昨日の夜中の探索でそんなに危ない訳でもないことが分かったので、ホテルを出て、De Korte St.を駅の方に向かって歩き出した。通学時間帯で学生は多いが、この街の何が危険なのか・・・リュックも後ろにかるっている人も多い。ちなみにこのCBDとプレトリアのCBDは完全に黒人の街で、ケープタウンのような「人種の多様性」には欠けている。黒人は危ないという勝手な思い込みではなかろうか・・・そういう人たちにはルサカやハボロネのような観光客もいないので全く黒人だけで、しかも人がのんびりしている街(カリブ海のセント・マーチンなんかもそうだが、あそこは観光客が多いので白人が存在する)で「修行」した方がいいのではなかろうか・・・別途書くがハボロネではまる一日間アジア系の人間には出会わなかったし、白人も計10人も見なかった。
CBDのメイン通りの1つであるRisslk Stに出て駅に向かって南下すると、まずRea Vayaの駅が見えてきた。ダル・エス・サラームと同じ形式のBRTだが、路線図もなく詳しい切符の買い方も分からず。そのままパーク駅の方に向かうとハウトレインの駅があった。なるほどここね。ところが肝心なCity Sightseeing Bus(以下CS)の乗り場がない。(以下、私は紙の媒体しか見ておらず、ちょっとネットを見れば解決したことを解決できなかった事の好例である。)とりあえずパーク駅の中に入ることにした。歩き方にも写真がでているターミナルは長距離バスのウエスタン・ターミナルで、列車の駅ではないことが分かったのは二階のテラスから一望したときである。
二階には各銀行のATMが並び、お金には不自由しない。テラスから乗り出して下を見ようとしたら警備員に止められた。さらに記録のためスマホで写真を撮ろうとすると、撮影禁止とのこと。このターミナル内で首締め強盗に遭うのはかなりの至難の業・・・と思うくらい警備員が多い。ところがCS関連の表示はない。そのまま奥の方、イースタンターミナルに行く。まだ通勤時間帯のちょっと前くらい。こちらのイースタンターミナルには正面にでかい荷物預かりがあり、CBDをうろうろするにはここで荷物を預ければよい。
そして、隣接する超凶悪危険場所のミニバス乗り場・・・ロンプラでさえここに到着するときは前もってホテルにすぐに行けるように迎えを手配すべきだと書いている・・・の入り口に出た。なるほどこれは治安が悪い訳だ。・・・要はアフリカの普通のミニパスターミナルでとにかく人が多く、露店がひしめき合っている。何しろ「十中八九強盗に襲われる」のだから、とりあえずこの人混みに紛れ込む方が安全ではないか・・・ちなみに「日本人は目立つ」も何も東アジア系(インド系はそこそこいる)の人間は見渡す限り私だけで、人種的アウエイ感は仕方が無い。(ちなみにほぼ春節のさなかであったが、CBDでは中国人に全く会わなかった。)
バスターミナルを囲むように露店がひしめいているが、ターミナルに入る入り口は限られており、そこには客引きらしい人もいて、カオス状態である。とりあえず一周してみた。こういう昔の深圳みたいなところは今のアジアでは急速に無くなっているが、この危ない感は実は嫌いではない。ただ、いきなりここにミニバスで着いても、迎えに来いと行ってもどこで待ち合わせるかも分からず、土地勘がないと途方に暮れると思われた。