デルタ最悪

私が今年の3月24日HNL~NRT間をデルタ航空に搭乗したときの状況。
ETD0920のため2時間前の0630にHNL空港に到着、問題はその後発生した。

1 30分遅れでの機内への案内はよくある話で、そのときはまだ多くの乗客にも笑顔があった。
  しかし10時を過ぎても出発の気配はなく、何故か地上にいるはずの整備員が汚い作業服のまま乗り込んできて、最後部の客を移動させて、座席の一部をはぐり、床下の系統を何かごそごそ直している。異変を感じて、窓の外を見ると左主翼端から液体がじゃじゃ漏れ。翼下には大きなドラム缶が5,6個並べてあり、落ちてくる液体を受け止めている。さらには消防車が2台そばで待機している。燃料漏れ?

2 1時間後「トラブルがあり、少し離陸が遅れる」の英語と日本語の説明。客はまだ異変には気づいていなかったが、機内に乗客を乗せたまま、燃料漏れの修理を平気で行うことに私は強い不信感。また、この出発時点での燃料漏れは、例え漏れが止まったとしてもこの機体を使うのはいかがなものか、代替機の手配の必要性を直感。

3 機長らしき人物が操縦席からやって来て、窓の外を眺め、CAと談笑。
B-767の構造など知る由もないが、彼らの説明(日本語の説明なし)では「Fuel Dump Valve Trouble」。うん、確かにそこは燃料放出口だが、それを止めようとして止まらないのは小さなトラブルなのか?燃料はじゃじゃ漏れの状態でかれこれ2時間近く経過している。エプロンはもう油浸し?の状態。

(その2へ続く)

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  • デルタ最悪(その2)

    4 機内説明は11時頃に英語の説明があっただけだ。12時を過ぎて、さすがに乗客の間からどうなっているのかの声が上がり始めたが、CAは相変わらず談笑している。CAの中に乗客の朝食用なのか、サンドウィッチをこっそり食べている者がいる。たまらずリーダーと思しきCAに「What’s going on? You had better to explain in Japanese language.」。するとそのCAは指でカムオンと示し、無言のままボーディングブリッジの先まで誘導、ターミナル入り口には汗びっしょりの日本人CA。私が「一体どうなっているのか。先の英語の説明を日本語でも乗客に伝えたらどうだ?」日本人CA「いえ、私は今まで機外で調整しており、中の様子は判りません。」「うん、そうかもしれないが、だったら状況を同僚に聞いてはどうか。ここに乗っている90%は日本人だ。英語でぺらぺら説明されても、殆んどの人は判らない。判らないまま、いまやもう4時間を過ぎているぞ。」

    5 席に戻るとしばらくして、日本語で「トラブル修復作業が続いているのは申し訳ない。食事を出そうと思ったが、修復完了と配膳及び後片付けが重複すると、離陸が遅れるので、配膳を控えていた。ただいまから配膳する。」の説明。ややあって、先ほどCAが隠れ食いをしていた翌朝用のサンドウィッチが配られ始めたが、CAどもはにこりともしない。まさに、「ほらよ、食いな」という感じで、奥の席の乗客に対しても乗客に手を伸ばさせている。飲み物もカップに乱暴に注ぎ、しずくがはねても「知ったこっちゃない」私は見ていて、怒りがこみ上げてきたが、「ZZZ」(要注意乗客)に指定されるのも損なので、我慢していた。

    6 軽食とはいえ、とりあえず空腹は収まったのか、乗客たちはおとなしくなった。しかし、食事の後片付けが終わると同時に、「一旦機内から出てもらう」旨のアナウンス。こんなとき日本人は実に従順だ。出口ではCAどもが相変わらずにこりともせずに見張っている感じ。待合室ロビーに移ってから約3時間、4時を過ぎたところで、「本フライトはキャンセルとなった。まずビジネスクラスのお客から以後の案内をする。なお、明日は1時間早い8時20分の便になるので、各自遅れないように」ロビー内騒然、そりゃそうだわな。

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    デルタ最悪(その3)

    7 日本民族大移動、50ポンド(22.5kg)のスーツケースと機内持ち込み用の重いバッグを引きずって、一般用バス乗り場までの約300メートルはきつかった・・・
    バスに乗り込む際、デルタの係員が百ドルのボーチャーを一人一人に配っていたが、あれの意味を理解できたのは半分もいたか、たとえ知っても、使う気にはなるまい。後車の際バスの座席には多くのボーチャーが投げ捨てられていた。

    8 案内されたホテルは、まぁ最初から期待もしていなかったが、修学旅行生でももうちょっとましな部屋だったろう。カウンターではデルタの思いやりとして一人10ドルのミールクーポンが配られたが、デルタの社員はこういうときには800円で夕食食べるのね。

    9 さて、眠さをこらえて、翌朝は4時起床、6時にHNL空港へ。チェックインはつつがなく済み、出発ゲートへ。「朝食をご用意しています」おっ、今日はやるじゃん、で、何?見ると冷凍ジャムパンが凍ったダンボールの中にぎっしり・・・おれは白熊か?

    10  冷凍ジャムパンを胃に流し込みながらふと窓の外を見ると、昨日の飛行機がまだ整備中・・・おいおい、直っていないのかよ、って言うかそれでまだ飛ぶのかよ!再びよぎる不安と不信感。ETD0820が来たが案の定なしのつぶて。9時になり、「本日の機体を交換する。すぐに12番ゲートへ向かえ。」ヒエッー・・・って言うかスーツケースなんかだいじょぶか?

    11  12番ゲート待合室ロビー前、待合室内ではデルタの係員が何かやっているが、300人以上の日本人が通路をふさいでいるのに中に入れてもらえない。とほほ・・・そのうち、「隣の13番待合室で手続きを行う」の案内。どーっ民族大移動。しかし、ここで手続きを行うのは、乗り継ぎ乗客のみと判明。もう全員クタクタ・・・かんべんして。ETDは大幅に遅れたが、なんとか0950に離陸。
    バンザーイ!・・・って、こんなことで喜ぶなよなっ、当たり前だろ?