行ってきました! きのう仕事を午前中に切り上げていってきました。 見渡す限りというわけじゃないですが、今年は前行ったときよりすごかったです。 プロフィールの写真をこのけしきのにしました。
北米の野生種の「ひなげし」カリフォルニアポピーはオレンジ色なんですね こんにちは カリフォルニアポピーはかなり広い範囲に一斉に咲くんですね。まだ寒い日もあるだろうし、早咲きなんですね。 日本語では「花菱ソウ」という名前が付いているそうです。 ひなげしの野生種はどこにでもあるようですね。 日本にも、「長実ひなげし」という種類があって(外来種が野生化した)、かなり春が進んだ頃に空き地や道路端にちらほら咲きます。西日本方面では比較的よく見ますが、関東ではあまり集団では繁茂しないようです。色はややあせた朱色で、花はひなげしの形ですが慎ましやかな花形です。 フランスに行くと、コクリコですね。花色は、ほとんど赤と言っていい朱色です。 5月中旬頃から咲き出し、フランス北部のノルマンジー地方では見かけないですが、パリ近郊でも咲きます。南仏に行くと、おびただしく咲きます。電車の線路沿い、道路の路肩、あぜ道など、地面があれば咲き、休耕中の畑には一面に咲きます。 かつて南仏の田舎のバス停でバスを待っていて、けっこうコクリコがそこら中に咲いていた場所で、アメリカ人と思える中年の男性二人連れがやってきて同じくバスを待ちながら、会話を聞いていたら、片方が「あの花なんて言うんだろう」ともう一方に話しかけている。聞かれた方は「この花、フランスではよく見るけど、名前は知らないね。ポピーみたいな花の形だから、ポピーなんじゃないかな。」なんて言って、珍しそうに(野生として咲いていることが珍しそう、という意味)見ていました。 この人たちは、フランスの野生のコクリコを知らないらしい、と思いました。そのときは、私は「ポピー」というものは赤やピンクや白の園芸品種のことだと思っていましたが、カリフォルニアには野生種があることを今回初めて知りました。 そのアメリカ人たちも、ポピーの野生種(カリフォルニアポピー)を知らなかったんじゃないかと思います。 コクリコについては、 明治の終わり頃、女流歌人の与謝野晶子は、同じく歌人の夫が仕事をかねて見聞を広めるためにフランスに来たのを追って渡仏し、パリに滞在し、そのときのことを歌にした中に、次の有名な歌があります。 ああ皐月(さつき) 仏蘭西の野は火の色す 君も雛罌粟(こくりこ) われも雛罌粟 (ご存じのことと思いますが、皐月は五月のことです。晶子がシベリヤ鉄道経由で2週間かけてフランスに着いたのは5月19日だそうで、その頃はちょうどコクリコが咲く季節ですね。) ちょっとお邪魔しました
ポチは花の名前とか与謝野晶子 とかにはうといのですが、 ミケはコクリコもこの晶子の歌もしっているようです。
コクリコのジャム mamoruさんのコメントを拝見していて、 フランスでコクリコジャムを買ったことを 思い出しました。 鮮やかで美しい朱色でしたけど、 砂糖以外の味はないし、薬品ぽい香りがして 美味しいとは言えないジャムでした。 長実ひなげし、西日本だと群れるのですか。 その時期に西日本に行ったことがないからか 知りませんでした。見てみたいです。