今回の上海旅行は支付宝の開通(結局だめだったが)が目的だったため、今持っているスマホでネットにつなげる必要性があった。これもいろんな説があるのだけど、日本のスマホの電話銀号にSMSを受信しないと、中国のSIMでつなげても日本で維持が出来なくなる。(これも諸説あり、中国銀行の職員は外国の携帯の電話銀号SMSでは口座との結びつけができない、と言ってたが、彼女が外国のスマホを持ってるわけでなし、やってみないと分からない。)・・・ということで、生まれて初めて、海外用Wi-Fiルーターを持ち歩くことにした。もう一つはVPNを利用するため、であった。
七年前の上海渡航時は、そもそも旅行時にネットは使っておらず(旅行前のみ)、現地では時々、ネットカフェに行って、メールチェックといくつかのサイトを確認する、くらいだったのだが、今の旅行スタイルはグーグルマップとグーグル先生は必須、になっている。後は航空会社、ホテル等のサイト・・・今の中国ではグーグル、フェイスブック、ツイッターへの接続が出来ない、くらいは知っていたが、地図は百度地図で代替できると踏んでいたが、グーグル先生は・・・
VPNと言うとこのサイトが有名だが、
http://www.vpngate.net/ja/
(このサイトは中国ではもちろんつながらなかった。)
実際、どこまで役立つものか・・・
一応、どこのWi-Fiルーター会社も中国用にVPN設定が出来るようになっていて、別料金を取ったり、特に取らなかったり・・・実は渡航前には支付宝の理屈理解(?)に忙しく、こっちの方の準備が出来ておらず、とにかく某最大手会社で空港で借りることにした。設定はすぐ出来たのだけど、「性能」を確かめるすべがない。おっかなびっくりで上海の地に着いた。
そしてルーターとスマホの接続設定をしたのだが・・・グーグル先生にはつながらない。というか、グーグルのサービスは全くつながらない。マップは「大鳥居」から、全く動いてくれない。私の設定が悪かった可能性もあるのだけど・・・確かめようがない。また、この板もつながらないという人を案外見るが、やや、スピードが遅いものの、「地球の歩き方掲示板」にはつながった。結局、「さすけねえさん」のレスはほぼリアルに見られるのに、グーグル先生に質問ができないという考える限り最悪(?)のネット環境を持ち歩くことになったのである。
ヤフーの日本もつながらず、質問はインフォシークが何とか対応(それでもリンク先は見えなかったり)してくれたが、みんなどうしているんだろう?地図は百度地図で問題なく、プッシュ通知も許可にしていたら、明日の天気(中国語だが)とかつまらん情報が案外役に立ち、これは中国旅行では必須かも知れない。
歩き方には現地でデータローミングすればこの問題は解決する、と記載があり、気になっていた。ドコモの場合、中国聯通だが、どうせならやってみようと1dayローミングを現地で申し込んだ。すると・・・なんとグーグル先生に質問出来るようになったのである。
だって、中国聯通のインターネット網の中で例の「金盾」も動いているのでしょう。・・・私も詳しい仕組みは知らないが、中国のインターネットも物理的に外国につながっている口はそんなにないはずだから、そこの部分で外国のけしからんサイトに繋ぐのを制限しているはずで、wifiルーターだって、どこかの通信網を使っているから、ローミングだったら、つながるというのはどういうことか・・・もちろん、すぐに限界容量に達するので、大して使わなかったがgmailでやりとりしている人は、こっちだけでも有用である。
ということで、ルーターもあんな余計なものをもって歩く手間もあり、Wifiルータ自体はもう二度と使わないが、VPNについては、もう一度リベンジしてみたい。