レポート

中国(深圳と少し上海)のお金事情(アリペイ、交通連合カード、その他)その1

公開日 : 2019年11月29日
最終更新 :

1.アリペイ支払い成功

9時前には着いたが、18時の飛行機なので荷物を預ける必要がある。深圳北站は地鉄站に降りたところに行李寄存がある。中国語しか通じず、片言の英語も通じない強敵(?)だったが、初アリペイのチャンスが訪れた。
https://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/499659/-/parent_contribution_id/499659/
(余談だが、人工都市の深圳は普通語が標準なので、数字とかも聞き取りやすい。気のせいかも知れないが、上海だとこっちが「不自由な普通語をしやべっている」と分らないと、普通語にならず、さっぱり分らない。・・・)

「1天、大20块」で合意したので、しーふーぱお?と言ったら、アリペイQRコードを持ってきた。アプリを開き・・最近はペイペイも多用(?)しているのでだいぶ慣れたが、スキャンすると・・・読み取ってくれた。これは、うまくいくかも、と思い、おばさんと一緒に20を入れて、コンファームを押すと・・・結帳。微信支付初成功も感激だったが、こっちも感激(?)である。しかも微信支付とは異なり、自由にチャージできる。これで中国マネーライフ(?)は全て解決だ、と思って、改めて500元チャージすることにした。

ところが、チャージしようとすると、「チャージ失敗」と出る。今日のためにアリペイを入れてる普段使いのスマホは朝からドコモのローミングを利用していた。ローミング先の中国联合通信の4G旗が立っているから通信の問題はないはず・・・で、結局、深圳、後でやった上海でもチャージが出来なかった。

問題の切り分けを面倒にしているのは、私が登録していたのが「楽天カード」だったことで、その時は別のカードを登録し直す、などと言うことは夢にも思わなかったのだが・・・。帰国してからどたばたを知り、怒りがこみ上げて(?)きたが、どんなカードでも現地ではチャージ出来ない・・・そんなはずはないと思うが・・・他の方の体験を待ちたい。いずれにしろ、私の「アリペイ生活」は残り80元、ということでその時は覚悟した。

次は朝ご飯で入った雲味館という華強北のレストランである。でっかい端末を持って店員がうろうろしているので、例のテーブル端末決済式、である。注文はカラー写真付きのメニューがあるので意思伝達はすぐに出来るのだが、その後店員が「うぇいしん・・・」とかつぶやいたので、アリペイ画面を見せると先方も安心したらしく、すぐにスマホをコードに切り替える。先方端末でスキャンするとレシートが出てきて、それで注文、決済終了。これも理屈は知っていたが、実際やってみるとなるほどね、というところだった。

次にマクドナルド。例のタッチパネルは香港では使いこなしていた(?)のだが、中国のは全て中国語なのに加えて、こちらの中国語能力が追いつかず、どうしても直接決済画面に行けない。仕方なく「この紙を持ってカウンターでお支払いください(これは分った)」紙を機械から出して、カウンターに持っていき、コードで決済。これはペイペイとかと同じ要領なので問題ない。アイスティー一杯でほっと一息、というところである。

最後が瑞幸咖啡(luckin coffee/ラッキンコーヒー)である。このスマホ決済の極致、みたいなコーヒー店はぜひ行きたかった。華強北にも絶対どこかにあるはずだ。・・・百度地図で「咖啡」で検索をかけると、300メートルくらい先にある。(こういう時は百度地図が頼りで、かつ、すばらしい。ちなみにグーグルマップでは深圳全体で福田のお店一つしか出てこない。)

瑞幸咖啡のそのお店に入ると、確かにテイクアウト専門ビザ屋みたいな感じで、椅子は数個しか置いてなく、カウンターには、日本で「中国の最新IT事情」(?)とかでよくテレビで特集しているあの光景・・・ずらりとテイクアウトコービーが袋に入って並んでいる・・・そのままである。

果たして、カウンターで口頭で注文できるものか・・・と思ったが、メニューは置いているし、周りで飲んでいる人もいる。店員に言ってみて(若い人で英語が通じた)、アリペイの画面を見せると、店の奥からスマホに入っているQRコードを持ってきたので、それでスキャン決済した。普通は微信支付と支付宝のQRコード店頭に置いてることが多いが、ここはそれさえもない。専用アプリで注文、決済までして、自分で取りに行くか配達させるか、が標準なのだろう。

で、とりあえずこれで私のアリペイ生活は終わったのだが、この「プリペイドアリペイ」が十分使えることが分ったので、これで中国のお金問題は当面は解決である。

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6件のコメント

  • Vous traversez un pont dangereux, n'est-ce pas ?

    Parfois, vous ? Il ya une date limite pour les IC aussi? Y a-t-il une limite de temps? Tu ne trouves pas ça ridicule ?

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    Re: Vous traversez un pont dangereux, n'est-ce pas ?

