政府はドネツク、ルガンスク州の住人を忘れ去っているようだとの報告をついいましがた、現地から連絡を受けた。
西側の首都キエフはポリスヴイに降りたければ、各西欧とのアクセスは通常通りだが、東部プロコフィエフ空港は元々空軍の基地であり・・(ドネツク)はその親ロシア派の手に落ち民間機は完全に破壊され、当然、鉄道は不通。というよりも途中線路が大部分破壊され全く復旧どころではないという。郵便局さえ完全に閉鎖された状態でドネツクへははがき1枚届かない。クラマトルスクはまだ機能しているが余談を許さない状況だとか。
BBCニュースで一部映像の中、ガスパイプラインを爆破したことにより蔓炎する場面に恐怖をみた人も多いのではと思う。元々ドンバス政府はソ漣そのものであり暴徒を続け政府軍と衝突する親ロシア派とはいえど元来ロシアでありソ連から独立した現在も親戚関係であることには変わりはなくヨーロッパ(HATO)には絶対に入らないと主張を曲げない東部ドネツクの住民達だが、ここ2週間でドネツク州は人気が無くなったという。
西部からもウクライナを絶つ人が跡を絶たないとか。ボスニア、ユーゴスラビアのような悲劇にならないで欲しい
現地駐在の記者でもなく純粋なウクライナ人(私のネームそのまま)からのレポート。
日本の外務省の注意喚起情報では依然ドネツク州、ルガンスクの渡航は順延する様との公告発令中。
順延も何も、空港は廃墟、鉄道、道路が寸断されては行くことすら出来ないが。
ニュースでも停戦協定を促すよう仏蘭が強く嘆いていたが私の親友の言うとおりドネツク共和国と第3の独立事態になってしまうのか深く掘り下げてくれないわが国のTVよりかはNHKラジオに耳を傾ける日が続く。
交通運輸通信は途絶え?ていても電話とネットは可能。
チェルノブイリは既に過去の戒めを目的とした観光資源となり、そういうさなか出かけて行く人に東側の惨憺たる状況を忘れないで欲しい。通貨フリブニャは大崩落。破綻?しても不思議ではない
ドネツクは炭田の町だが本来は綺麗な町なのに連日連夜目が離せない
私的に武装した親ロシア派の漣中は関係の無い自国民に迷惑をかけることなくロシアを訴えるのならロシアへ行って移ればいいだけだと思うのだが、兵糧はまだ尽きないのだろうか。当然支援する組織が別にあるのだが、ヨーロッパの明日はウクライナ問題の終止符だと

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