12/07/25 19:57

正解なんて存在しない

そもそも、エコノミーを
使うか、ビジネスを使うかは、
RWTに限ったことではなく、他の
航空券でも同じこと。

10万円で欧州に行くか、30万円以上で行くかの違い。
人に依っては、論外と言う人もいれば、逆に、
欧州にエコノミーなんか論外という人もいるくらいです。

知っている人は知っている話題。
フォーシーズンズが500数10万円で、北米から英国まで西回りで757に数十名の
ビジネスジェットで3週間掛けて行く旅を企画販売。確か乗客5名に、ホテルの
スタッフ一名が付き添い、全てを世話する。泊まるのは当然、フォーシーズンズ。
これがあっと言うまに完売。

エコノミーとビジネスとの間の差も、天と地ほどあるものから、
ほとんどないものまであります。エコノミーなら見なくて済んだものが、下手に
ビジネスに乗ったがために見てしまったというものもあります。私の経験だと、米国
行きのビジネスで、お役人御一行。ほとんど全てに”奥様”と”お嬢様”(お坊ちゃま
も当然あり)が付き添う。議員でなかっただで良かった(彼らは品性に欠けるので)。
本人以外の経費は何処から???と悩んでいました。これも実害はなかった
のですが、日本の黒装束の御一行。暑いのに上着を着たまま。

基本的には、欧州内の数時間(2時間が限度)なら、LCCでもFSAでも
エコノミーは変わらない。FSAのエコノミーとビジネスも席は同じで、間引いているだけ。
食事は、あまりに不味そうなので、食べないことも多々あります。一方、エコノミー
は食事とはお世辞にも言えないものが出る程度。しかし、エコノミーは詰め込むのと、
日本人のように他人への気配りがほとんどないので、収納スペースに我が物顔で
入れるか、入っていても無理矢理押し込められます。壊れ物が壊れる可能性も
あります。一方、ビジネスは、本当に限られた人間しか乗り込まないので
(上記の通り、席は同じで真ん中を間引いているだけのくせに、割引き運賃の
5倍から10倍の料金で、食事も粗末)、空いている。荷物の収納で困ることは
まずありません。利点はこの程度。

一方、長距離は別世界であることが多い。
最近流行の水平ベッドは、狭いながらも良く眠れます。エコノミーだと深夜便だと、
食事中は倒して眠ることができません。倒したって熟睡などは無理なこと。
ファーストのあるエアラインなら、上の席に招かれる可能性だってなくはない。
一方、エコノミーでは皆無です。ただし、ここにも(ビジネスクラス)天と地の
差が存在します。レジャー客の多い路線には、オンボロ機材を投入し、
ビジネスとは名ばかりの座席もあり得ます。破綻前の元国営航空会社などは、
老朽化した機体で、当時のスーパーシートよりも悪いと言われたビジネスを
提供していました。レジャー路線と言えば、”私ビジネス客よ。高い金払って
いるのだから、子どもが泣くくらいで文句言わないで頂戴”というケースもあります。
一人っ子政策で、子どもを堕落させている国のお金持ちは、子どもが騒ぐのを
注意すると逆グレすることが多いですね。ですから、選択を誤ると悲劇。

30万円出して、悲劇を体験するか、至上の喜びを味わうかは、運以外にも、
緻密な調査の結果でもあります。後者であっても、それが30万円に値するか
否かは別問題。

良く出る比較として、30万円、二人なら60万円をホテル代に充てるほうが
合理的。または、食事を豪華にすること。90日日なら、数回スイートにしても
まだお釣りがきます。全ての宿のワンランク以上上げることも十分可能。
食事もしかりです。逆に、ビジネスで安宿、空港からは路線バスで、さらに
徒歩30分で宿というのもあり。このまた逆に、全てタクシーもあり。

要するに金の使い方、価値観の問題です。

ただし、これは、乗ってみないとわからない。
二度と乗るものかと決心が付けば、それはそれで意味のあること。
逆に、二度とエコノミーには乗れない身体になったらある意味悲劇ですが、
これも考え方。金は使ってこそ価値があると言い聞かせて乗り続ければ良い。

所詮、人の話です。乗ってみないとわからない。
このままでは確実に消費は冷え込みます(駆け込み需要のあとの反動で)。
それを少しでも阻止するためには、60万を使い、現地での出費も削らない
(日本の経済には貢献しませんが)ことは、決して無駄にはならないと
思います。

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