更に穿った見かた

>アメリカが全面的に援助してくれそうにないので

いえいえ、米国は全面的に協力したいのに、米国の協力はどうしても米軍が係わってくるので、日本政府が拒んでいるだけですよ。米軍内にはこのような危機に対する訓練を受けている部隊も多く、援助に行きたい人が沢山いるのに、日本政府のレッドテープがあるので行けないと不満があがっていると伝えられています。

余談ですが、被災地の燃料不足も米軍のロジスティック部隊に任せればかなり早い時点で燃料供給が可能だったと思います。彼らは戦地の道なき地域や地雷地帯でもさえも、燃料補給路を確保するハウツーを持っていますから。でも半AWOL(エイウォール－許可なし欠勤）状態の某国首相はやっぱり迷彩色のハンビーや米軍輸送車が日本の地を連なって走る光景は容認出来なかったんでしょうね。例え人命や人民の健康がかかっていても。

物事の受け止め方は人ぞれぞれで、この原発事故がかなり深刻なことは確かですが、なぜ深刻と考える理由は人や国によってそれぞれですよね。

アレバ社のローベルジョン氏にいたっては、これからの自分たちの企業戦略の足かせになりかねないこの原発事故に対して早く事態を収拾してほしいと言う感じで（つまり自分たちのため）、福島住民や日本国民を慮って、という印象は受けませんでしたけど。まわりに日本文化に対するアドバイス出来る人もいないようで（つまり自己チュー）、このような状況下ににこやかに日本到着したりして、このような人をチャーミングだと思う人もいるのかと思うと、ちょっとびっくりです。

サルコジ大統領も「おんどりゃー！お前ら早く収拾させないとEU内で反対運動の機運が高まって、おらが国の原発政策に影響が出るだろーが」という政治パフォーマンス理由で来日したのが見え見えです。「冷静に対応してほしい」 ですって？在留仏人にいち早く国外退避を促していたくせに。お宅の国のエールフランス成田－パリ便は未だソウル・インチョン空港経由ですよ。国際民間航空機関（ＩＣＡＯ）、世界保健機関（ＷＨＯ）、国際原子力機関（ＩＡＥＡ）などが揃って日本（特に成田）への渡航制限は必要ないと明言しているのに。

今日はちょっと（かなり？）怒ってみました。