レポート

冬のヴェネツィア&ミラノ

公開日 : 2005年12月30日
最終更新 :
退会ユーザ @*******

12月2~11日まで、ヴェネツィアとミラノに行ってきました。メインはヴェネツィアだったのですが、私は飛行機があまり好きではないため、乗り換えのない直行便でミラノへ飛びその日はミラノ泊、翌朝ES*でヴェネツィアに向かいました。帰りも同様に、ES*でヴェネツィア→ミラノへ行きミラノ泊、翌11日午後の便で帰国しました。

<ざっくりとした旅程>
12/2(金) 13:55関空発の便でミラノへ飛ぶ(18:45着)。バスで中央駅へ。駅近くのホテルに宿泊。
12/3(土) 中央駅8:55発のESでヴェネツィアへ(2等)。11:38着予定だが10分程遅れてサンタ・ルチア駅に着く。ヴァポレットでホテルへ。チェックインした後、サン・マルコ広場周辺で観光(サン・マルコ寺院、鐘楼etc.)、サン・ジョルジオ・デッリ・スキアヴォーニ教会
12/4(日) ドゥカーレ宮(+シークレット・ツアー)、散歩(カンナレッジョ地区)、カ・ドーロ
12/5(月) コンタリーニ・デル・ボーヴォロ階段、サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会、ムラーノ島
12/6(火) 魚市場、アカデミア美術館、サント・ステファノ教会、サンタ・マリア・フォルモーサ教会
12/7(水) ブラーノ島、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会、散歩(ドルソドゥーロ地区~サン・ポーロ地区)
12/8(木) バスでパドヴァへ。スクロヴェーニ礼拝堂(ジョットのフレスコ画)、
市立博物館
12/9(金) ホテルをチェックアウトし、10:22発のES*でミラノへ。13:05着。ホテルにチェックインした後、観光(ドゥオモ、ガッレリーア)、街歩き(ペック、リナシェンテ)
12/10(土) ホテルをチェックアウト。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会と「最後の晩餐」見学の後、ホテルに戻り荷物をピックアップ。タクシーで中央駅へ行き、そこからバスでマルペンサ空港へ。15:15発の便で帰国(翌11日11:00関空着)

天候は、雨の日が1日、夜から雨が2日。事前にチェックした天気予報では、にわか雨の降る日がほとんどとの予報でしたから、これは上出来かな。気温は日本と同じか少し寒いくらい。マフラー、帽子、手袋、使い捨てカイロ(衣服に貼る用と靴用)と万全の寒さ対策をしてゆきましたが、結局、帽子とカイロは使わずじまい。いっぱい歩いたので、とにかく体が熱くなって汗をかいたくらいです。

ヴェネツィアの治安は、とても良かったです。日中は片手に地図、片手にガイドブック、首からカメラをぶら下げた「旅行者丸だし」の格好で街を歩れきまわれました(でも皆、似たようなスタイルなんですけど)。夜も、食事のために一人で外出しましたが、どこを歩いていても人がいるので、特に何の危険も感じませんでした(もちろん、最低限の注意はしてますよ)。

今回も、様々な方の親切や厚意に助けられた旅でした。

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3件のコメント

  • 質問させてください。

    はじめまして、青い空と申します。
    ヴェネツィアとミラノの旅行の報告、楽しく読ませて頂きました。
    ヴェネツィア7日間旅行へ行く予定なのですが、1日ミラノへ日帰り旅行をするつもりです。目的は「最後の晩餐」です。そこで質問なのですが、地下鉄のドゥオモ駅からグラツィエ教会までは、どのくらいかかりますか?また、歩いていける距離でしょうか?
    ガイドブックを見るのですが、いまいち距離感がつかめないので、分かりましたら教えて下さい。

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    退会ユーザ @*******
    06/01/07 22:02

    ドゥオモからグラツィエ教会まで

    青い空さん、はじめまして。
    私の拙い文を読んで頂いて、ありがとうございます。

    ドゥオモからグラツィエ教会までですが、行きはホテル(ドゥオモ近く)
    からタクシーで行きました。
    帰りはグラツィエ教会から地下鉄Cadorna駅まで歩き
    (5~10分程度だったと思います)、そこから地下鉄を利用して
    Duomo駅まで乗りました。
    Duomo駅はCadorna駅から3駅目、ほんの5分くらいだったと思います。

    >歩いていける距離でしょうか?

