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外務省安全情報

公開日 : 2017年11月22日
最終更新 :

先月から今月にかけて15日間、ボルネオ島北部を旅しました。目的は「ブルネイ」とサバ州「サンダカン」、ブルネイは初めて訪問した国になります。問題は「サンダカン」ここ数年で1~2回島しょ部で、イスラム系過激派「アブサヤフ」による誘拐事件が発生しています。サバ州政府観光局によれば、現在はマレーシア・フィリピン両軍の掃討作戦により過激派自体かなり弱体化しているとの事です。外務省通達では危険度3「渡航禁止」です。他の国はどうでしょう?CANからBKIの機内で香港在住の豪州人と同席になり、BKIからタワウに行きダイビングを楽しむそうです。私も10日前奄美大島でダイビング初体験、興味を持ち話を続けると年2回通っているとの事。
サンダカンに興味を持ったのは、山﨑朋子のノンフィクション作品と旧日本軍による戦争犯罪おまけでテングザル。BKIからはレンタカーを利用しました。右ハンドルに安価なガソリン(1L=¥62)。サンダカンの街には1番から9番までの娼館があったそうですが、戦災で焼け落ち今では見る事ができません。戦前まで多くの「からゆきさん」が送り込まれたようです。現在の豊かな日本人には想像すらできないでしょう。日本人墓地は山の中腹にあります、駐車場からさらに獣道を400~500m進んだ所にありますが、手入れはされてなく、赤文字で「日本人墓地」
の標識が草むらの中に立ってました。サンダカン空港の近くに「SANDAKAN MEMORIAL PARK」があります。旧日本軍の捕虜収容所跡です、空港建設に携わった豪・英のPOWは2500名。その後戦況悪化で260Km離れたラナウという町に移動させられますが、無事ラナウに到着したPOWも処刑され、戦後生存者は脱走に成功した6名のみまさに戦争に名をかりた犯罪です。サンダカン死の行軍については今年2月キャンベラの博物館で知りました、PARK内には立派な資料館があり、豪・英・米の観光客がひっきりなしに訪れていました。日の丸バッジ・ワッペンを付けた私を学芸員の方が見つけ記帳を求められ快く引き受けました。長くなりましたが日本の安全情報どう思われますか?

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2件のコメント

  • Re:長くなりましたが日本の安全情報どう思われますか?

    外務省は最悪誘拐されたり殺されたりテロが起きる危険性があるから「3」としているのでしょう。

    「2」クラスは何度か行きましたが「2」クラスになると街中の商店の入り口でライフルを構えたガードマンがいます。

    でも、危険は全く感じませんでしたけど。

    成功を祈る!

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  • 現地観光局曰く「海に出なければ問題ない」とのことでした。

    2年くらい前にサバ州のサンダカン、ラハダトゥ、タワウなどを訪れました。
    外務省から渡航に関する情報(渡航注意か渡航禁止かは忘れました)が出ていましたが、現地(コタキナバル)の観光局のスタッフは「島に行ったり、海に出なければ問題ない。ダイビングなどで沖に出る時は注意が必要かも・・・。街は問題ない。」とのことでした。実際、私が訪れたこれらの街は全然問題ありませんでした。

    サンダカンの日本人墓地を訪れられたんですね。
    マレーシアには、各地にに本人墓地が点在していますよ。ボルネオ島側だけでもサンダカンをはじめとして、タワウ、コタキナバル、ラブアン島、ミリ、クチンに日本人墓地があります。

    また「死の行進」の終着地 ラナウには、POW関連のいくつかの記念碑が建っていますよ。
    もしご興味をお持ちであれば、次の機会にでも訪れられてもいいかもしれませんね!!!

    ご参考までに、これまでに訪れたこれらの場所の様子は、下記ご参照くださいな。
    http://www.geocities.jp/gogo_kyoro_chan_174/volume_01/866_japanese-memorial-malaysia/index-japanese.html

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