レポート

凶悪都市ヨハネスブルクの歩き方その9 City Sightseeing Busその1

公開日 : 2018年03月15日
最終更新 :

ヨハネスブルク最終日はCity Sightseeingのバスで回ること、と決めていた。ケープタウンで乗ったのだけど、なかなかいい。知らなかったのだが、なんと世界ネットの会社だとのこと。
https://city-sightseeing.com/en/destinations

チケットを次の街で乗るときに出すと一割引(ただし、そのチケットは回収されるが。)、ネットで買っても一割引だそうで、実際にケープタウンのチケットを出したら一割引になった。

ローズバンク駅9時発の始発にのるべく、8時過ぎにはハウトレインのローズバンクに着く。チケット売場はローズバンク駅に隣接するThe zoneというショッピングモールの中にあるのだが、入って言葉を失った。スタバもあるし、普通のチェーン店が一杯有り、アジア系や白人もたくさんいる。・・・CBDとは別世界である。チケット売場からバス停までががまたわかりにくいのだが「FNBのところを右に曲がってgo straight!」と書くと少しは参考になるだろうか。また、ケープタウンは15分おきにバスが走るが、こちらは30分おきで、終バスも早い。この辺もケープタウンに差を付けられている。

グリーンツアーという郊外線とレッドツアーというCBD中心の二系統があり、例のコンスティテューション・ヒルで乗り換える事になる。このバスのいいところは、動物園、軍事博物館など「公共交通機関では行きにくい」となっているところに寄ってくれるところである。また、日本語のガイドが(もとは英語を翻訳しているのだろうけど)すばらしく、各席についているイヤホンで聞くことができる。(各国語切り替えられる)録音して持って帰ろうかとおもったほどである。

定刻に発車し、まずは動物園に行くのだけど、私自身、昨年からタンザニア、ザンビア、ボツワナ、南アと回っているが、動物は牛と犬しか見ていない。(ちなみにスイスも三回行ったが、まだアルプスを見たことがない。)せめて、「アフリカでライオンを見た。」と言うためにヨハネスブルクかプレトリアの動物園に行くことをまじめに考えていたのだけど、時間が無くてどちらも断念。

9時40分に問題のコンスティテューション・ヒルに到着。レッド・ツアーに乗り換える。ここには車やタクシーで駆けつけていた人も何人もいて、やはりCBDに泊まる人は何らかの手段でここまで来て乗る、というのが正解のようだ。ちなみに切符はドライバーから買うことも出来る(窓口はカードが使えるが、ドライバーからカードで買えるかは定かで無い。)9時45分に出発。

最初のバス停のマイニングディストリクト近辺は昨日も歩いたのだが、解説が付くとだいぶ違う。ガンディーSQに出てそのまま直進する。なんと500メートルくらいでカールトンセンターである。何だこんなに近いところにあるのか・・・が、係員が案内するという。私も含めて三人降りたのだが、彼に従ってセンターの中に入った。

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2件のコメント

  • なんでいつまでもこういった人種差別を続けるのだろうか

    https://www.nytimes.com/2018/03/15/world/australia/south-africa-white-farmers-peter-dutton.html 

    今日ラジオで言っていたニュースから(高島さんの書き込みには直接関係がないのですが)。

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    Re: なんでいつまでもこういった人種差別を続けるのだろうか

    ポチとミケさん、こんにちは。

    私はこれがびっくりでした。National Geographicって、いろんな場所を取り上げるし、読んでいても(日本語の方が多いですが)それほど差別的とは思っていなかったのですけど、自分たちでそう言うんだったらねえ。・・・

    http://money.cnn.com/2018/03/13/media/national-geographic-racist-past/index.html?sr=twCNN031318national-geographic-racist-past0318PMStory

  • 凶悪都市ヨハネスブルクの歩き方最後 City Sightseeing Busその2

    建物の入り口には、確かに銃を持った警備員がいるのだが、基本的にはガンディーSQの延長で高校生なんかも多いショッピングセンターである。が、CBDには世界ネットのお店は無く、ここもローカルお店しかない。地下の入り口で入場券を買うのだが、ガイドが言う「フィフティーン」の意味が最初分からず、R200出したところ(50階の展望台にエレベータで有料で上がるので150という意味と思った。)小さいのを出せ、という。なんと、R15であった。上に上がって思ったが、ここはR15のまま、時間が止まっている。・・・・

    360度見渡せるのだが、説明用のパノラマ写真が白黒である。建物の名称は変わっているのかどうか分からないが・・・なかなか衝撃的なのは景色をざっと見てもクレーンが全く見当たらない、つまり高層建築物の工事がほとんどない。ローズバンクのあの狭いところでさえ、ビルの新築工事をしていたのに。・・・・経済力の問題と言うより、やはりCBDに中産階級が戻ってきていない、ということだろうか。バスのガイドでも「ブラック・ダイヤモンド(シエラレオネのやばいダイヤではない。念のため)」という言い方で黒人中産階級の増加に南アの将来がかかる、みたいな言い方をしていたが、それはそうだろう。

    ガイドに次のバスに乗るから放っておいてくれ。と言っても良かったのだが、そもそも時間が切迫しているので、15分くらいの滞在で下に降りる。バス停は閉鎖されて廃墟のままのカールトン・ホテルの車止めの真ん前である。バスはそこから再び郊外に向かい、金鉱テーマパークであるゴールド・リーフシティに向かう。ここでソウェト行きのバスは乗り換えるのだがこれも時間が無くパス。次のバス停で隣接するアパルトヘイト博物館で降りて、見学した。

     ここの面白いところは入場券を白人と非白人に分けて渡して、それぞれ別の入り口から入るのだけど(二人連れだと親子だろうがカップルであろうが、必ず別々にさせられる。)、入ってからもしばらく通路が別のままで展示物があり、しばらく行かないと合流しない。私は一人だったけど「何で別々のまま進ませるんだろう。」と実はいらだっていることに気づいた。これが博物館側の一番の目的なんだろうけど。

    この博物館の最大の欠点は順路がわかりにくいことだが、中身は非常にしっかりとしていて見応えがある。ケープタウンでは映画「第九地区」のモデルになった「ディストリクト・シックス博物館」(第六地区博物館)にも行ったが、こっちのいまいちさに比べれば断然いい。

    ここの博物館で14時くらいだったか。時間切れであとはそのままバスに乗るだけとなった。コンスティテューション・ヒルでグリーンツアーに乗り換え、ローズバンクへ。ローズバンクモールを少しうろうろして、ウールワースの食料品スーパーでようやく普通のビルトンを見つけた。CBDにこのローズバンクモールのようなショッピングセンターが出来るのはいつになるのだろうか・・なんて思いつつ、空港行きのハウトレインに乗った。

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