ひょっとすると中国旅行をする人たちの間では常識なのかも知れないが、ドコモやauの海外データローミングは「1日いくら払えば、普段使っている契約をそのまま持って行ける」仕組みに変わっている。
https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/ppko/
例えばドコモであれば、1日980円(キャンペーンでもう少し安いが)払えば、今、日本で契約している5Gなり20Gの契約をそのまま外国に持って行ける。(ただし、通話は別で、SMSも「海外料金体系」のままである。)今回、実験してみたのだけど、中国の場合はかなり使える。
要は海外用ルーターを借りるとVPNの設定をしなければならないし、現地でSimを買うと「金盾」の制限内でしか使えないが、ローミングであれば全く関係なく、グーグルであろうが、フェイスブックであろうが使えるし、「くまのプーさん」を検索しようが自由である。(ドコモは中国聯通とローミングしているが、なぜ、中国聯通とのローミングだと金盾の影響を受けず、中国聯通のSIMを買って使うと金盾の支配下に入るのか、いまいち仕組みが分らないのだが。)
あとは中国聯通の4G網のレベルだが、これは快適である。もちろん地下鉄や高鉄の中でも4Gだし、時々3Gになることもあるが、日本でドコモを使っているのとほぼ同じである。Gmailも問題なく、西湖を眺めていたらGmailの事務メールが来て慌てたこともあった。満員の地下鉄なんかだと、周りはグーグル先生とやり取りできないのに、こそっと私だけ先生に問い合わせる、というのは、親に黙って○○を見る・・・ような快感(?)がある。(あまりおおっぴらにやると問題になると思うので・・・念のため。グーグルマップについては別に書きたい。)
値段が高いのが難点だが、これが1日250円くらいになれば、海外ルーターレンタル会社が全滅(?)するくらいのインパクトはあると思う。中国の特殊事情がなければ、その他の場所では現地でSIMを買う方が安いということが揺らぐことはないと思うが、普段SimにSMSが来ないと困る、みたいな事情のある人やSIMの設定が面倒な人々の需要はまかなえそうな気がする。
昔は、その国の英字紙を買って、朝ご飯を食べながら読むのが日課だったが、最近はヤフーのニュースを見るだけになってしまった。そういえばどうしても間抜けと思うのがNHKワールドで、香港もシンガポールの宿も英語放送をやっていた。(というか契約していた。)日本人は外国で突然自国の英語放送観るようになる、とNHKは思っているのだろうか?KBSワールドはちゃんと韓国語放送である。ちょっとは見習えば?と思う。