    これは個人の感覚の違いもあるでしょうけれど・・・。

    今、ガイド本の地図を見てざっと距離を計算したところ、
    グラツィエ教会~ドゥオモまで1.5~1.6kmくらいのように見えます。
    歩くとなると30分はかかるのではないかと思います。
    私だと、やはり何らかの交通機関を利用すると思います。

    ドゥオモですが、工事のため正面には全面、覆いがかかっていました。
    ちょっとがっかりでした。
    内部は普通に見学できます。

    何かあれば、また、いつでも気軽に質問してください。

  • 退会ユーザ @*******
    05/12/30 23:33

    冬のヴェネツィア&ミラノ~その3

    <ちょっと愉快なエピソード>
    ● ホテルにどうやって辿りついたかというと…
    ヴェネツィア到着日、正午前にサンタ・ルチア駅に着くと、階段の下はもう既に水で、木橋が出されている有様。なんとかヴァポレットでサン・マルコ広場に辿りついたものの、広場ももちろん水でどっぷり。事前にホテルからもらった地図では広場を横断しないとホテルに辿りつけないことになっていたので、広場横断を試みるが、木橋は回廊北側でぷっつりと途切れ、それ以上先に進めない…。

    それでもなんとかかんとか広場の西外側を迂回して目指すカンポ・サン・ガロに辿りついたのですが、ここでまた問題が。ホテルはカンポの北側にある黒い鉄製の戸をくぐって更に中にある小カンポの向こう側にあるのですが、この小広場がまた水につかって…。うーん、このままではいつホテルに辿りつくのだろう、本気で困ったぞー、と鉄の戸の中でウロウロしていたら、通りがかったお兄さんが「ロカンダ・オルセオロ(ホテルの名)に行くの?通れないの?じゃあこうしよう」と、なんと最初にスーツケース(重い)を、次に私をおぶって運んでくれたのでした(後で分かったのですが、そのお兄さんはご近所の方だとのこと)。断っておきますが、私は身長174cmの大女です。体重も標準範囲です。お兄さん、さぞや重かったでしょうねー。


    ● ヴァレンチーノおじさん
    ミラノで『最後の晩餐』の見学をした後、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の写真を撮ろうと思い、道の反対側に行って教会を眺めていたら、向こうから自転車に乗ったおじさん(おじいさんかな?)が手を振っています。「え?私に振ってるの?」と思っていると、そのおじさんは近付いてきて日本語を話し出したのでした。最初は私もちょっと警戒していた(怪しい人かも?)ので、「怖がらないで」とか言われたりして。聞けば日本が好きで毎年旅行しているとか。おじさんいわく「日本語は独学です」、でもお上手でした。おじさんはしばらく私と話した後、「もう行きます」と言って、自転車で去って行ったのでした。あまり海外で(国内でも、ですが)知らない人から話しかけられることのない私にしては、珍しい体験でした。

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  • 退会ユーザ @*******
    05/12/30 23:32

    冬のヴェネツィア&ミラノ~その2

    さて今回の旅の主目的は、1) アクア・アルタを見る 2) フィガロ・ジャポンのヴェネツィア特集号に載っていた散歩2コースを実践する、でした。

    1) アクア・アルタを見る
    強~く願っていただけに、叶いました。しかも、ヴェネツィア初日から(←つまり移動日。詳しい話は後ほど)。お蔭様で、初日から3日連続でアクア・アルタを体験しました。強運というべきか、何というべきか。アクア・アルタを知らせる警告のサイレンも聞きました。写真もばっちり撮りました。

