レポート

トリノオリンピック女子フィギュア観戦が70万円

公開日 : 2006年02月14日
最終更新 :

何故、ミラノから3時間も掛けて行くのかと思っていました。
どうやら、オリンピック観戦ツアーというのはとても高いも
のであることがわかりました。某超大手のパッケージが約71-
77万円だそうです。一番人気の競技に加え、男子スピードス
ケート1500m(500ではない)とアルペン女子とからしいの
です。業界上位に位置する他社の商品では、男子500mを含む
ものが49万円で、カーリングとノルディック複合団体。

家族とか所属する企業には売れているそうですが、一般向け
には、今ひとつ売れ行きが悪いそうです。人気競技は完売ら
しいのですが。

なぜ、こんなに高いかと言うと、
JOCが競技を割り当てるが(当然人気のない競技も含まれる)、
JOCに上納金が行く。ホテルが高くなり、完全前納で、最低滞在
日数が指定される。

恐らくトリノ市内のホテルは旅行代理店だけに流したのでしょう。
前納ならば、絶対にキャンセル等で損はしない。そこで、早くか
らトリノを諦めたようですが、ミラノ市内からバスで行くと二時
間近く掛かります。往復5時間とすると、1日で嫌になるでしょう。

金も掛かり自然破壊も甚大だし、何よりも参加国が限られている
冬季五輪は廃止せよという声が前世紀にはあったのですが、夏同
様にビジネスになるのか、最近ではないですね。

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • スター選手には芸能人並の取り巻きが・・

    ホテル不足は旅行会社のせいだけではなさそうです。

    アルペンスキーの関係者に聞いたところ ヨーロッパのスター選手は千人コーチ、スタイリスト その他の付き人つきだとか・・。 

    服装メイカーや用具メイカーの関係技術者も事務所を借りて滞在するんだそうですし、 スキーの裏?にぬるワックスも今では専門家がつききりで面倒を見るんだそうです。 順番の直前までいろんなワックスを試すんだそうですが 一流選手になるとよその選手との掛持ちはさせないとか・・・。

    モーグルや スノーボードはどうか知りませんが アレだけの選手の背後にこんなに沢山の人がいれば そんなに大きな街ではないトリノの部屋など空いているわけはありません。

    もっとも 冬のオリンピックはもともとこの辺の人たちのごく内輪なお祭り・・・いや 北欧の冬の運動会・・・ノルディックに 第1次世界大戦以後この辺の運動会が合流したのらしい。

    冬のオリンピックは そうそう世界中でさわいでいる訳では 無いようですよ。

    • いいね! 0
    • コメント 1件
    06/02/14 18:37

    長野の二の舞にならなければ

    イタリア国内でも盛り上がっていないとか。

    夏のオリンピックに関しても商業主義が浸透しすぎてしまい、
    「どうやって優劣を付けるのか」すら怪しい競技が増えました。
    また参加できる国が限られている競技や意味のない団体競技も
    最近ふえましたね。ローマの昔に戻れとまでは言いませんが、
    冬は雪合戦程度で、地味にやったほうが良いのではないかと思っ
    てしまいます。まあ、戦争をする代わりに、国が競い合うのな
    らば、まだ救いもあるのですが。

    オリンピックに間に合わない工事が沢山あったというのがイタリ
    アらしくて良いですね。五輪後にホテルの倒産とかもないでしょ
    うし。