Q&A

スペインに行く前に読む本&DVDは?

公開日 : 2006年02月21日
最終更新 :

GWにスペインに行く予定です。
事前準備として、スペインの知識を少しでも詰め込みたいのですが、本やDVDなどスペインに行く前に読んでいくと参考になるものや興味が増えるものなど(小説や雑誌など)があれば教えてください。お願いします。

ちなみに、pen(ペン)2月号は「スペインデザイン大研究」で購入しました♪

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5件のコメント

  • 06/02/23 21:19

    子どものころ読んだ漫画ですが。

    青池保子、「アルカサル~王城~」、「エロイカより愛をこめて」
    河惣益巳、「サラディナーサ」
    なんかがずっと心に残っていて、スペインに行ったとき、思い返したりしていました。

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  • 退会ユーザ @*******
    06/02/22 11:28

    Re: スペインに行く前に読む本&DVDは?/地方によりますが、

    カタルーニャなら、

    『バルセロナ、秘数3』中沢新一、中公文庫
    バルセロナとモンセラートへ行くならおすすめ。

    『バルセロナの厨房から』高森敏明 グルメ文庫
    わりと新しい本です。スペイン料理の基礎知識、バルセロナ時代の修業の話など。

    ガウディ、ピカソ、ミロ、ダリに関する本もいいかも。


    マドリード、アンダルシア、アラゴン方面へ行くなら、

    『スペイン女王イサベル―その栄光と悲劇』小西章子、朝日文庫

    『女王フアナ』ホセ・ルイス オライソラ著、宮崎真紀・訳、角川文庫
    イサベル女王の娘。
    これは映画があって日本でもDVDが出ているようです。

    フラメンコとヒターノ、スペイン暮らし(マドリー、アンダルシア)なら堀越千秋氏の各エッセイも面白いです。

    あっ、それと、メリメ作『カルメン』を読んでおくと、グアダルキビール川を見たときに「これがあの川か~」と思うかもしれません。

    カトリック両王(イサベルとフェルナンド)、王家の話はある程度知っておくほうが史跡や美術鑑賞には便利です。
    マドリードのプラド美術館やグラナダ(縁の地)へ行くなら必須。

    スペイン内戦、フランコ将軍の独裁政権時代のことも多少齧っておくと興味深いと思います。
    私もそれほど知らないのですが、まだつい30年前のことなんですね。

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    退会ユーザ @*******
    06/02/22 11:47

    つけたし

    そうそう、
    もしキリスト教美術が展示されている美術館へいらっしゃるなら、キリスト教(キリスト教美術)についてもチェックしておいたほうが理解が深まるかも。

    まあ、知らなくても見れば「受胎告知」「聖家族」「磔刑図」「ピエタ」(イエスが死んで悲しんでいるマリアの図)ぐらいは分かりますが!


    個人的に印象深かったのはグラナダ大聖堂で見たInmaculata(インマクラータ/無原罪の御宿り)のマリアの絵と、プラドのエル・グレコ「受胎告知」(Anunsiacion/アヌンシアシオン)など。

    「無原罪の御宿り」は聖母マリアが月を足で踏んでいるのが定まった構図なのですが、月の中に天使の顔が描いてあると、子供を3人踏みつけているようにしか見えない・・・・(すみません、異教徒なもので)

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  • 06/02/22 08:34

    書き出すと長くなります

    スペインの歴史となると、そりゃ膨大です。
    フラメンコと闘牛だけの国ではないですから。
    これについて書き出すと1日が終わってしまいますので、簡潔に。

    まず、イスラム前の歴史。フェニキア人から西ゴート人。
    8-15世紀におけるイスラムによる支配とレコンキスタ。
    学校教育での歴史では短い記載ですが、文化が花開いた時期です。
    イサベル女王の登場とアメリカ大陸発見(500年後には『遭遇』に改め
    られました。数百年にわたる黄金期を経て、19世紀にはナポレオン侵攻、
    さらに米国との戦争で衰退しました。この戦争も米国お得意のやらせ
    だったとか。