    アクア・アルタにひるんでいるあなた、大丈夫ですよ~。ヴェネツィアではアクア・アルタになったら、プラスチック製のカンジキのようなものをビニールでカバーして付属の紐で止める、膝丈くらいある簡易長靴がであちこちで売られるのです(10ユーロ)。観光客が皆、靴の上からそれを着けてサン・マルコ広場をバシャバシャ歩いている姿を眺めるのもまた、楽しいものです。

    2) フィガロ・ジャポンに載っていた散歩道
    散歩コースは2通り(1) カンナレッジョ地区 2) ドルソドゥーロ~サン・ポーロ地区)あったのですが、これ、お勧めです。どちらも観光客の少ないエリアです。特にカンナレッジョ地区は路地を歩いていると、洗濯物がはためいていたり、カンポ(広場)では犬を散歩させている人がいたりと、生活感が感じられて良かったです。また、ザッテレ(ドルソドゥーロ地区)を歩きながら見た、ジューデッカ運河にかかる夕陽の色の素晴らしさは忘れられません。

    <お勧めのもの/こと>
    ● ドゥカーレ宮のシークレット・ツアー
    当日(日)の朝一番にチケット・オフィスに行って訊いてみると、ラッキーなことに11:35~の分がまだ残っているとのこと。これはとても楽しかったです。カサノヴァが入れられた牢獄や屋根裏など、普段は入れない、興味深いところを見ることができます。ツアー時間は約1時間半でしたが、ガイドさんのお話がとても面白く、全く退屈しませんでした。お勧めのツアーです。

    ● サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会
    Chorus Pass(共通入場券)を買って、いくつか教会を見学しましたが、私的にはここが一番良かったです。まず色の違う大理石を使った外見がとても愛らしい。そして中に入ると、同じく色大理石を使って配色した内部。歩き方にある「宝石箱のような教会」という記述にうなずきました。絵はいっさいなしというのも良かった(何枚も宗教画を見ていると、どれもこれも同じに見えてきて、ちょっと食傷気味になっていたので)。

    ● パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂で見たジョットのフレスコ画と、ミラノで見たダ・ヴィンチの『最後の晩餐』
    両者とも、やはり一見の価値があります。ジョットのフレスコ画は、天井いっぱいに広がる深く鮮やかなブルーがとても印象的でした。『最後の晩餐』は、予約を最初はcenacolovinciano.org(多分これが公式サイトだと思うのですが)で取ろうとしたら、空きのある日が全く無く、次にweekendafirenze.comというサイトで試みたらあっさり取れました。何なんだか。「大丈夫かな~、これ。本当に取れてるのかな~」って少し怪しんでいましたが、当日、窓口でちゃんとチケットに換えられました。オーディオガイドも申し込んでおいたので、説明を聞きながら見学時間の15分間、存分に絵を堪能しました。

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    シークレット・ツアーとホテル

    ラヴリさん、こちらの情報もありがとうございます。
    とても参考になります。

    「ドゥカーレ宮のシークレット・ツアーのガイドさんのお話がとても面白く・・・」とのことですが、イタリア語?英語?まさか日本語ではないですよね?

    サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会にも是非行ってみたいと思います。私も前回宗教画をたくさん見ましたが、フラーリ教会のティツィアーノ作「聖母被昇天」にノックアウトされてしまい、他は記憶に残っていません。。。

    アクア・アルタは体験してみたいような、してみたくないような。。。サンタ・ルチア駅の下の階段まで浸水するなんて、かなりの大水だったのですね。ホテルまでご苦労されたみたいで、大変でしたね。
    そのLocanda Orseoloですが、メールに添付されていた地図を見て、迷いそうだな~と思いましたが、ラヴリさんは迷わずに行けました?