スイスの鉄道で

何を期待しますか?

おららんさんの見ごたえとはどんなものですか。収穫は９月末からですからまだ熟すのには早いと思いますが、ブドウはどの畑でもたわわといっていいでしょう。ローザンヌからモントルーまでのレマン湖北岸の急斜面はその立体感!とレマン湖の湖面が織りなす風景は世界遺産に指定されるだけの意味があります。農業をありわいとする友人に出発前ブドウ畑を見に行く日程を告げるとその時は　フン　ぶどう畑か という反応でしたが、いざその一角に立ってはるかに続くブドウ畑とエメラルドグリーンの湖面を行く客船の航跡を目にした時、彼は　恐れ入りました　と頭を下げました。自分でも作るブドウ畑とのあまりの差にごく自然に頭が下がったといいます。
ラヴォーのぶどう畑は単にブドウを見るのではなく、湖と想像を超える急斜面とこの風景に花を添え頻繁に通る客船とが　絵　になってしばし時間を忘れるという旅の醍醐味を味わえます。スイスの魅力は高い山や氷河だけではないことを知ることができます。
一般的な宿泊地はレマン湖畔の町、ヴヴェイ、またはモントルーでしょう。これらの町からは電車と徒歩でラヴォーのビッグポイントへ３０分プラス徒歩１０分で行くことができます。この風景のど真ん中でどっぷりこの風景にひたることができる場所といえば、Chexbres　シェーブル の　Le Baron Tavernier があります。ブドウ畑の端の斜面にせり出してしつらえられたこのホテルのレストラン Le Deck はレマン湖に沈む夕日という絶景をを見ながら夕食を楽しめます。このホテルはレマン湖の湖面から100mほど高い標高ですが、ほぼ水平に移動できる道路を西方向に行くといくつか小さなホテルが点在します。レンタカーがあればこの地域を味わうには絶好です。

湖に沿って湖畔の道路沿いにもホテルは点在し、星４つから２つまであり、RIVAZ リヴァ　の　オーヴェルジュ　ドュ　リヴァ　は星二つですが、オーヴェルジュの面目躍如、食事が大変おいしいホテルです。ただここはバスタブのある部屋はないようです。
モントルーからツェルマットへというと一般的にはフィスプまで国鉄の電車でしょうが、遠回りしてでも違う路線でと言えばゴールデンパスラインでツヴァイジンメン、シュピーツ経由ということになります。この場合は国鉄の旧路線、カンデルシュテック経由のBLSに乗らないと意味はありません。
ラヴォーのホテルについて詳しい位置等をご希望であればお問い合わせください。グーグルマップ上で特定できます。

ツエルマットへ行く日にシャモニに寄るといいですよ

インターラーケン、シュピーツ、ツヴァイジンメン、モントルーとゴールデンパスライン（ツヴァイジンメン～モントルー間が欧州車窓展望ベスト10）を通って、モントルーに出ると思いますが、右車窓が眼下にレマン湖が見れていいです。飛行機の着陸のように急降下してレマン湖まで降ります。世界遺産のレボーのブドウ畑はモントルー手前の両側に見えたかと。

宿泊はモントルーでいいかと。手前のツヴァイジンメンでもいいですが。
朝インターラーケンを出ればモントルーには正午前後に着けます。午後シオン城やルボーぶどう畑へ。

ツエルマットへはそのままフィスプまで1本です。

モントルー泊で、朝の列車で発てば。途中のマルティニで下車。モンブラン急行でまでモンブラン麓のシャモニまで往復すれば、シャモニで半日観光でき、ツエルマットに明るいうちに着けます。
シャモニはグリンデルワルト、ツエルマットと並ぶアルプス御三家で、モンブランやグランドジョラスなど4000ｍ級の峰々が素晴らしいです。

もう1泊できれば、できれば、シャモニは日帰り観光でなく、1泊されるとベターです。