    ドンバスマキシムさん、こんにちは。

    私もQRコード決済は嫌いだし、いずれ滅ぶ(?)と思っていますが・・・電子マネーも一旦チャージする方式は、その「一旦」が面倒なので、やはりクレカに戻りますかね。・・・

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  • アリペイのチャージ

    僕はアリペイのTour Pass からクレジット経由でチャージして使えていました。
    しかし、再度チャージしようとしても失敗です。理由はわかりません。

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    Re: アリペイのチャージ

    candy♂さん、こんにちは。

    貴重な体験(?)ありがとうございます。私も日本に帰ってから、原因をはっきりさせようということで(使う予定がないので悩んだのですが)、楽天カードが全面復旧を宣言(!)してから、もう一度再チャージに挑戦したのですが、「Fund loading failed」という同じエラーが出てだめです。(私も書いてるのは全てTour Pass経由のアリペイのことです。)

    で、ネットを見てたら、どうやら最初にチャージしてから90日、再チャージ出来ない、と言うルールを見ました。(ただ、今現在最大チャージの2000元から残高を差し引いた金額がチャージ可能と「other amount」を見ると表示されるんですけどね。)要は現在のチャージ分が無効になるまで、チャージ出来ない、とのことですが、90日経ったら今の残高(10元ちょっとですけど)が本当にそのまま戻ってくるのか、みものですね。上海銀行としては、往復の為替手数料を取るから、ウハウハでしょうけど。

    本当に1回チャージしたら、再チャージは90日間できないならば、最初に最大2000元以内で、だいたいこの位は使えそうだ、という金額をチャージした上で訪中することになる、いまいちなソフト、と言うことになります。私は国内では4つのQRコード決済を使っているのですが、各社ともそろそろ息切れ(?)してきたので、いっそのこと、支付宝、微信支付共に日本でも普通に使えるように(日本のクレカと結びつけ可能、日本国外での使用可能。)「進出」して、日本勢を一掃、駆逐してしまえば?と思うんですけどね。ちなみに私は最後にはクレカの「タッチ決済」が勝つ、と思っているので、国産QRコード決済が全滅しても、全然構わないですが。・・・

    最初のトピにはあまり書かなかったんですが、ネットで見ていると、この支付宝は「オンライン内決済に使えない」とあるのですが、オンライン内決済を使う専用アプリ、例えば滴滴にしろラッキンコーヒーにしろ「中国内の携帯番号」を入手しないと、アプリのアクティベイトが出来ないんだから、関係ないだろ、と思うんですが、書いてる人間は分っているのか・・・

    また、突き詰めると「中国内の携帯番号」を入手しないと、今のところ中国国内では色々不自由が起きる、と思うので、今回、それもちょこっと見たのですが・・・ネットだと最低月数元払えば維持可能な料金コースがある、とかありますが、さすがに携帯ショップで中国語だけでそんな交渉は難しく、あきらめました。

    仮に、そんなSIMを買っても、どこに入れるか・・・私は日本の手持ちスマホのSimは一時的にでも殺したくないので、世界中どこに行くときも(ローミングするかどうかはともかく)持って歩いているのですが、中国に行くときだけ別に中国SIMスマホを持って歩くか・・・しかしこのスマホは「金盾」の支配下に入るので、グーグル等の反中ソフトは使えないので、機能は限定されるし・・・中国に業務で頻繁に行ってる人とかはどうしてるんですかね。

    長くなりました。とりあえず「返金」がどうなるか見てようと思います。

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  • パラグラフ

    文章が一貫していない。意味不明。

    例のSMBC信託銀行の「グローバルパス」デビットカードは、老街の中国銀行のATMで使ってみたが、確かにすごいーーー練習(?)に口座を作ってみるのもいいかも。

    深圳では5Gのスマホを眺めるーーー中国語アンドロイド10OSはきっと不自由すると押し留まった。

    今回のアリペイはあまり制限はないが、ーーー自分の普段スマホとどう整合性を取るか、なかなか難しい。

    中国国内ではスマホはドコモの中国聯合のローミング、タブレットはAISの2FLYの中国移動のローミングを使っていたが、もちろん両方とも「金盾」は関係なくーーーいずれにしろ「外国のSIMのローミング」が一番安くて手っ取り早い、と思う。

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  • 興味あったが

    5ちゃんねるの地球の歩き方でマルコポーロさん以上の有名人高島たいらさんのレスを拝見しましたが
    長文はいいのですが結局何が言いたいのかわかりませんでした。

    5ちゃんねるでも有名なのがわかる気がしました。



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  • 中国(深圳と少し上海)のお金事情(アリペイ、交通連合カード、その他)その3

    その他

    例のSMBC信託銀行の「グローバルパス」デビットカードは、老街の中国銀行のATMで使ってみたが、確かにすごい・・・100元下ろしたところ、手数料無しで自分の中国元普通口座からそのまま100元が手に入る。この銀行のネックは「口座維持手数料」だが、最近の情勢を見てると、口座を相当失ってもメガバンク等も「口座維持手数料」導入に踏み切る、と言ってるので、練習(?)に口座を作ってみるのもいいかも。

