レポート

ルアンパバーンから陸路でビエンチャンへ

公開日 : 2017年11月08日
最終更新 :

1日目の行程はバンビエンまで。南バスターミナルからビエンチャン行以外に朝のバンビエン行がある。
ロットトゥーも反対側の国際バスターミナルから1時間毎くらいにある。速いのだが、狭い車内と見晴らしが効かないのが難点。大型バスのほうが乗り心地が好く、車窓もよい。

モンマーケット向かい側の県のツーリストインフォメーションの案内(貼り紙)ではバンビエン行は9時30分発。
しかし、この情報は何時のものかわからず、確実とは言えない。
いくつか旅行代理店やゲストハウスをまわったが信頼できる情報は直接バスターミナルへ行かなければ入らない。

今回はビエンチャン行のバスでも支障はないので当日確認すればよい。
旧市街の宿をチェックアウトしてトゥクトゥクで南バスターミナルへ。最近はドライバーが強気で運賃交渉も難しい。
一人乗車で南バスターミナルまで3万kipというのを2万kipにしてもらう。所要15分弱で午前8時到着。

バンビエンと言うと次発は8時30分発ビエンチャン行のVIPバスで、キャリーバッグは先に階下のトランクルームに入れられてしまう。それから窓口でバンビエンまでと言ってお金を出す。

いくらか訊ねないと窓口の男はいくらとも言わない。13万kip。バンビエン行のVIPバスだと10万5千kipのはずだが、ビエンチャン行に乗車する場合はビエンチャンまでと同額取られるがやむを得ない。
チケットには食事券が付いている。昼食はどこなの。カーシーだよ。以前と変わらない。

バンビエン行の時刻は案内所の9時30分が正確だった。あそこの情報は当たる場合もあるのか。
ここのバスターミナルの出発案内はホワイトボードに日替わりの手書きである。
書いてあるのは前日の10月31日の情報で、本日の8時30分のVIPバスは掲載されていない。

ターミナル内の売店で串焼きとカオニャオを買ってバスに乗り込む。チケットには座席番号が書いてある。
しかし、指定された席には先客があった。そこはわたしの席なんだけど、年配の女たちは足が悪いから階段そばのこの席にしてくれと。こういう場合はまだ空いている適当な席を確保するのが吉。
出発間際に隣に若い女が座った。ビエンチャンまで行くの。カーシーよ。
昼食券の付いたチケットを買わされて気の毒だが、1時間後のバンビエン行はまだ売らないみたいだ。

バスは階下の1階席が荷物室になったハイデッカー。車内トイレは使えない状態。
タイの1等バス相当のようで飲料水と菓子が配られる。シートの状態は良く、乗り心地は悪くない。

国道13号線はいくつも幾つも峠を登って下る。トンネルも橋梁もないから等高線に沿ってうねうねとカーブを繰り返す。仮設トイレのある道端のスペースでトイレ休憩。昼頃になると山の上の村でも学校帰りの子供たちを見かけるが高速で走るハイデッカーのバスでは視線も合わないし、写真も撮れない。窓の開く以前のバスが良かった。

中国人の工事現場の仮設住居があちこちに出現。
プークンというシェンクワン(ポーンサワン)への三差路が最高点。ここからうねうねと山道を下って、カーシーへ。
カーシーの昼食は記憶に残る店。ご飯もの(カオラッタナー)と麺がある。フーにしてみた。
ご飯もののほうが良いかも。

バンビエンではバスターミナルに入らず、旧飛行場そばで降ろされた。ロットトゥーの停留所ができていた。
バンビエンからビエンチャンの翌朝のバスのタイムテーブルをきちんと調べたかったのだが、ここでは無理。
電話して宿の車に迎えに来てもらう。滑走路に入る手前に水が溜まって歩きにくそうだった。

ロットトゥーの手配をしている男に尋ねる。
普通バスのタラートサオ・バスターミナル行は5時30分、6時30分と朝が早いらしい。
カーシーから来るやつもあるだろうと尋ねると、バンビエンは8時ころに通るらしい。

タヴォンスックリゾートに下りていく坂、いまだ未舗装でがらがら道。
この先にボート乗り場があるのだから車通りは多く、舗装すればよいのに。
リゾートのレセプションは西洋人のチェックインで余裕がなく、親父も愛想がなかった。

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4件のコメント

  • バンビエンからビエンチャンの宿へ

    バンビエンの旧飛行場前の停留所では、ビエンチャン北バスターミナル行のロットトゥーが客待ちをしていた。
    ビエンチャンへは当然そのロットトゥーに乗ると思われたが、わたしの乗るのはシーカーイ行のソンテウ。
    朝の利用客は行ってしまったのか、ロットトゥーの利用者はあまり増えず、ソンテウもなかなか来ない。
    20分待っても来ない。そろそろしびれを切らしてきたが、他の手段があるわけでもない。

