06/01/07 15:17

写真に何を求めるかでしょう

一眼レフもデジタルカメラであるという前提で話を進めます。
銀塩を使ったことのない人には今からでは練習する機会が
ないし、今後も使うことはないでしょうから。

極めて大雑把に言ってしまえば、一眼レフと小型のデジタル
カメラとの違いは、光学素子の大きさと、レンズの交換が
できるかできないかでしょう。前者は感度と被写界深度(ぼけ
具合)に効き、後者は状況に応じた最適な画像が撮れるかに
関わってきます。現在市場に出回っているコンパクトタイプは
CCDなどのイメージセンサが無理に小さいため、偽色やノイズ
やシャッタースピードが稼げない等の問題も問題があり、後者
に関しては手ぶれ補正法などで誤魔化して(というとメーカー
に怒られるので、対処というべきか)います。

携帯性と迅速性、それに価格を無視すれば一眼レフが良いことは
確かなのですが、写真に拘らないのであれば、無理して一眼レフ
にする必要はないと思います。動物が主役になることも少ないの
でシャッタースピードや望遠(倍率があるほうが良いでしょうが)
もあまり関係ないでしょう。一眼レフにもなれば、入門者用でも、
ISO感度、ホワイトバランス、シャッタースピード、絞り、焦点な
どを手動で操作できるし、銀塩一眼レフの周辺機器も流用できる場
合があり、これらを駆使すれば納得できる画像が得られる可能性が
高まります。しかし、一方で、操作が面倒で、写真を撮ることが
目的にもなりかねません。ある程度の実践経験がものを言うので、
いきなり始めると失敗する可能性も高くなります。

画質に拘るか否かが判断の分かれ目でしょう。また、船に乗ってい
る時は良いのですが、行きつくまでには本体で最低500g、これに
レンズを数種類加えれば一キロは軽く超え、数キロも持ち運ばねば
なりません。当然機内持ち込みになりますが、かなりの大荷物です。
また、本体はハイエンドデジタルカメラと同じ程度まで下がりまし
たが、レンズを入れれば、まだまだ高い。これらを総合的に判断
すべきでしょう。

恐らく、一眼レフは却下という結論になると思いますが、今持って
いる機種が薄型極小CCDならば、買い換えも検討するほうが良いと
思います。薄型は、手軽に撮ることを目的としているため、いろいろ
な点、特に画質が犠牲になっています。本当は、300万画素で、1/2
インチか500万画素の2/3インチ程度のほうが画質の破綻が少ないの
で、好きなのですが、市場からは淘汰されています。買い換えならば、
(2)を勧めます。それでも三脚(一脚)は持って行ったほうが良い
と思います。これがまた、手荷物検査で引っ掛かるので面倒なのです
が。

  • いいね! 0
  • コメント 2件

2件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    06/01/14 14:52

    脱帽です


    JORGE さま こんにちは

    JORGEさまの「カメラ」に対するこだわりと愛着に
    思わず脱帽いたしました。

    私は「百聞は1見にしかず」主義の人間でございまして
    旅行へ参りましても、まず「カメラ」を持たない人間です。

    旅行後に同行した友人に撮った写真を見せていただくたびに
    「ああ、自分もカメラ持っていけばよかったかも」と
    過去に後悔すること多々ございました。

    私もカメラに興味を持ちました。
    心にやきつけるシーンと
    思い出が確実に残るシーン、両方を
    大切にしていきたいと存じます。

    ありがとうございました。(__)

    • いいね! 0
    • コメント 0件
  • 皆さんありがとうございます

    短時間でのたくさんのレスありがとうございます。

    説明が足りませんでしたが、一眼レフはデジタル一眼レフの意味でした。

    >>JORGEさん
    三脚は手荷物にすべきなのですか?

    • いいね! 0
    • コメント 3件
    06/01/07 20:16

    横から失礼します

    三脚ですが私と同じでしたら客船からゴムボートに乗って上陸しましたが、
    港は無く陸上は多少でこぼこでしたので私は三脚は使いませんでした。
    それでも一応写真やペンギンが海へ入るビデオは自己流で撮影してきました。

    なお私が行ったルートはマイアミからブエノスアイレス経由ウシュアイアへ空路、
    そこから客船で南極半島付近まで行き10人乗り位のゾディアック(ゴムボート)に乗り換えて上陸しました。
    上陸時濡れる為長靴が必要です。6年前の年末年始です。

    そのときの気温はブエノスアイレス30度以上、ウシュアイア10度くらい南極は今の東京くらいでした。
    真夏ですが小高い雪山と海を背景に防寒帽を被った写真が残っています。

    鯨は途中で一回だけ見ましたが、ペンギンは傍まで向こうから寄ってきました。
    しかし前もって3メートル以内に近づかない様に注意されました。
    氷山は楽に撮影できます。私のは小さいデジカメとビデオはその時は8ミリでした。

    • いいね! 0
    • コメント 0件