シベリア鉄道あれこれ 猫ちゃん様、初めまして シベリア鉄道は、全線、部分的に、かなりの回数乗りました。 その価値は、「とにかく距離が長くて時間がかかる」、につきると思います。 新幹線並みのスピードなら、2日とちょっとで走破できますし。 徐々にスピードアップは図られているようですが、途中駅での機関車交換などで 20分以上停車したりします。 車窓からの景色も、ほとんど変化が無いですが、一番の絶景は バイカル湖のほとりを走る区間だと思います。 (そこを真夜中に通過する場合は、全く見えませんが) その他は、ヨーロッパとアジアの境目にある標識などでしょう。 夏ですと、結構暑くて、冷房車でないと地獄です。 ロシア号辺りですと、冷房完備なのかもしれませんが、故障もあり得ます。 列車番号が一桁→二桁→三桁の順に、グレードが落ちます。 乗られるなら、一等車がお勧めです。 2等車のコンパートメントは、2段ベッドが向かい合った4人部屋で ゆっくりできませんし、トイレもそれなりに込み合います。 車掌さんが親切であれば、シャワーも浴びられるかもしれません。 (トイレ=洗面台の蛇口にボイラーのお湯を繋ぐ、簡易シャワーです) 車掌さんに、乗ってすぐにプレゼントを渡すと良いかもしれません。 レストランの食事は、高くてワンパターンですので ある程度食料を持参することをお勧めします。 熱湯は各車両にボイラーがありますので、カップ麺などが食べられます。 他の乗客と交流するのも楽しみの一つだと思います。 ネット環境があれば、翻訳ソフトを使って意思疎通も可能でしょう。 シベリア鉄道に乗られる際は、いつか読破したいと思っていた長編小説などを 持参されると良いかも知れません。 個人的には、今度乗ることがあれば、(かさばりますが)百人一首を持って行って 色々な国籍の人達と、「坊主めくり」をして盛り上がりたいと思っています。