ウズベキスタンは、通貨スムにおいて、公式レートと実勢レートの闇レート(市場で両替されることから、バザールレートと呼ばれる)が存在する不思議な国です。銀行、空港、ホテルで両替すると、公式レートが適用され1ドル=約2,600スム(H15.8.29現在)ですが、バザールレートでは、交渉次第ですが1ドル=4,000スムと、公式レートの1.5倍のレートです。実際は、1ドルは4,000スム以上の価値かもしれません。市場での両替は違法らしいのですが、1.5倍のレート差は魅力があり、旅行中は市場で両替しました。市場ではマネーチェンジしないかと声をよくかけられます。
ウズベキスタンでは、年10%程度のインフレで、スムはドルに対して年10%程度下落しています。ドルの信用が高く、スムの信用は低いようです。タクシー、土産物屋では、ドルで価格提示されることもあります。宿泊したホテル(4箇所)では、すべてドルでの会計でした。
ウズベキスタンでドルが必要な場合、VISAカードかMasterカードでキャッシングすることになります。VISAカードやMasterカードが使えると言われた銀行でも、キャッシングできなかったことがあります。銀行の信用度の問題でしょうか?ブハラでは、3つめに行ったNBU(ナショナル・バンク・ウズベキスタン)でようやくキャッシングできました。銀行の手数料は3%でした。
日本円からスムへの両替は、NBUなど大きな銀行や大きなホテルでできます。