レポート

中東のワイン雑感・・・・

公開日 : 2015年04月13日
最終更新 :

先日、レバノンワインを飲む機会があり、10年ぶりにくらいにKsaraのシャルドネを飲みました。
http://www.chateauksara.com/index.php?lang=EN

レバノンワインというと、ゴーンさんのIXSIRが知られているけど、私が飲んでとても感動したのがこのクサラ。レバノンの三大ワイナリーの一つ、とも言われているらしいけど、当時、「ベッカー高原のワイナリー」というのは、イスラエルとの係争地、日本赤軍の潜伏地、とかいうイメージがあって、おっかなびっくりだったけど、今回飲んだのは2012年のシャルドネ。今でもちゃんと作っているんだ。同席のレバノン人に聞くと、やはり(クサラのある)ベッカー高原が一番の産地らしいのだけど、今はベイルートから内陸に行く、というのはお勧めしない。とのこと。さらに一番いい葡萄の取れる北部地域はヒズボラの支配下にあり、そこでワイン用の葡萄を作るのは今は難しい(そりゃそうでしょう。)とのこと。
でも、今でも、クサラのワイナリーに寄るツアーがある。
http://www.saiyu.co.jp/itinerary/new/GELB12/


 そのレバノン人の人が絶対お勧めと言ってたのが、アルジェリアのプレジダン。(Cuvee du President)これも日本ではなかなか手に入れるのが難しいとのことだが、そういわれると飲んでみたくなる。この地域はチュニジアしか行ったことがないけど、その時は、フランス語オンリーの世界で、毎日の食を確保することに必死(?)で、とても、ワインを飲む余裕がなかった。今ではだいぶ進歩(?)したので、アルファベットで書いてるメニューがあれば、どんなレストランでもどうにかなりそうだが、なかなか行く機会がない。・・・

 何でこんなことを書いてるかと言うと、今日、久しぶりにイスラエルのワインを見つけたので・・・・。
http://www.ellavalley.com/he
 長野のサンクゼールと提携している新しいワイナリーみたいだが、一応、「エラの谷」がウエストバンクにないことを確認して(別にパレスチナ支持者ではないが、これも「国際ルール」になりつつあるので・・・)買うことにした。まだ飲んではないけど・・・。イスラエルもワインの主産地はゴラン高原だそうで、これもワイナリー巡りは難しそう。・・・・・

 話題がそれるけど、今、ヨルダンの旅行募集をしている人がいるが、その中に「ウムカイスの遺跡」がある。、さすがにウムカイスはゴラン高原の端っこ、シリアとイスラエルの国境近くなので、外務省的には無理だろう、と思ったら、問題なし、となっている。

http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=054#ad-image-0

ということで、やはり、どこが安全か見極めるのが難しい。・・・イスラム過激派に襲われたワイナリーというのはあまり聞いたことがないから、アルコールといえども、聖書に載ってる飲み物だし、ちょっとは敬意が払われているのだろうか・・・と色々と考えてしまいました。


  • いいね! 0
  • コメント 0件

0件のコメント