レポート

ルサカ(ザンビア)の交通事情 その1

公開日 : 2017年03月27日
最終更新 :

 ザンビアと言うと、リビングストンに行く人が大半で、ルサカに行く人となると青年海外協力隊の世界(?)になってしまうが、それでも何かの参考に。2017年2月の終わり現在である。なお、地図についてはグーグル先生はもちろん、ロンプラのルサカの地図がまあ正確。歩き方の地図は実用性がいまいちで、まだ、1999年に発行された「旅行人ノート2 アフリカ改訂版」の方がいい(?)かもしれない。

 国内交通についてはミニバス(タンザニアのダラダラ)とビッグバス(いわゆるバスのことだが、ザンビア人はこのように区別していた。これは合理的な言い方(?)で感心した。)が中心なのだが、北部方面長距離のミニバスはルサカ駅の北西にあるMalasha通り沿いのミニバスターミナルに到着する(ロンプラの地図が正確、タンザン鉄道のニュー・カピリ・ムボシからも終点はここ)舗装していない大きな広場、と言う感じでお店、物売りは何でもあるが、スコールが降るとぬかるみになるのが難点。

バックパッカー向けの安宿が多いチャーチ通り沿いに出るには、一度カイロ通りに出る必要があるが、チャーチ通り(カイロ通りが始点)が、ザンビア鉄道の線路もオーバーパスしているので、歩いて行っても遠回りしなくて済む。カイロ通り沿いで、チャーチ通りを少し越えたところに、南ア系スーパーのShopriteの大きな店舗があるが、駅やインターシティバスターミナルに行く人は便利。チャーチ通りの線路を渡ってすぐのところの左手にLevy Junction Shopping Centerという、イオンモールのような(?)南ア系のショッピングセンターがあり、スーパーも二つくらいあり何でも手に入る(ダル・エス・サラームはこの手のショッピングセンターは街の中心部にはなく、まるで天国に来たような気分だった。・・・)VodafoneではSimの販売と設定までしてくれるので、まずは、ここに行くのがルサカの第一歩か?

ルサカ駅はカイロ通りでなく、Dedan Kimath 通り側(線路の東側)にあり、駅のすぐ東側から南東部にかけて、広大な「インターシティバスターミナル」がある。ビッグバスは国際バスも含めて、全てこちらに発着する。リビングストンに行くのもここからだが、私はすぐに外人と分かるので(ちなみに羽田空港に戻り、京急に乗ったら周りは肌の白い人たちばかりで、しばらく慣れなかった。・・・アフリカ系黒人のいない世界が日常なんだなあ。というのは品川あたりで思い出した。・・・)「リビングストン?」と何度声をかけられたことか・・・リビングストンに行く人は悩まないので、声を掛けてきた人と好きなだけ交渉すればよい。ミニバスターミナルからは20分ぐらい歩くだろうか。途中ATMもいくつもあり、ターミナルに着くまでにクワチャは入手できる。

 

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3件のコメント

  • まあね

    彼等は日本みたいな所へもう出稼ぎする必要無くなるね。
    遊びに来るなら否定はしない。いつでもおいでの精神でいるけどね
    ろくに外交も出来ない阿部がボランテア政策続けてるおかげで
    しかし、先進?国が自分達の暮らしレベルをプレゼンするより押し付けるのはどうかな~
    タクの例ではまだ大半が白タク個人営業=日本の個タクとは違う?
    メーターなど入れず1人乗せてテキトーな報酬が欲しいだけ
    そういう習慣の国だからね でもいいよねそういうの 早上がりが出来るじゃん♪ 残業なんてあり得ない
    今日は自分の目標達成したから店閉まい。腰痛が職業病と言われる日本のドライバーに言わせれば天国かもね
    ボクはもう定款どおりに出来なくなっている

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  • ルサカ(ザンビア)の交通事情 その3

    この空港、最初に荷物チェックがあり、それを過ぎるとチェックインカウンターなのだが、そこには何もない。トイレすらも・・・・なので、荷物チェックの前の出発ロビーのところに何があるか、よく見なかった。また、イミグレを通った後の制限エリアにはしょぼい免税店しかない。ラウンジはカードで使えるラウンジは閉鎖されていて、南ア航空、ケニア航空、FNB(南アの銀行だがラウンジサービスをやっているみたい。)のラウンジしか開いてなかった。ただ、バー(これもしょぼいのだけど)のビールが同国ブランド「Mosi」の375ミリリットル瓶が25クワチャ(300円)で、制限エリア内のビールでは世界でも有数の安さでは・・・(街中では10クワチャ以下みたいなので、かなりぼっているには違いないが。)10本飲んでも3000円か、とも思ったが2本でやめた。

    ボーディングゲートはなく、タラップまで歩いていった。タラップに行く出口へのアプローチには小学生の絵などが飾っていて、首都の空港というよりは田舎の駅みたいな風情があってよかった。でも、数年もすればどっかの国の援助とかで「バカ空港」に変わってしまうのかなあ。






