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14/03/30 14:14

体力を要するコースではありません

 オーロンゾ小屋(2,320m)からラヴァレード小屋(2,454m)までは歩きやすい平坦路で、あまり登りを意識せずに歩けました。
 距離にして1.6~1.7Km、時間的には30分ちょっとといったところです。
 「ラヴァレードの鞍部(2454m)」というのはラヴァレード峠のことで、三つ並んだドライ・ツィンネンの左側の山のちょっと左側にあたります。ここまではややきつめの登りですが、ラヴァレード小屋から峠の頂上までは距離にして600~700m程度ですので、ゆっくり歩けば問題無いように思います。
 ラヴァレード峠からロカテッリ小屋(2,405m)までの2Km弱はやや下りの景勝コースです。たぶんこの辺りまで行かれるのでしょう。ロカテッリ小屋の直前で少し登り返しがありますが、この小屋までは行かれないのかな? たぶん行かないのだと思います。

 ガイドブックに掲載されていたりするドライ・ツィンネンを正面からとらえた写真はロカテッリ小屋から更に進んでオーロンゾ小屋へ向かう道、ロカテッリ小屋の前を下って進んだあたりからのものが多いと思うのですが、ラヴァレード峠からロカテッリ小屋へ向かう道からの眺めもそん色ないと思います。振り向き加減ではありますが、ドライ・ツィンネンのすぐ脇ですので迫力の面ではロカテッリ小屋からの眺めに勝るかもしれません。
 なお、「急な坂道を下ってラバレード小屋へ戻る」というのは来た道を帰るのだと思います。

 高山病は一般的には2,400m以上で起こるとされていますが、個人差や体調よる差が大きいので何とも言えません。
 私はむかぁ~し、初めて富士山へ登った際に新5合目(2,400m)の先で頭が痛くなったことがあります。水分を補給して20~30分その場で休んでいたところ回復したのでそのまま登りましたが、普通は「症状が出たら標高の低いところへ降りなさい」です。
 ちなみにドロミテへ行った際はラガツォーイ(2,752m)からのハイキングなどもしましたが、特に高山病の症状は出ませんでした。
 前日に睡眠を十分とっておくことと、行動中を含め水分をきちんととることに気をつけられるとよいです。
 あと、特に歩き始めは体を冷やさぬよう、風を遮るウインドブレーカーやカッパの上着を着ているとよいです。歩いて体が温まり、汗をかくようなら脱いで温度調整をしましょう。汗をかきかき歩いて立ち止まると、その汗で体が冷えるのでよくありません。

 ちなみにオーロンゾ小屋からラヴァレード小屋を経由してラヴァレード峠の先までくらいを往復する程度でしたらスニーカーでも何とかなる道です。しかし舗装された道ではありませんし、それなりにデコボコしたところもありますので、ミドルカットかハイカットのトレッキングシューズで行かれた方が安心して歩きを楽しめると思います。ポール(ストック)までは必要ないでしょう。既にお持ちで使用経験がおありでしたら持って行かれればその分、登り下りでの膝の負担は少なくなります。

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1件のコメント

  • Re;体力を要するコースではありません

    まーもっとさん

    大変詳しく教えて下さいまして有難うございます。
    非常に丁寧なご回答に感謝感激です。
    これで初心者でも夢が叶いそうです。
    絶景のポイントも参考に愉しんで来たいと思います。

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