溢れかえる観光客に悩まされてきたヴェネツィアのコムーネが、一昨日新たな滞在税徴収を可決したそうです。
今までは宿泊する客だけにホテルを通じて滞在税が課されて来ましたが、むしろ問題はクルーズ船の客や日帰り客の増加で、これらは「食い逃げ」(mordi e fuggi)と呼ばれていました。そこで新たに宿泊しない観光客にも課税が決定されたわけです。今度の税は「上陸税」(contoributo di sbarco)とメディアでは呼ばれています。ヴェネツィアに上陸したら宿泊しなくても課されることになります。入る時にチケットのような形で支払うことになるそうです。既にエルバ島とかエオーリエ諸島で導入されている方法です。金額は現行の滞在税と同額ぐらいが予定されているとか(5ユーロぐらい)。
正式導入日時はまだ記載されていません。多分夏のシーズンにはもう導入されているのではないでしょうか。
https://www.ilpost.it/2018/12/31/imposta-di-sbarco-venezia-turisti-tassa/
https://www.ilsole24ore.com/art/notizie/2018-12-30/la-manovra-regala-venezia-ticket-ingresso-turisti-mordi-e-fuggi--173517.shtml?uuid=AEvhXE7G&refresh_ce=1
ところで昨年からホテルやB&Bだけではなく、Airb&bみたいな賃貸型宿泊施設にも従来の滞在税が課されていたんですね。この手の宿泊施設はどうせ脱税が多いと思うのですが、徴収の効果あったのかなあ。