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  • ルサカ(ザンビア)の交通事情 その2

     私は当然のことながら「ルサカ空港」に行きたいので、空港行きのタクシーを探すのとバスターミナル見学を兼ねてきたのだが、タクシーが見当たらない。正確に言うと、「正規タクシー」がない。JICAの資料で「ルサカの正規タクシーはオレンジ色のラインが入っていてLSK(街によって違う。念のため)という表示がある。」というのだけど、確かにそのようなタクシーはあるのだが全て乗り合いタクシーのバン型(ミニバスと乗り合いタクシーのすみわけはよく分からなかった。・・・)しかなく、セダンがない。セダンで「タクシー?」と声を掛けてくるのは全て白タクである。これは困った。・・・

    Dedan Kimath 通りを境に、バスターミナルとマーケットが西側、乗り合いタクシー乗り場が東側にあるのだけど、乗り合いタクシー(これは全てオレンジ色の線が入っている正規のもの)で差配しているお兄ちゃんに「空港に行きたい」と言うと、(当然ながら)乗り合いタクシーでは行けない、という。でそのお兄さんが近くのお兄さんに声を掛けた。白タクである。値段を聞くと300クワチャという。2013年版ロンプラが150、2014年版JICAが200で最近は値上がり傾向、という情報しか持ち合わせてなく、若干迷ったが、カピリからのミニバスも手持ち資料より上がっていたので、こんなものだとダン。タンザニア以上に「白タクには乗ってはならない。」はずなのだけど、正規タクシーを差配してるお兄ちゃんの紹介だから、変なことはないだろうという妙な安心があった。

    このタクシー乗り場側には「ショップ」が並んでいるのだが、そこの道路沿いの一番端に荷物預かり、がある。と言っても若者が荷物の見張りをしているだけで、表から見えるのだけど・・・。看板はなく、ポリ袋の荷物をいくつも置いてあったので(昔、タイでこの手のショップに預けたことがあることを思い出した)荷物預かりだ、と思って「きゃんない りーぶ まい ばっげーじ?」と聞くと「Luggage?」と直された。トランプ英語でなく、きちんとクイーズイングリッシュをしゃべらないといけない。スポーツバッグくらいの重さで5時間15クワチャ(300円)と言われた。渋谷でコインロッカーに預けるのと同じで、高いと思ったが(なお、はかりはなかったので、体積と個数で値決めしているみたいだ)、相場は分からず、荷物預かりで値切るのは荷物に影響しそうなのもあり、これもダン。予備財布やらタブレットやらも入れたまま預けたが、もちろん問題なく引き取った。帰ってきたときはわたしの荷物を枕にして本を読んでいたが、そのくらいの方が安心(?)できる。

    また、ショップの中には冷蔵ケースを置いて「Zanbeef」(ザンビアビーフの略かと思っていたが、商標らしく、そういう観点からは本物かどうかまでは分からないが)を売っているお店があり、ここで生の牛肉を買って帰るのか・・・というアンバランスなところが面白い。向かいのインターシティバスターミナル側のマーケットにはSimから日用品まで売っていて、食堂もあり困らない。

    そして乗ったタクシー、タンザニアもザンビアも助手席に座る式なので、助手席に乗り込んだが、方向的にやや違う方向に走り出した。最初からグーグルマップをスマホに表示させて、ドライバーに見えるような位置で確認する、というのも手としてはあるのだけど、それは最後の手段と思っていたし、「都心」なので一通なんかもあるし・・・で、最初、この運ちゃん現地語(ニャンジャ語なんだろうけど、ベンバ語との区別はできず。スワヒリ語とは違うことが何となくわかるけど・・・これらのバンツー系の言葉というのは元々西アフリカ起源で今やサハラ以南のアフリカ大陸ほぼ全体に浸透しているそうなのだけど、どう違うのかどこかでかじってみたい。)のラジオを付けていて、DJと音楽がとてもよくていいなあ、と思っていたら、突然、英語の放送に切り替えた。

    何で英語にするんだろう・・・と思っていたら、何と「渋滞情報」を放送しだしたのである。こちらは全く土地勘がなく、チャーチ通りとカイロ通りくらいしか聞いてても分からない・・・「首都高速6号線は加平を先頭に○キロ渋滞・・・」なんてジモティじゃないとラジオでは分からない・・・・というか、この運ちゃん、すごく気を使っているのか、ということが分かり、思わず苦笑いしてしまった。

    確かに渋滞を避けるためにかなり色々と努力してくれたのはよく分かる。ルサカ空港は道路が空港で行き止まりになっているため、横を通る幹線道路とかいうのもなく、これだと「空港バス」でも運行しない限り公共交通機関は難しい、というのは着いて分かったこと。まだアジアの空港みたいに大衆化されてなく、選ばれた人たち(?)が行く場所なんだなあ、というのはダルでも思った。

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