最近、欧米での差別を気にする投稿が急増し、報道の加熱と政府自体が動揺なのか、他に意図があるのは不明ですが、かなり強行な手段を講じていることが要因となっているのでしょう。あと、いつもながらに流言の類も多いし。ということで、正直無視していたのですが、海外ではさらに強硬手段に出ています。
まず、台湾が7日から、香港と澳門に入国した外国人の入国拒否です。中国本土は当たり前です。例外は、両国と本国人なのですが、台湾人(外国人でも在留許可者)は入国後14日は隔離。それでも、香港経由(入国なし)はまだOKなのが救い。強制ではないようですが、公共の場(自宅以外)でのマスク着用が半義務化。フィリピンは香港経由も不可です。
日本人感染者数は中国本土以外では突出してしまったので、日本人の入国拒否国がでてきてもおかしくない状態。こうなったら、差別云々の話ではなくなります。また、これらは明らかにWHOの指針にも反しています。
なかなか重症者の割合等の情報が出てこないのですが、少なくとも日本では死者は出ていません。この点では、機内やホテルでの感染があったSARSとは異なります。専門家が指摘するように、不安を煽るのでなく、重症者を出さない、出たら確実に治療する対策が必要ではないかともうのです。今のままで、日本人の感染が急拡大すれば、病院に人が殺到し、本当に治療の必要なかたが排除されてしまいます。マスクの買占めどころの話ではなくなる。
まだ、迂闊なことは言えませんが、本来、血管・循環器と腸にある血圧調節に関与する酵素がSARSと同じウイルス受容体であることが判明したので、これが肺にある特別な人だけが重症化するのではないかと思います。今月中にはわかると思います。軽症または無症状でも感染能力のあるのかは、すぐにでも解明させるべきですが、これらがわかれば、あえて書きますが、科学的な対応が可能になると思います。
もっと恐ろしい新型感染症の出現はありうるのですが、どこの国も泥縄的な対処しかできていません。2000年以降、人類が経験したことのない感染が発生しているのですが、世界規模の対策を講じてこなかったツケが回っていると思います。これを気に、国内では感染症での危機管理と食料自給率などを含めて、経済政策の見直しも必要なのでは?