エティハドの見解 コメントを読むと、結果に大変失望したとのことです。 それはそうでしょう。数ヶ月間イタリア政府を間に挟んで増資の交渉を続けてきたのにその条件がはねつけられた訳ですから。 これで、エティハドがアリタリアから手を引くことはほぼ明らかになりました。 あとは、破産か清算、あるいは外国への売却しか途はないでしょうが、こんな金食い虫を今更どこが引き受けてくれるのか・・。 新聞記事によればcommissariamentoへ移行とあるのですが、私の辞書にはこの単語がなくてよくわからないのですが、ひょっとしたら破産管財人のことなのかも知れません。とうとう手続開始なのでしょうか。 一般の人たちの書き込みを見ると、もう清算してしまえ、お金の無駄、というのが殆どで、同情的なものは見当たりません。日本人みたいに国のメンツと考える発想はないようです。
再建は難しいという無理なのでは? アリタリアは、南の某空港で、フライト変更 (ノーマル持っていて、別便に替えようとした) さいに、トラブルになったさいに、一番真っ当な 対応をしてくれたので(他のエアラインでは地上係員が ノーマル航空券自体の仕組みさえ理解していない)、 「流石、国営(当時)」と見直した覚えがあります。 でもその当時でも、「イタリア国内でルフトハンザ系列が 飛んでいたら、それに乗れ」と言われていたのは確か。 できの悪い子ほど・・・という感情がありますね。 なにか憎めない。上記、某ゲルマン民族の航空会社などは あまりに杓子定規な対応で客を平気で叱咤するし、 これに比べると人間味があるし。 エティハドに関しては、イタリア語の記事で、”以前の株主” という表現が使われていたので、すでに手を引いたのかと思って 調べてみましたが、ヒットするのはほとんど昔の株取得の記事 ばかり。 以前は、ワンクラスしかない国内線でも、客層が明らかに 異なっていました。そのような客を相手にしている限り、 なんとかやっていけたのでしょうが、今や、イタリアは LCCに浸食されていて、仮にこの危機を乗り越えても、 収益を上げられる健全な会社にすることはほぼ不可能でしょう。 まず、ローマとミラノの空港が不便。リナーテは小さすぎて 機材が限られる。ところがAZはMXPから撤退しているので、 ミラノに入る客を国内に運べない。これを埋めているのが、 U2やFRで、これでは収益を上げられるわけないなあと思います。 ですから、名乗りを上げる会社がいないのではないかと思うのです。 でも、、、、、金持ち中東の次は、繊維の街を乗っ取った国が 控えていますね。それはあり得なくないかな?国内某家電店みたいに 団体様御用達にしてしばらく(すでに陰りが見えてきているようですが) は設けて、、、、撤退。