2月20日前後の出発で、女性一人旅で20日間ほど、初めてインドへ行きます。デリー(送迎+3泊)⇒バナラス(最初の2泊)の2都市と移動の飛行機だけを日本で手配してもらいます。そして、その後のことは現地で決めようと思っています。 ところで質問ですが、よく「インドへ行けば人生観が変わる」と言われますが、行かれた方、いかがでしたか??是非教えてください。よろしくお願いいたします。
変わる人、変わらない人、難しいですね yugon さんへ いよいよ出発されるのですね。まずはご無事に旅行されることをお祈りいたします。 単刀直入にいえば人それぞれで価値観や人生観ががらりと変わってしまう人もいれば、さしたる影響もない人もいます。 インドを何度も訪れても変わらない人は変わらないし、たった一度きりのインドが大きな意味合いをもつ人もあります。 では、なぜその他多くの国ではなくてインドなのか。 その理由を考えてみますと この日本で、私たちは生まれてこのかた営々と生活をいとなんできて「常識」を刷り込まれてしまっています。 常識とは、広範な意味を含めて「文化」とも換言できます。 その常識に基づいた価値観、人生観とまったく対極に位置するのが、ほかならぬインドだからです。 先進国と途上国といったカテゴリーでは区別できない「常識」と「非常識」の相克。インドに行けば嫌でも直面します。 信じて疑わぬ価値観、人生観。それは普遍性をもつものです。それが堅固な者には疑いを差しはさむ余地はありません。 日常生活の普遍性からの逸脱を好みません。 ゆえに、インドを訪れたとしても異物として認識し、自己と同化するのを拒みつづけます。無意識の防御反応でしょうか。 けれど、普遍性に少しでも疑いをもつ生き方をしてきた者には、なにが絶対に正しいのか誤りなのか 境界線が希薄になります。 ちょうど一筋のひび割れから大きなダムに亀裂が走り決壊するように。 絶対的なものは存在しない。すべては相対的なもの。変化(へんげ) するもの。価値観、人生観の転覆です。 予兆はずっと前からあったと思いますよ、遍歴で。自分は人と同じことをしたくない、出来ないと漠然と感じていました。 それがインドへ行ってみて、こちらから identify したと言ったほうが正しい表現かもしれません。 注意していただきたいのは、なにもインドを過大評価しているのではないことです。それは誤りです。 私は、幸か不幸か自分一人の生活の責任をもてばいいだけの身分なので、誰にも邪魔されないし邪魔したくありません。 生きること、死ぬこと。さしたる問題ではないと考えられるようになりました。 石にしがみついてでも生き抜く。美徳ともされている生命の力。それすらごく些細なことに拘っているに過ぎないと思える。 世間から遠ざかりたくなりました。関心が薄れてきました。物欲がなくなりました。贅沢してみたい気がおこらない。 ケータイ、デジカメ、DVD は持っていません。必要性が感じられないから。無関心の領域はどんどん広がるばかり。 それから未知の国々ですね、ヨーロッパとか。そんな異国に旅行して遊んでみたいと思いません。まるで興味なし。 今、PC を使っていますが、やがてこれすら必要とは感じなくなるでしょう。 で、お金儲けにもまったく関心が無くなり、当然ビンボーです。(笑) 早い話が、ヒッピーにかぎりなく近い精神ですね。 世間様からどう思われようが構わない。金欠状態でもう渡印できなくとも、それはそれでまた良し。 「勝ち組」、「負け組」とかは同じ土俵に立っているからの比較であって、そんな物差しは私には意味がないことです。 最後に、好きな言葉を 「川の流れのように」、「後は野となれ山となれ」
「メメント・モリ」 「メメント・モリ」を一読されることをお勧めします。 藤原新也の言葉の一つひとつを味わってみる。 インドがどんな世界なのかの足掛かりになるでしょう。 メメント・モリとは、「死を想え」という意味です。
ありがとうございます 覚えていて下さっていたようで、とても嬉しかったです。ありがとうございます。いよいよ出発です。ブーバーさんはとても感性の豊かな方だとお見受けいたしました。「メメント・モリ」も早速アマゾンで注文いたしました。 「では、なぜその他多くの国ではなくてインドなのか。」 ブーバーさんのおっしゃる通り今まで当たり前だと思っていた「常識」に疑問を抱いたのかもしれません。 よくよく考えてみると私自身もよくわからずそれでも行きたい思うのは、きっと私が持っている常識から一番離れたところのインドで、そこからヒトとして命あるものの普遍性を観たいと思ったからかもしれません。私や日本とは、全く違うところへ行ってその常識と自分の持つ常識(広義の意味での文化ですね)の中から本当のものを観て来ようと思います。 例えば先進国ならば似ているところもあるのでしょうけど、インドと日本は全然違いますね。宗教心や生きる意味醍醐味、貧富の差への考え方、刺激ある気候や食べ物、時に関する概念や善悪・正誤の判断、生きる概念死生観すらも、全く違う価値観にまずは触れてそのまま受け入れてみて自分と比較しその中で見つけられるもの… 自分の中に常識というフィルターがかかっていて囚われているものがあるはずですから、それを客観的に観られる良い機会です。 フト今思いましたが、「自分探し」という言葉、本屋でもよく見かけるしよく耳にもして最近流行っているようですが、こういう事なのかもしれないですね、答があるのかないのかも分からないけれど、多くの方が探しているものって結局同じものなのかもしれませんね。
