香港に着いたのが18時半で、すぐにバス乗り場に行ったのだが、何となくいやな予感(数年ぶりの訪港)がしたので、手持ちのオクトパスカードを使わず、現金で切符を買ってA21に乗車。最近のAバスは見違えるほど便利になっていて、次の停車バス停がLEDで掲示される上に、最寄りのホテルまで全部アナウンスするのにはびっくりした。昔はそもそも停留所の案内もアナウンスもなく、彌敦道に入ったら、周りの景色とカンだけで適当に停車ボタンを押していたものだが。・・・・
その日はチェックインしてすぐにTSTの站に行って、オクトパスカードの残高を確認すると、窓口に行け、と出る。窓口に行くと、「expireしているので交換する。残高はそのまま移して、手数料は無料。」「・・・」こうして1998年以来20年使っていたオクトパスカードはお別れをいう間もなく、TST窓口の机の中にしまわれた。ウィキの受け売りだと、初期のオクトパスカードはセキュリティの問題から今年に入って交換していってるとのこと。やや感傷に浸りながら、いつものビアパブにそのまま飲みに行った。
帰りに寄った7-11で初めての海外Paywave使用に挑戦。コンタクトレスカードマークが付いているので、SMBCデビットカードをかざすと・・・やや時間がかかったが決済完了。小口決済は7-11くらいしか使わなかったのだが、普及率はいまいちという感じで、香港もQRコード決済との狭間にいるのかも知れない。ただ、大陸のものは生理的に受け付けない(?)香港人の間でQRコードがどこまで普及するのか、疑問だけど。
翌々日にHSBCのプレミアセンターでパスポートの更新をする。最初、セントラルの本店に行ったのだが、あそこだと色々と「儀式」が面倒なのと、14時には飛行機に乗る必要があったため、早くできそうなTSTの支店(ホテルから30秒くらいにあった。)で手続きをする。ただ、本店の1階のHSBCの歴史パネル展はおもしろかった。英国のEU離脱には触れていなかったが・・・。更新手続きは案外厳重で、前のパスポートの提出を求められ、現パスポートは写真部分をカメラで撮影する。電子署名を求められたが、どうしてもこれは苦手で、うまく書くには練習が必要とつくづく思う。(どうやれば練習できるか分らないが。)
香港で1つ失敗だったのは、到着翌日の飲み屋で「円決済」をしたこと。店員がカードを持っていって、決済後の伝票にサインする方式で、ワインボトル一本を空けて、やや酔っ払っていたというのもあるが、大体の計算円価と一致していたので、あまり考えずにそのままサインしてしまった。ただ、あとでよく考えると、ターミナルを持ってきてPinコードを入れる方式だと、その場で変えてもらえばいいが、最初の伝票にOKしてカードを渡す式だと・・・「HKDで決済してね。」声をかけないといけないか・・・でも初めてのところは?と色々と考えさせられた。