子連れ旅行の体験記は多くても年寄連れの体験記は少ない

最近はブログや掲示板、SNSなどで子連れ旅行に関しては、たくさんの情報が発信・交換されているので、お母さんたちには役に立っているようですが、両親を連れて行く旅行の場合、あまり情報が出回っていないのではないかと思います。
また、そういう旅行での注意点については、旅行のプロ(ガイドさん、添乗員さん等)でないと、なかなか意識しないのではないかと思います。

大変なのは、「自分がどう注意して事故や犯罪に遭わないようにするか」よりも「他人にどう注意させて、自分はどう指示して事故や犯罪に遭わないようにするか」ということになるからです。
自分で何を注意するかについては、自分でガイドブックや現地情報をよく読んで準備することができますが、同行者がどんな考え方をして、どんな行動をするかはなかなか読めません。
ましてや、年配の方は、ご自分の経験だけを頼りにして、なかなか他人の言うことを聞かなかったりすることがあります。
まあ、自分の親であれば、たいていのことは強く言えると思うので、ニューヨークは日本とは違うのだから、自分の言うことはよく聞いて勝手なことはしないように、「強く」言い聞かせておいてください。(笑)

現地の犯罪情報については、先の海外安全ホームページなどをお読みいただくとして、まあありがちな事故として予想される状況をひとつ。
ニューヨークの中心部の歩道は観光客などで混雑しています。通りも車で混雑しています。
通りを人が横断し始めたからと言って、あとに続こうとすると実は赤信号で車が突っ込んでくるということもありえます。逆に赤信号で立ち止まっていると、渡ろうとする人(や人波)に押し出されることもありえます。
交差点・横断部分に差し掛かる前に混雑状況を見て、安全な場所で待つようにしてください。
こどもやお年寄りといっしょの場合は、やはり急がずに、いっぺんに長い距離を渡りきろうとせずに安全優先でコースを選ぶことが大切です。
混雑を避けることは交通事故や人どうしの衝突を防ぐだけでなく、すりや当たり屋のような犯罪、落し物などの危険性を防ぐことにもなります。
先にチームとして行動をお勧めしましたが、混雑していても前に誰がいるか、後ろに誰がいるか頭に入れながら行動することは、迷子になったり、あわてて気が動転して失敗する危険性を減らすことにつながるからです。

細々と申し上げましたが、とりあえず上記のような考え方を一度はお読みいただけば、あとはそれを応用するだけで、安全に関する様々な情報がより活用できるようになると信じております。

さらに具体的、現実的に予測される問題点、気になっている点があるようでしたら、皆さんも相談に乗ってくれると思いますよ。

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1件のコメント

  • 11/06/01 22:35

    Re: 子連れ旅行の体験記は多くても年寄連れの体験記は少ない

    Ice-Cubeさん

    まさにタイトル通りですよね!
    私も子連れ旅行で気になる点ばかりをネットで調べたりしていますが、
    両親連れの心配もあるんですよね。

    更に重ねてのアドバイス、プリントアウトして両親を3人で熟読です。
    気兼ねなくいろいろ言える自分の親でよかったです(笑)

    思いつく一番の心配事は

    *子供とはぐれた  →これだけは何としても避けます。両親任せにせず、自分で常に目を配ります。
    *両親とはぐれた  →迷子になった時は自力でホテルも戻れるよう、ホテルの住所メモも各自持つ。

    です。

    ちょろちょろウロウロする娘には迷子紐(犬の散歩の紐状のものが付いている)リュックを
    背負わして、紐を常にキープ。
    などと思っていますが、やりすぎでしょうか。。

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    迷子防止のハーネス

    流石に五番街だとか混雑する街頭では、ハーネスはかえって危険だと思います。^^;)

    使えそうなシーンは、バッテリー・パークで自由の女神を見に行く(リバティー島への)フェリーで並んでいるときなどの、適度な広さと混雑とお母様の疲れ具合の場合でしょうね。
    セントラル・パークの芝生とかでは不要でしょうし。

    ご年配連れかつお子様連れの場合、トイレも重要になりますね。街中で突然だとなかなかみつからない(実際にはあっても旅行者がわからない)ので、旅行者でも立ち寄れるホテルやデパート、商店を頭にいれつつ移動して、立ち寄ったお店を出る前に用事は済ませておくことは徹底したいですね。

    観光施設などでパスポートが身分証明に必要な場合もありますので、その予定がある場合は確実にホテルを出る前に持っているか、どこにしまっているか確認しておくとあとであわてません。
    (基本的にパスポートは常時携行する義務があるんですが、通常は使用予定がない場合、コピーを持ち歩いてセーフティー・ボックスにしまっておいてもいいと思います。)
    その他の持ち物(財布やカード類、カメラなど)も、出がけに持っているか、どこにしまっているかは常に確認した方がよいと思います。あと、食後に飲む薬もかな?
    ご年配の夫婦は、たいてい出先で「持った持たない」でもめます。(笑)

    街を歩いていて疲れたら、日本人にも馴染みのあるマクドナルドなどで休むと、ご年配の方でも比較的安心して休めるでしょう。
    場所によっては若者やちょっと付き合いにくい方々が多かったりしますので、のぞいてみて不安を感じたら、他のお店にしましょう。
    ウェットティッシュは、当然お持ちになると思いますが、人数が多いので多めにですね。
    ドラッグストアにあります。(英語だと、Wet Wipes とか Baby Wipes)