やや早い昼食どきに牛丼屋に入ったときのこと。隣の外国人(アジア系)が朝定食を食べていた。お椀に入った玉子が付いているのだが、彼は悩んだらしい。生卵というのは分っているのだけど、店員に玉子を割るゼスチャーで「ヒヤ?ヒヤ?ヒヤ?」とご飯、味噌汁、小鉢の三つを指した。要は生玉子をどうやって食べるのか(何にかけるのか)分らなかったらしい。(それはそうだと思うが・・・)
聞かれた店員の女性はやはり外国人(名札を見るとベトナム人のようだった。)なのだが、彼女も普段は絶対受けることの無い質問(?)だったせいか、うまく日本語で説明できない。するとリーダーを呼んできたのだが、もちろんこの女性もベトナム人なのだけど、彼女はヒヤ?の質問にご飯を指して、「ご飯にかけて食べます。ごはんと混ぜて食べます。」と日本語で押し通し、その外国人もそれ以上の英語は通じないと思ったらしく、玉子を割り出した。
ということで、私も玉子かけご飯の説明を外国人同士でやっているのは初めて見た。彼女も日本人の食習慣をきちんと理解している、ということで、こういうベトナム人が増えれば、きっとベトナムでも・・・ちなみにインディカ米で玉子かけご飯をしたことはないが、案外よく合うかもしれない、と思った。