メールでは連絡が来ていたので内容は知っていたが、先日、改めて書面で通知が来た。
https://hoken.saisoncard.co.jp/incidental/
私はUCカードは持ってないのだが、UCカードも該当する。何が改悪かと言うと・・・
クレカの海外旅行保険は、旅行費用の一部をそのカードで決済するのが条件の「利用付帯」と何の条件も付かない「自動付帯」があるが、今までの傾向(?)としては、普通のカード(年会費無料、または1,000円台)だったら「利用付帯」、ゴールドカード以上は「自動付帯」であった。それが、セゾンの場合は7/1からプラチナカードでさえ「利用付帯」に変わること、である。
私はUAのマイレッジプラスのカードを持っているが、これは当たり前だが海外旅行をしたい人、が持つカードなので、「自動付帯」の保険が付いていた。これも「利用付帯」になり、さらにセゾンカードの言う「新たなご優待サービス」は対象外なので意味がない。いわゆる踏んだり蹴ったりである。
「利用付帯」の場合、空港に行くまでの交通機関にちょこっとでもカードを使えばよい。が、羽田空港に行く人はスイカを使わずに券売機でクレカを使って・・・スイカで行けるものをわざわざ「定価」で改めて買うのは面倒だし、都営・京急を使う場合は、さてどうするか。
成田空港に行く人はスカイライナーの指定券に使えばいい、と言う人もいるが、帰りに疲れ果ててスカイライナーを使うことはあるが、行きの元気いっぱいの時にスカイライナーを使うことはまずない。ちなみに東京駅→成田空港の格安バスは1,300円に値上げされて、特段メリットはなくなっている。・・・
また、クレカ付帯の海外旅行保険はクレカを複数持っていれば合算されるメリットがあるが、「利用付帯」が増えると、全てを使う必要があり、不可能とは言わないがかなり面倒になる。
と書いてきたが、私は保険は別途掛ける、という主義で、人にもそう勧めることが多い。昔は必須だった死亡保険(別に海外旅行でなくても死ぬときは死ぬので、必要ならば別に必ず生命保険に入っているはず。)に入らなくてよくなったのと、保険料の多くを占める「携行品の損害」について保険に入らなければ(ここは人によって考えが違うが)保険料が相当安くなったのが大きい。また、ネットで入れば、約款もPDFで送ってきて自分で印刷できるので、郵送されるのを待たなくても良くなった。
最近は「カード付帯保険にプラスする」という形の保険もあるが、本体(?)がきちんと有効にならないと意味がないので、今後も「利用付帯」が増えるなら、この手の保険も廃れていくだろう。
例えば「ゴールドカードは海外保険が付いているので、年会費を払ってもお得だ。」というロジックは今までよく聞いていたが、「利用付帯」であれば、ちょっと考えてみた方がいいのでは・・・海外旅行が再開(?)された時には、念のため自分のカードを確認してみた方がいいような気がする。(特にセゾンは提携カードをたくさん出していて、普段、セゾンカードと意識しない場合もよくある。・・・・)