スーツケースはなくても良い、食事は難しかも知れない、自由な時こそ彷徨いましょう

H.I.S. 珠玉のスペイン9日
旅行代金　539,000円～729,000円
と比べれば、明らかに低価格ツアーで、しかも弾丸に近い。
早朝から叩き起こされるので、折角スーツケースを持って行っても
使うことがない。下手すれば開けることなく次の訪問地に。

TK 53 NRT 2230 IST 0345*
TK 1305 IST 0940 AGP 1310です。下に書きますが、これはかなりキツい。
着いてすぐに、”最も人気の高いアンダルシアの白い村・ミハス各自散策（約1時間）”
は壮絶な睡魔との闘いで、さらに、”バスグラナダへ（152km・約2時間）”は爆眠です。
グラナダ 18:45の時点で、すでに24時間（集合時間等を入れれば）プラス8時間時差。
疲労は最高潮。

グラナダCクラスですが、中心部もあるが、Ibis Granadaなどは市の外れで、車がないと
中心まで大変。食事に出て、帰りは22時頃になるので、人が居らず車だけだったら危険。
車道だけで、人が歩けないような道もあるので。他もそうですが、誰か見つけて、一緒に
行くか、護送船団方式しかないでしょう。少なくとも、宿から出て、ふらふら歩いて、
店を探すという訳には行かないと思っているほうが賢明（運良く中心部の宿になるとは
限らず、むしろ格安弾丸ツアーなら、郊外の大型宿のほうが楽だし、皆、高いオプショナル
ツアーを使ってくれる）。

11:00 バスコルドバへ（212km・約3時間）
到着時14時です。着いたら観光だとすれば、昼食は？？
コルドバ歴史地区観光（約2時間）なので、15時まで拘束？
一体何時食事をとらせてくれるのか。

Hotel Nexh Zaragoza
Holiday Inn Express Barcelona - City 22@
全部、当たった訳ではないのですが、これらは郊外に近く、少なくとも中心地では
ありません。

朝食がなんであるかにも依ります。スペイン人と同じような、Café con lecheとChurro
程度なら、14時過ぎには腹ぺこになるでしょうが、重い朝食だと、昼も夜もレストランで
食べる必要はないでしょう。どちらかを抜くなり、BARで軽く済ます。とくに、遅い夕食に
慣れないと、22時頃の食事は辛いし、宿に戻っても、入浴→睡眠→朝食のための叩き起こし
が待っています。昼に十分とる時間があれば良いのですが、昼をきちんととり、夕食は18時
過ぎにBARで軽く済ますのもあり。

しかし、昼間は超過密スケジュールのまっただ中で、真っ当な食事は難しい可能性が大。
夕食をきちんととるのなら、20時過ぎに入り、22時頃出ることを覚悟して臨みましょう。
ただし、宿の立地にも依ります。郊外だと、中心部まで出るだけも大変だし、実際にみて
確かめることもできず、恐らく、添乗員かホテルのフロント（コンシェルジュが居れば
そのかたが担当）で言われるままの店=大抵は観光客向けの店で食べる。ホテルも添乗員も、
下手に地元民用を勧めてしまうと、客がトラブルを起こす可能性が高くなるので、多分、
嫌います。ですから、折角の食事が美味しい国に行っても、不味いものしか食べずに終わる
可能性もなきにしもあらず。あたかも、イベリコ豚だと言うが、日本に来ているのは、
本物のイベリコ豚にあらずなので、”イベリコ豚は高いだけで、美味しくない”という誤解を
与えるようなものになりかねません。でも、弾丸ツアーなので、仕方ないでしょう。

一部、重複しますが、
(1)スーツケース：所謂、運び屋（親戚、近所、会社の同僚に土産を配る）をやる
のでなければ不要。皆が持ってくるので、持たないほうが、”旅慣れ”または”通”を
装えます。風呂敷一枚なんか、注目の的でしょう。まあ、それだけのことですが。
上に書いたように、弾丸ツアーでは中を出す暇さえありません。必要最低限のもので十分。
下着は夜洗えば、朝までには乾く（良く絞ること）。着古したものを持ち、現地で捨てくる。
ドレスコードのあるような店に入ることはまずないので、着飾る必要なし。
(2)普段の延長よりも少なめが良い。防寒対策も、ほとんど車内なので、大げさなものは
不要。
(3)TK便や中東便のは上級席なら楽だが、そうでないと深夜の食事と経由地での空き時間が
辛い。深夜食欲がなくても、食事時間はシートを倒せない。今のご時世、強行すれば殴り合い
の喧嘩になります。倒せないので睡眠不足になります。人手が少ないので、トレー回収も
なかなか来ない。トイレは長蛇の列・・・・。イスタンブールで6時間近い待ち時間。
ここは収容能力を超えているので、休む場所もないし、かなり辛い。機内泊では、
超乾燥するので、濡れマスクなどで、喉を守る。ホテルも同じです。

時すでに遅しですが、スペイン語の勉強・・・・無理ですね。絶対。もし次回があったら、
ちゃんと勉強しましょう。相手の対応は勿論、視野と行動範囲もが格段に拡がり、
楽しさは倍増以上が期待できます。