ナポレオンはやっぱり英雄です。

のりーたさん

ナポレオンを征服者、圧制者とだけ捉えるから反発されるのでしょうが、彼のヨーロッパ制圧の力の根源は市民を中核とした軍隊の創設です。 それまでの王政・貴族中心の各国軍隊は彼の平民主力の軍隊の前になすすべも無く崩壊しました。 

もっともその結果得た権力を自分が倒した王政と同じ体制を作ろうとしたために、今度は自分が倒した王政の無力さを実感した各国の市民軍に倒されます。

その結果再登場した王侯貴族が戦後処理をしようとウイーンに集まって延々と"会議は踊る”末に、遅れてきた小さな王国プロイセンを中心とする小農村貴族ユンカーを中核とするドイツ帝国の台頭を許します。

そして各国の帝国主義政策のせめぎあいの中で第一次世界大戦が始まります。

その頃を主題とした映画の中で、ドイツの捕虜収容所でジャンギャバンふんする労働者出身の捕虜の逃亡劇を中心にフランス貴族出身の士官と捕虜収容所長(プロイセンのユンカー(小貴族)出身)が敵味方同士のやり取りの中でこういいます。 結局どちらが勝っても負けてもわれわれの時代は終わる。これからは彼らの時代だと・・・。

時代を変えた個人は英雄と呼ぶべきでしょう。ヒトラーさんが時代を変えたかどうかはまだ歴史の結論が出ていません。

・・・墨塗りのお話は、それまで大切なこととして教えていた本をその同じ先生が切ったり、塗りつぶさせたことが子供の心に墨を塗ったのです。 ちなみに私はそれまでに絵に描いたような狂信的な忠心愛国型教師には習いませんでした。 これは大変ありがたいことだったと今も思っています。   

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