    深圳では5Gのスマホを眺める(日本と同じで店頭ではWifiに繋いでいるので、4Gと具体的にどう違うのかとかは分らなかったが)のに徹して、Huaweiのモデルなんかは危うく買いたくなったが、中国語アンドロイド10OSはきっと不自由すると押し留まった。

    今回のアリペイはあまり制限はないが、自分のスマホを単純に「WIFI」で使える、だけで、SMSが使えないと、中国スマホ決済世界を渡り歩くのは難しそうである。中国SIMと中国携帯番号を入手した方がいいのだが、自分の普段スマホとどう整合性を取るか、なかなか難しい。

    余談だが、中国国内ではスマホはドコモの中国聯合のローミング、タブレットはAISの2FLYの中国移動のローミングを使っていたが、もちろん両方とも「金盾」は関係なく、グーグルも自由に使える。上海地下鉄中では、禁断の(?)香港政府選管の区議会選挙結果サイトを眺めていた。(香港の選挙については、中国国内ではほぼ全く報道されていない)グーグルで「くまのプーさん」と検索をかけても出てくる。いずれにしろ「外国のSIMのローミング」が一番安くて手っ取り早い、と思う。

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    Maintenant, c'est du bon sens, n'est-ce pas ?

    Si vous avez dépassé la classe moyenne,
    À vos risques et périls

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  • 中国(深圳と少し上海)のお金事情(アリペイ、交通連合カード、その他)その2

    2.乗り物関係

    中国には西九龍発深圳北行きという「次の站は終点です」の高鉄の電車で入国。西九龍站でも「12306自助取票」という中国国鉄のネットで取った切符を交換する機械(名古屋駅新幹線改札前のEX予約発券機みたいな単品機能の機械がずらっと並んでいる。)があったが、前から謎だが「12306」と言うのはどういう意味なのか、北京語の「しゃれ」なのかとも思うが、通称が正式名称になっていておもしろい。これが外国人も決済できるようになるのはいつの日か・・・

    今回は深圳市内をうろうろした上で、空港に地鉄で行く予定だったので、深圳通(深圳のIC交通カード)を入手する必要がある。深圳北站の地鉄インフォメーションに行って深圳通を欲しいし言ったところ、職員が悩んだ顔をする。中国語オンリーなので、100%分らないのだが、布吉(深圳東站に隣接している)まで行け、という。仕方ないので、手持ちの10元札でトークンチケットを買い、乗り込んだ。ブログとかを見てると、深圳通の自販機もあるみたいなのだが、ゲートウエイに当たる深圳北站で売ってないの?私自身もだいぶ見回ったが、自販機系で売ってる機械はない。

    QRコードで改札を通っている人がそこそこいるが、アプリの問題で立ち止まっている人を何人も見た。私も予約チケットのような「固定QRコード」であれば問題ないが、地下鉄のような、スマホを取り出して、しょっちゅうアプリを立ち上げて使う(=少なくとも出入りで二回)式の場合、やはり向いてないのでは、という気がする。

    布吉に行くと、若くてきれいならしい(でかいマスクを付けていた)職員(きれい・・・に惹かれたのでなく、若い方が英語をしゃべる確率が高い、という判断である。念のため。)に聞いてみたら、やはり首をかしげる。マスクを取って(やはりきれいな子だったが)話し出すが、肝心な英語が全く話せず、中国語だけでやはりよく分らない。名残惜しくも適当に切り上げ、うろうろしたのだが「深圳通」の文字さえもない。

    「深圳通カスタマーセンター」みたいなのが、老街にあるのは知っていたので、羅湖に行くのも一手と思ったが、正攻法で老街に向かった。最初に目にしたインフォメーションで聞くと、あると言う。100元。ついにゲットである。

    が、このカード、交通連合マークが入ってない。ローカル「深圳通」である。
    http://www.sz.gov.cn/cn/xxgk/zfxxgj/tpxw/201909/t20190917_18213677.htm
    2019年中に260都市で使えるとのこと。
    http://www.xinhuanet.com/fortune/2019-06/12/c_1124609739.htm
    (ちなみにこの方面に関しては、すでに全国的に使える日本が進んでいる。国の全域で、ある地方都市ICカードが使える、というのは世界的にも少ないと思う。)

    それを握りしめて、「深圳通カスタマーセンター」に行った。(老街站の構内にある)最初からここに来れば良かったのだが、筆談で「交通連合カードに交換できますか?」と出すと、さすがにここは在庫を持っていた。手数料20元は余計だったし、柄がいまいちだったが、交換してくれた。
    https://www.weibo.com/chinatunion?is_hot=1
    (詳しい情報を知りたい方は上記、フォローしてください。)
    https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29623/
    (四枚目の写真)

    深圳地鉄の全改札が対応しているわけではないみたいで、何回か止められた。また、これを書いた時点では上海地鉄は未対応で公共交通カードを使った。ロゴで分るように銀聯も一枚かんでいるのだが、QRコード一辺倒ではない中国の「キャッシュレス競争」の一端を垣間見るような気がする。

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    Je déteste QR et 3D.

    Je pense que vous pouvez au moins avoir une carte de crédit, mais qu'en pensez-vous?

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