レポート

●2017,8,13付 在エジプト日本国大使館からの情報 一般犯罪(ひったくり被害)に関する注意喚起

公開日 : 2017年08月14日
最終更新 :

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/travel/7927/1212019575/

エジプト在留邦人の皆様へ
                    平成29年8月13日
                    在エジプト日本国大使館領事部

    一般犯罪(ひったくり被害)に関する注意喚起
         (平成29年8月13日付)

 当地在留邦人より、本日(13日)、マーディのカイロアメリカンカレッジ付近でひったくりにあったとの連絡がありました。本人の話しでは、事件は210通り近くの253通りで発生し、犯人は1人でバイクに乗っていたとのことでした。また、本人がその後聞いた話しとして、先週、同じ地域で同様な事件が更に2,3件発生していたとのことでした。
 最近の物価上昇等を背景に、上記のようなひったくり被害、空き巣や窃盗事件、スリ、詐欺(偽警官詐欺含む)等の一般犯罪が増加する恐れがあります。
 在留邦人の皆様におかれましては、上記情勢に十分留意のうえ、外出される際には、周囲確認を怠らないとともに、通りを歩く際には、車道と反対側にバッグを持つ、スマートフォンを含め、高額なものは露出させずにポケット等にしまっておく等の対策を取ってください。なお、万一被害にあった場合は無理に抵抗せず、身体の安全を最優先してください。その後、警察に被害届を提出するとともに、大使館領事部に連絡願います。

在エジプト日本国大使館領事部
TEL: 02-2528-5910
FAX: 02-2528-5907
Email: ryoji@ca.mofa.go.jp
HP: http://www.eg.emb-japan.go.jp/j/index.htm



※エジプト カイロ ニセ警官詐欺の手口例

いずれも制服警官が周辺にいない場所にて、

:検査型

私服自称警察官が偽札・麻薬などの所持品検査をすると称して、金品を抜き取る。

:両替話持ちかけ・自称警察官登場型

一般人が路上で両替や禁制品販売の話を持ちかけ、立ち止まったところに警官役が登場し、
「路上両替は違法だ。検査する」
と称し、金品を抜き取る。

※対応ノウハウ

過去、在エジプト日本大使館による地元当局への確認報告では、
外国人に対して私服警官による路上所持品検査などは行っていない、との回答だったとのこと。

よって、路上にて所持品検査を要求してくる私服の「自称警察官」は、
まず偽警官と疑うべき。
(ただし、警察署や軍事関連施設・政府重要施設等周辺では警戒の私服警官がいることはある。)

「警察署へ行こう」「日本大使館にて対応する」
などと返答し、立ち止まらず、路上の警察官や門番がいるところへ徒歩で向かうこと。
外国人に対する偽警官詐欺が発生する理由の一つは、顔が割れにくく、逮捕される可能性が低い故。
よって犯人グループは地元民や警察に面が割れるのを極端に嫌がる。
制服警官がいるポイントや警察署の場所を覚えておくと、より良い。

:大麻吸引・自称警官登場型

繁華街や観光地にて、日本語・英語で話しかけ、飲食店などへ誘い、親しくなったところで、
「ナイトスポットへ行こう」 
などと更に誘い、道中、一休みと周囲に人気のない所で煙草を吸うと、ニセ警官役登場。
吸っていたのは大麻で、
「君も捕まってしまう。 だが、X百ドル払えば見逃してくれると言っている」
と共犯意識を持たせ、金品を提出させる、という手口。

※対応ノウハウ
まともな人はそれぞれの地元や勤務先で、働いているか勉強している。
外国人旅行者が徘徊するエリアにて、日本語・英語での能動的濃厚接触・交遊を仕掛けてくる人物は疑うべき。
当然このような仕組まれた状況で登場する「自称警官」は偽者であり、人気のある方へ立ち去ること。
また、大麻・薬物類を勧められた場合、弱みを握られることになるため、一切断ること。

その他の変種や、女性の場合 結婚詐欺といった被害例もあり、エジプト渡航前に在エジプト日本大使館サイトやガイドブック等を読んでおき、事前知識を備えると良いでしょう。

他参考:
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/subject.cgi/travel/7927/

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