スペインの有名な美術館の見所はガイドブックにいろいろありますが、エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤ、ピカソ、ミロ、ダリ、だけでないんですね。
●プラド美術館
このくらいはガイドブックにもちらっと書いてあると思いますが、プラドにはティツィアーノの絵がたくさん展示されてるんですね。
ルーベンスも一部屋ありました。
ファンの方は必見でしょう。
●ソフィア王妃芸術センター
ピカソの「ゲルニカ」で有名な美術館です。
日本のガイドブックには全然書いてないと思うのですが、イヴ・クラインの作品がいくつかありました。
1コーナー出来ていた。
日本ではあまり見かけないので(千葉県佐倉市の川村記念美術館で1つ見た。今も展示されているか分からないけど去年はあった)、まとまった数を見たのは初めてでした。うれしー。
ソフィア王妃王立センターにあったのは、小さい真っ青なニケ像など。
クラインに興味ある方は要チェック。
(でも美術館って展示替えがあるから、常設かどうか分かりませんが、、、私が見たのは2006年11月現在)
ちなみに『ゲルニカ』は、ゲルニカにたどりつく前に部分的な習作が多数展示されています。
死児を抱えて泣き叫ぶ女の習作とか、死んだ兵隊とか。
それを見ると、余計に「ゲルニカ」の絵のパワーを感じることができる気がしましたよ。
下絵のほうが写実的ですしね。
ピカソがこの線を、このモチーフをどんな思いを込めて描いたのか・・・
泣き叫ぶ女や、何かを握ったままちぎれた腕などを描くのは、けっこうエネルギーが要ると思います。
描いていて楽しい題材じゃなくて、辛い題材ですから。