おかしいなぁ・・・

h.y.さん、ご指名(?)いただいたのに遅くなってごめんなさい。
今日の掲示板は異様にサーバエラーが頻発していませんか?
時間をかけて書いたレスが投稿時のエラーで消えてしまいました・・・!!
ショック。

・・・き、気を取り直して。
他の方がアドバイスされているように、h.y.さんの行き先はすでにウィン
チクームのSudeley Castle(シュードリー城)に傾きつつあるようですねー。
http://www.sudeleycastle.co.uk/home.html
私はシュードリーは5回、ブロートンは2回ほど行きました。
どちらも甲乙付け難いです、正直。

シュードリーは村(ウィンチクーム)自体がそこそこ小村(とは言っても
雑貨屋さんやパン屋さん、宿泊所もあるし、喫茶店やパブもあります)なの
で村+城で一日楽しく過ごせるという点ではポイントが高いです。
歴史的にも、シュードリー城はかの「ヘンリー8世」の6番目の妃(最後)
キャサリン・パーが国王の死後に新夫と住んだ(といっても数年)城で、
幼い頃のエリザベス1世やメアリ女王も遊びに来ています。
前妻の子供たちに慕われた彼女らしく、エリザベス一世の遺品(子供服や
何やかや)なども展示してあります。
庭だけではなくて、館内もそれなりに楽しめると思います。
(館内の要所要所にヒマをもてあましたフレンドリーな案内人がいます)

シュードリーは英国で一世を風靡した「廃墟趣味の城」です。
ようするにゴシック趣味ですね～。わざと廃墟を造りあげたり。
火事で半壊した建物をそのまま残して飾り(?)にしていたり。
庭はさまざまな種類のものがあります。全部で8種類かな?
一番有名なのは「キャサリン王妃(前述の最後の妃)の薔薇園」。
(6/19-6/25はRose Weekです)
でも、ここ数年、薔薇の手入れ的には首をひねるところがあります・・・。

それでも、手頃にまとまっていて、後悔のないチョイスだと思います。
入場料は高いけど。(7.20ポンド　デイリー・オープン　10:30-17:00)
※19cの新興階級、手袋製造業者の一族に買収されたお城です。
※※どなたかがおっしゃっていた遊具は、子連れヴィジター用です。

さて、「ブロートン城」。(水・日　14:00-17:00　4ポンド)
http://www.broughtoncastle.com/index.htm
こちらはマイナーなのかしら。みなさん、行かれていないようですね。
※ここは貴族の家系(セイアンスィール卿)がいまだに維持しているお城です。

今の天皇陛下が皇太子時代に、皇太子殿下が留学時代に城主の招きで寄られ
ています。Oxfordに程近い、Banburyにあります。
ここも捨てがたいんですよ～～。
のどか、人が少ないという点ではシュードリーよりもお勧めかも。
ただ、館内は居住家族のためか、案外現代風に折り合いを付けられている
ので、昔ながら・・・の風情を楽しみたい向きには少し幻滅があるもです。
庭は1エーカーですので、たいへんかわいらしいです。
長い長い、すてきなボーダー花壇もあります!
『恋に落ちたシェイクスピア』や『英国万歳!』のロケ地でもあります。

また、ブロートン村には他にも、セント・メアリー教会や「ブルック・コ
テージ」という個人のお庭で有名なものがあります。
コテージガーデンがお好き・・・とあったので、もしかしたらこちらの方が
ご趣味に合うかもしれません。こじんまりとしていて、かわいい、落ち着く
お庭です。
http://www.brookcottagegarden.co.uk/page2.htm

〔結論〕
華やぎとか賑やかさ、適度な商業主義、快適さ・・・を求めるなら、シュードリーでしょうか。
そうではなくて、地味で見栄えはしないけれど古きよき時代と上品さを求める
ならばブロートン・・・かな。
選ぶのは難しいですね。
うーむ。

たとえどちらへ行かれても、丸一日はゆっくり楽しめると思います(^^)