基本的な諸注意 少々失礼なことを書くかもしれませんが、ご容赦を。 60代の年配の方との同行となりますと、健脚ではあってもちょっとした「勝手の違い」で思わぬ事故、事件に遭遇することがあります。 いわゆる反射神経、運動神経は確実に衰えています。 ご両親が海外旅行経験豊富であるとか、海外駐在や出張の経験がおありであれば、まあそれほど心配は要らないかもしれませんが、それでも事前の打ち合わせは確実に行ってください。 小さいお子様連れなので、moton さんは、お子様にかかりきりになることが予想されます。 この状況では、ご両親に対して目が届かなくなります。 その際にご両親が(気を利かせて)単独あるいはお二人で用事を済ませようとして、離れ離れになるような事態は確実に避けてください。 よくあるのはトイレですが、ホテルなどで場所がわかったから一人でも大丈夫だという場合でも、トイレの入り口や、確実にトイレから出入りする場所で待機した方がよいでしょう。 万一、はぐれたりした場合に備えて、観光施設やお店などに訪れた時点で、はぐれたらどこに戻るか、待つかを決めておくといいでしょう。(ミュージアムなどでは、このインフォメーション・ブースで待つとか) そして、最終的にはホテルに戻れるように、ホテルの住所や電話番号が記載されたメモ用紙や名刺などを各自所持しておくとよいでしょう。 行動中にばらけていると、観光客を狙った犯罪者が近づきやすくなります。 地球の歩き方などのガイドブックや外務省海外安全ホームページの記事↓ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=221 などに目を通しておけば、万一遭遇した場合にも、落ち着いて対処できるでしょう。 犯罪に対して過度に敏感になっても逆に危険(交通安全などの面でも)なこともあるので、常に注意を払いながらも、それほど怖がる必要はありません。 冒頭に書いた「勝手の違い」に関しては、海外経験が少ない方ですと、交通機関やその施設について日本との利用方法の違い、そもそもの構造の違いなどに慣れずに、日本と同じように利用しようとして危険な目に遭うことも懸念されます。また、逆に緊張して何でもないところでけがをしたりする心配もあります。 ですので、たとえば地下鉄に乗る場合、駅でチケット(カード)を購入して、ゲートを通ってホームに待機、電車が来て乗車、そして下車して駅を出るまでという一連の行動の中で、誰が何をするのか、あらかじめ想定しておくことが大切です。 一つには順番です。誰が先に歩いてゲートを入って、(当然、お子様が途中になって)誰が後ろから入るか。荷物があった場合には、誰が持って入るか。 そういうような「チームとしての行動」をある程度考えて、ご両親ともども、事前に徹底しておくと現地で混乱して、忘れ物をするとか事故に遭うとかを少しは予防できます。 事前に完璧に準備することはできませんし、現地では何が起こるかは予測不能です。 まあしかし、できることはできる限りやっておくにこしたことはありません。 以上、ご年配の方とお子様との同行と言うことで、注意した方がよいと思われる点を申し上げました。
Re: 基本的な諸注意 Ice-Cubeさん なんて的確な! トイレや地下鉄などの具体的なシュチュエーションでのご注意、 その場面が目に浮かぶようでした。 子供と両親、どちらにも気を配らなければいけないので大変そうだと 思ってはいましたが、身が引き締まる思いです。 離れ離れにならない、というのを肝に銘じておきます。 いただいたアドバイスは両親と3人で熟読して、 事前の打ち合わせをしっかりしておきたいと思います。 すばらしいアドバイスをありがとうございました!!
子連れ旅行の体験記は多くても年寄連れの体験記は少ない 最近はブログや掲示板、SNSなどで子連れ旅行に関しては、たくさんの情報が発信・交換されているので、お母さんたちには役に立っているようですが、両親を連れて行く旅行の場合、あまり情報が出回っていないのではないかと思います。 また、そういう旅行での注意点については、旅行のプロ(ガイドさん、添乗員さん等)でないと、なかなか意識しないのではないかと思います。 大変なのは、「自分がどう注意して事故や犯罪に遭わないようにするか」よりも「他人にどう注意させて、自分はどう指示して事故や犯罪に遭わないようにするか」ということになるからです。 自分で何を注意するかについては、自分でガイドブックや現地情報をよく読んで準備することができますが、同行者がどんな考え方をして、どんな行動をするかはなかなか読めません。 ましてや、年配の方は、ご自分の経験だけを頼りにして、なかなか他人の言うことを聞かなかったりすることがあります。 まあ、自分の親であれば、たいていのことは強く言えると思うので、ニューヨークは日本とは違うのだから、自分の言うことはよく聞いて勝手なことはしないように、「強く」言い聞かせておいてください。(笑) 現地の犯罪情報については、先の海外安全ホームページなどをお読みいただくとして、まあありがちな事故として予想される状況をひとつ。 ニューヨークの中心部の歩道は観光客などで混雑しています。通りも車で混雑しています。 通りを人が横断し始めたからと言って、あとに続こうとすると実は赤信号で車が突っ込んでくるということもありえます。逆に赤信号で立ち止まっていると、渡ろうとする人(や人波)に押し出されることもありえます。 交差点・横断部分に差し掛かる前に混雑状況を見て、安全な場所で待つようにしてください。 こどもやお年寄りといっしょの場合は、やはり急がずに、いっぺんに長い距離を渡りきろうとせずに安全優先でコースを選ぶことが大切です。 混雑を避けることは交通事故や人どうしの衝突を防ぐだけでなく、すりや当たり屋のような犯罪、落し物などの危険性を防ぐことにもなります。 先にチームとして行動をお勧めしましたが、混雑していても前に誰がいるか、後ろに誰がいるか頭に入れながら行動することは、迷子になったり、あわてて気が動転して失敗する危険性を減らすことにつながるからです。 細々と申し上げましたが、とりあえず上記のような考え方を一度はお読みいただけば、あとはそれを応用するだけで、安全に関する様々な情報がより活用できるようになると信じております。 さらに具体的、現実的に予測される問題点、気になっている点があるようでしたら、皆さんも相談に乗ってくれると思いますよ。
パスポート等は必ず、各自が持つ 空港や移動時に、パスポート・航空券の控えを全員分、私が持っていたんですが、はぐれたときに、困りました。 空港で、呼び出しをしてもらいたくても、呼び出すのは英語です。 母は、英語はできません。聞きとることも話すこともです。 そうなると、航空券の控えとパスポートを持っていれば、人に見せることができるでしょうし、誘導してもらってゲートまで来ることができるかもしれませんが、最初のうちは私が預かっていたので、トイレに行ったきり戻ってこなかったときは困りました。 それ以来、空港ではすべて自分のを持ってもらい、どうしても迷って私たちに会えなかったら、日本人にチケットを見せて、ゲートまで来られるようにしました。 (母は、とても方向音痴で、私たちがトイレの前で待っていてもどこかへ行ってしまいます。ボケてはいません(-_-メ) 観光の時も、ホテルの名前を書いた紙を渡すことはもとより、「(英語で)道に迷ってこのホテルに戻りたい ●●ホテル」と書いた紙も渡しています。 motonさんのご両親は大丈夫でしょうが、念のため・・・