「人生観が変わった」と軽く言えるようではまだ変わってないのかも。 yugonさん、どーも。 ちょっとインドへ行って軽く「人生観が変わった」というようでは、 まだ人生観は変わってません。 「インドから日本へ帰ってきたら、家から外へ出れなくなった」 という人と20年前に会いましたが、 これはたしかに変わったといえるかも。 僕は20年前にずーっと英語でインド旅行をしていたので、 日本に戻って、最初に電話をかけたら、英語訛り日本語でした。 去年、20年ぶりにインドへ行って、 あちこち歩いてきたんですが、 旅しているときは、「インドもたいしたことない」と 思ってたんですが、 そのあと、タイ、カンボジアへ移動すると、 「やはりインドはすごい」と感じましたよ。 インドの影響は、奥底で静かに深く、人を変えていくのかもしれません。 ただ、米国の影響にしても、インドの影響にしても、 影響を受けすぎると、日本では生き難くなります。 もっとわかりやすく言うと、 自分の考えをはっきり言ってしまうと、 日本では摩擦が起きるってことですけどね。 ま、その去年のインド旅行、 チェンナイ、バンガロール、ハンピ、ゴア、ハイデラバード、プーリー、コルカタ の旅についてはこちらに書いてあります。 ↓ http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/thread.php/id/43902/-/parent_contribution_id/43902/ 参考にしてください。 みど
ありがとうございます 簡単に価値観ってなかなか変わらないものかもしれません。 震災時神戸にいたのですがその時に感じたことがありました。何か大きな事に遭遇した時の気持ちを忘れないようにするのが将来の人生を変えるちょっとした秘訣かもしれないです。 インドへ行くといっても、たった20日間ほどの、しかも旅行で人生観変わったらそれこそすごいことかもしれません…。何かを感じてそれを深めていく作業をしなければ人生観なんて変わらないものかもしれないと思いました。深めていく作業なんて今までしたことがないので、自分でこう書きながらもなんだか分かったような分からないような感じです… 「インドから日本へ帰ってきたら、家から外へ出れなくなった」という方はインドで何を見て何を感じて、外に出なくなったのでしょうね?? 「インドの影響は、奥底で静かに深く、人を変えていくのかもしれません。」 私もそうなればバン万歳!です!! みどりのくつしたさんにそう思わせたインドの力って不思議ですね
無とは、この答えを得たのかも? それぞれの人生を送ってきた人が一つの物体となって 丸太の上で最後の終焉を迎える。 3時間掛かって焼き終わるとそこには油が垂れたような 後が一つ、後は何も残らない。 次の物体がまた同じように繰り返され、すべての人が どのような生き様であれ生きてきた痕跡が否定される感じ。 この光景は不思議と冷静に見ていられるものです。 生きていることが何か一過性の出来事のように感じ られ、終わりは無に帰るということなのかも? 人生観が変わるとは個々人の心の問題かも。
ありがとうございます 普段死を見ることが少ないだけに、死に直面すると呆然とします。身体というものは命がないと、ただの物体でしかなくて、ただの抜け殻になる。そのことに呆然としました。実は先日大切な友人を亡くしました。 「丸太の上で最後の終焉を迎える。」姿を現実に見て、私も「無」を感じられると、ただ単に毎日を過ごしながら生きてるだけではなく、生きる事に積極的になれる気がします。 最後には「無」かもしれないけど「生」の間に人の心の豊かさとなれれば、「最後に無」となる意味もあるからです。「最初から最後まで無」であるのとは全く意味の違うものになるような… 今はこんな風になんだか頭で考えてるだけですが、実際に見て感じると心からそう思えるようになるかな~と思うのですが…
Re: 価値観・人生観変わりますか? 人生観が変わるというほど大きな体験はなかったですが、 人の信じる心や、貧富の差に触れたりして、 自分の潜在的なものの考え方に気づかされました。 特に、電車や駅はインパクトが強かったです。
ありがとうございます 自分の潜在的なものの考え方に気づく…まさに私のこの旅行の目的かもしれません! 今まで私は、「人を信じる心」や「潜在的なもの」なんて考えた事がない、フツーに目の前にあるそこそこ楽しい毎日を送っていました。 LGMさんのような旅行をしたいのですが、そんな風になれるかどうか…
Re: 価値観・人生観変わりますか? 私は以前知り合いのインド人の親戚の結婚式に出席させて頂ける機会があり、 友人とインドに行きました。 結婚式にも出席しつつ1週間だったので、あまり観光はできませんでしたが、 町の中で、貧富の差を感じたり、よい勉強になりました。 こういう国もあるのだ、こういう考え方もあるのだと。 インドは、日本人はお腹をこわすので、正露丸を1瓶持っていくことをおすすめします。 インド人の知り合いに、私はすすめられました。(笑) あと「河童ののぞいたインド(確かこんな題だったかと)」という単行本をおすすめします。
ありがとうございます インドでの結婚式に出席できるなんて、素敵ですね。日本での結婚式と全く違うのでしょうね…?結婚観自体全く違うのかもしれませんね 貧富の差は日本でもありますが、インドではその比ではない上、物質の貧富に対する考え方も違うのかもしれないと思ったりしています。この旅行ではそれを感じたいのですが、20日間でどこまで観られものでしょうか???ちょっと不安です。