    最後に忘れてはいけないのが、フランコの登場と市民戦争。第二次世界
    対戦勃発や、ナチとの連合国側との関係を知る上で、重要な事件でした。
    フランコが死ぬ1975年まで、この国は軍事独裁国家だったのです。
    民主化直後は、貧困で、他の欧州諸国(ピレネー以東)からも蔑まれて
    いました。国が安定し、経済も発展したのはやはりバルセロナ五輪の
    成功(サマランチの力?)が大きいと思います。この市民戦争は、スペ
    イン社会に様々な影を投げかけています。特に、スペイン現代映画を
    語る上で、市民戦争は決して避けて通れない問題です。ドイツがナチズム
    に拘るように、スペインでは市民戦争なのでしょう。優れた作品がたくさ
    んあるのですが、なかなか日本ではDVDを含め入手が難しいのが現状です。

    上では省きましたが、かつての植民地では略奪行為を繰り返したのです
    が、それら中南米の国とは良好関係にあるし、先祖が沢山渡っているの
    で、他人事とは思えないのでしょう。ですから、日本とは米国に対する
    感覚が違います。驚いたのは、若い人(少なくともフランコ時代を知ら
    ない)が、”奴らを通すな(No Pasarán)”とかチリ民主連合(アジェ
    ンデ)時代の反ファシストスローガンを日常口にすることです。市民戦
    争には、ロマン・ロランが提唱した反戦反ファシズム運動や義勇軍とし
    て参加した作家も拘わっていますので、この時代の文学にも鋭く映され
    ています。文学からでも、簡単に知ることができます。ピカソのゲルニ
    カもそうですね。

    最後に、スペインには様々な顔があるということ。別の国があると言っ
    ても過言ではないでしょう。大雑把に言えば、カスティーリャ、カタル
    ーニャ、アンダルシア、ガリシアとバスクです。バスク語は非ロマンス
    語なので、全く別の言語、民族です。バスクとカタルーニャは独立志向
    ですが、前者には経済力がない。一方、後者はスペインの経済を牽引し
    ているため、現実味があります。バルセロナとマドリードとは全く異な
    るという背景には、このことがあり、知っておくべきだと思います。

    PENは私も買いました。スペインの建築、デザインを堪能する人には必
    読書書でしょう(現代ものですが)。あと、5月にはいると、猛暑とい
    う日があるので、一応覚悟しておいてください。

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  • 退会ユーザ @*******
    06/02/22 01:02

    Re: スペインに行く前に読む本&DVDは?

    ハルカさん、旅クマさん、こんにちは。

    『スペイン断章』は、私もここの掲示板で教えていただいた堀田善衛さんの本ですね。これは胸の痛む本ですが、おすすめ。ついでに同じ堀田氏の『ゴヤ』も。

    なお、中公新書から『物語スペインの歴史』というのが出ています。
    これはシリーズもので、次々各国のが出ていて、行きの飛行機の中で手っ取り早くおさらいしたいときに、時間つぶしをかねて読むのにぴったりです。


    ところで、私は、これらの本のほかに、『誰が為に鐘は鳴る』や『希望』などのスペインの内乱関連の本が、そもそもスペインとのなれそめ(?)としてあります。でも、いまどきこんな本を読む人は少ないだろうな....。

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  • 『スペイン断章』

    いろいろありますね。
    押えておくべきは、中世イベリア半島史。
    ハプスブルグ王家とスペイン国家の成り立ち。
    スペインの諸地域と、その違い等々。

    ところで、どこの地域に行くかで、違って来ますが?
    近くの図書館で、まず「スペイン 歴史 地理 文化」
    で検索かけてみて、読みやすいものから読んでいくと
    いいですね。

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    Re: 『スペイン断章』

    では、私は実用的な本ということで。
    川口剛著「スペインのBARが分かる本」(バルク・カンパニー)

    ただひたすら食べ歩いて根性で纏めたバールの観察本です。スペインとバールは切っても切り離せませんから。

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