16/10/10 10:41

旅行形態と発想の転換

前者によるのと、
後者が必要でしょう。

まず、どのような旅なのか?

最新号の某経済誌によれば、
高齢者の旅は、行動力がないにも
かかわらず一箇所滞在型ではなく、動き廻りたい派
が多数だそうです。61では高齢者ではないものの、
若年層でもないし、年齢での区分はあくまで
相対的なもので、個々人によって形態は
異なるのが当然。

10日を毎日宿を替えて移動を続けるのであれば、
大きな荷物は足枷以上の何物でもありません。
それに、後者とも関係しますが、それなら、
荷物も不要です。お洒落して高級レストランを
堪能する時間的余裕もないでしょうし。
まさかバックパッカー擬きを実践する
訳でもないですよね?

各国一都市か精々どちらかで二都市。
滞在場所も交通の便の良い(日本から入る
空港のある都市など)都市の中心部なら、
大きな荷物も大して邪魔にはなりません。
公共交通機関など考えずに素直にタクシーを
使えば良いのです。

また、普段着では入れないような超が付く高級
レストランに入る。リゾートならあり得ますが
都市型宿なら不要なのですが、高級ホテルを
利用するために、服装には凝らざるを得ない。
このために衣装が増えることは仕方ないでしょう。

そうでないのであれば、スーツケースの類いは
邪魔です。しかも、鉄道はまだしも、駅から宿まで
徒歩で数十分、または路線バスしかないのであれば、
転がすタイプの鞄は時には迷惑になるし、見た目も
良くない(旅行美学に反すると言うこと)のです。

それがわかる、またはどのような場所に泊まり、
どう移動するかを判断するのは貴女次第なのです。

4月のスペインで、あまりの暑さにバテた経験があります。
途中で打ち切りました・・。これが大陸の実情です。
地中海沿岸は温暖の差が緩和されるので、朝晩冷え込むことは
滅多にない(相手はお天道様なので断言ができない)ものの、
内陸は当然あり得ます。しかし、深夜早朝の移動って、
普通はしませんよね。ですから、あまり深く考える必要はないと
思います。軽装で十分。なるべく軽くて保温性、または防風性
のあるものを用意すれば十分でしょう。それでも100年に一度の
寒波でも襲来したら(今の科学なら一週間先は読めますので、
それも日本で準備できる)、現地で防寒着を買えば良いだけの
こと。冒険家でもあるまいし、真冬から真夏、さらに暴風雨への
対応なんかする必要はありません。

まさか、毎日の着替え、下着全部を持って行こうと考えては
いないでしょうね。大昔のパッケージなら、”生活習慣も
違うので、あれもこれも”という指導もあったでしょうが、
今は時代が違います。また、デビューはパッケージだったとしても、
自分で全てこなさねばならない(手配、交渉、荷物運び、危険回避・・)
個人旅行では、あれもこれもと言っていたら、重石を運ぶための
旅行になりかねないし、行動力も削がれるし、危険性も
増します。少しでも要らないと思ったら持たない、あったら良い
程度も持たないことを徹底すれば、荷物は自ずと減ります。

パッケージ旅行と同じように個人旅行をするがためにスーツケースを
当たり前のように持つ場合に加え、異様に大きなケース、または最近多く、
正直言って邪魔なのがキャリーケース二個持ちです。これは例の爆買いする
国の方々に顕著なのですが、その実体は、行きは空気、帰りは
戦利品を運ぶためです。これも前時代のことですが、周囲に
義理土産も不要でしょう。ですから、荷物および収納器は最低限で
良いのです。このあたりが発想の転換ということです。

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1件のコメント

  • 私は・・・。

    私は、普通のパッケージツアーをします。
    長々と持論を書いてくださったのですが、具体的に、何リットルの旅行鞄を私は買えばいいのでしょうか?
    それだけが、教えていただきたかったです。
    なお、爆買いとかしません。お土産は最小限です。

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    16/10/10 11:47

    ならば(他人が持ってくれるので)好きなものを持てば良い

    はじめに言ってください。
    ”持つのが大変”とか書かれれば、
    誰もが個人旅行だと思ってしまいます。

    日本人を相手にする通常のパッケージでは、
    ”お客様”に荷物を持たせることは
    いたしません。

    そもそも発想が逆でしょう。
    持って行きたいものを用意して、
    それを収納仕切れる器を用意するものなのでは???
    それは他人にはわからないことです。

    異様に重くなり、集合場所へ持っていくことすらできない
    とかになった時点で、冷静になれば宜しいのではないの
    でしょうか。