    9時55分頃になって、バンビエンと行先を掲げたトラックバスがやってきた。ビエンチャンに行くの。そうだよ。
    荷物をもって乗り込む。
    通常のソンテウはピックアップタイプの車体が低い車だが、今日の車は荷台を客席にしたトラックバス。
    この路線のピックアップタイプのソンテウは長椅子の座り心地がよく長時間の乗車に向いている。トラックバスは元々トラックだからサスペンションが固く、座り心地もそれなりだが、仕方がない。
    向かいに座っている女。先客ではなく運転手の相方みたいだ。

    中途半端な時間帯から客は現れない。道の途中で停車していたソンテウの前で停車。

    そっちへ乗り換えさせられるのかと思ったらそうではなく、向こうの車から男性乗客を一人引き取った。一便早いソンテウに乗っていたらそこで動けなくなっていたのかもしれない。

    男はナムグムの辺りで降りていったが、その付近から利用者が増えていく。
    ロットトゥーの利用者は旅行者が主体だが、ソンテウは生活者が主体。おばあさんが生きた魚を缶に入れて持ち込んだりして、興味深い。先ほどバンビエンで客待ちしていたロットトゥーが追い抜いてゆく。

    ビエンチャンに近づくと乗降は増えるし、車の数も多いのでなかなか進まない。それでも北バスターミナルへの道を分けると、終点のシーカーイは近い。13時40分ころシーカーイ到着。運賃4万kip(ロットトゥーは5万kip)。

    シーカーイからはタラートサオ行の軽トラ改造のソンテウに乗り換え。
    1kmほど走るとワッタイ空港道路と合流する。ここからはよく知った道。ワットインペンの裏で降ろしてくださいと頼んだのだが、裏通りへは入らずワットインペン寺院の前で停車。運賃は5千kipだった。

    宿まで歩くと、この日はまだ部屋の準備ができていなかった。
    カバンは預けてメコン川沿いのカフェで休憩、3時過ぎにチェックイン。

    レセプションの女にタートルアン祭りは何時と尋ねる。
    11月2日3日、今日と明日よ。明日タクバーツの行事があるのよ。
    到着した日にタートルアン祭りとは。ぴったりのタイミングだった。

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  • 17/11/08 18:25

    尾根道が良かった

    バスが尾根道を通って周りの山々が眺望できるのが良かったです。また行きたい。

    バンビエンは屋台の朝粥がおいしかった。

    リゾートホテルではなくGHに泊まりました。

    またレポートください。

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  • バンビエン近況

    バンビエンの近況はビエンチャン特派員だった藤田昭雄さんが以前レポートしています。

    わたしはこの町ではタヴォンスックリゾートに泊まっています。
    バンビエンは短期滞在の旅行者が多く、次々と外国人旅行者がやってきます。町の人たちの旅行者の扱いがラオスにしてはぞんざいで、ただの金づるというか馬鹿にされているように感じるのです。
    タヴォンスックは、この町の宿の中では丁寧な印象があるのですが、少し変わってきたのかもしれません。
    西洋人には親切でもアジア系は無視、というような対応を感じました。

    遠いところをよく来たね、お疲れさまという日本の老舗旅館のような気持ちが大切だと思うのですが。

    部屋はレセプション棟に近いスタンダードツイン。ベッドはキングサイズと標準サイズの二種。バルコニー付。
    冷蔵庫、ブラウン管TV、オープンタイプの収納。部屋の照明は日本人からすると暗い。
    TVをつければ照明代わりかもしれない。
    インテリアはソファやテーブルなどリファインすれば居心地が好くなるだろう。

    ナムソン川傍のレストランで食事。
    ケーンペットガイ(鶏のカレー)を頼んだら、スープがインスタント食品のようだ。
    タイやルアンパバーンで美味しいものを食べていると物足りない。

    どこの有名観光地も大陸からのグループ客が増えた。
    川面をグループ客を乗せたボートがブンブン行き交い、静かな夕暮れはどこかへ行ってしまった。
    レストランの川端は外来客のボート乗り場だから人が多いのはやむを得ないが。

    レストランの下っ端の女の子が素直な反応してくれたのが救いか。

    翌朝の朝食ビュッフェは7時からだけど、団体客が早朝から出入りしているので少し時間をずらす。
    卵焼きか目玉焼きか、卵料理とトーストまたは粥。飲み物。というような感じで選択肢は少ない。
    食事を終え、荷造りを済ませて出発。バス乗り場まで送ってもらう。

    旧飛行場の停留所でもバンビエンバスターミナルでもどちらでもいいので送ってください。
    午前9時30分、ピックアップしてくれた停留所に戻った。

    無料送迎してくれたからサービスは悪くないが、愛想はないね。

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  • 17/11/08 16:48

    バンビエンは嫌いな街だったのに

    なぜ寄ったのか?
    続編を望む

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