メスキータ付近を歩いているとアラブ系?の小柄と大柄の女性二人組に声をかけられました。
小柄の女性はローズマリーを手にし、私に嗅がせてきました。
そして両手の手相を見られて、「あなたは二人の子供に恵まれ、良い家庭を築けます」と言われました。
その女性は妊婦だそうで、膨らんだお腹を見せられました。
この後はスペイン語でよくわかりませんでしたが、「ワンコイン欲しい」とだけ聞き取れました。
手相を見てくれたし、ローズマリーも貰えたのであまり疑問を持つこともなく€1渡しました。
その後、自分のお腹と塔?を示しながら「€5ほしい」と言われました。
お腹の子供に捧げてほしいと言う意味かなと思い、多少の疑問を抱きつつも自分の財布を覗きました。
ところが€20札一枚しかなく、€5札はないと言うと「チェンジ、チェンジ」と小柄の女性は自分の巾着に入ったお金を見せてきました。
お釣りがあるのかと思い€20渡すと、こちらがお釣りを要求する間もなく話は進み、次は「片方の手につき20」と言われました。
「もうない」と言うと、「このデイパックの中にあるでしょ」と大柄の女性共々言われ、外貨や残りのユーロを入れていた財布を取り出しました。
チェックアウトの時間が迫っているし、宗教上の理由がありそうだし、€40で済むなら▪▪▪と思い財布を開けると小柄の女性は手を突っ込んできて€50札を取り、くしゃくしゃにし自分のポケットにしまってしまいました。
私が「マイマネー!」と言うと、大柄の女性が割って入りすごい剣幕で何事かを言ってきました。
取り替えそうと必死に奪い返そうとすると、手に持った€20札を返してきました。
返してくれるんだと思いポケットから€50を奪い返そうとすると、小柄の女性はポケットを守りながら「Mirar!!」と何度も言い、塔を指差しました。
続く