06/03/26 15:16

やはり立地でしょうか

一般的には個人経営が多く、経営者やその家族が店番(フロント兼セキュリ
ティー)をしており、しかも原則的には宿泊客だけしかホテルに入らないた
め、宿泊客以外や通行人でも簡単に入ることができる高級、大型ホテルと違
いひとりひとりを把握しやすいという利点があります。しかし、なかにはい
い加減な従業員(経営者)も居るので、自己防衛だけはしっかりと。まあ、鍵
が壊れているとかいうことも無きにあしもあらずですが、そのような時は部
屋を替えて貰うとかはっきりと要求しましょう。

問題は立地です。イタリア、スペインの特徴として夕食が遅く、ホテルに
戻るのが22, 23時とかになります。昼間は安全に見えても、この時間帯は
別世界になることが多く、しかも星が低い場合には、少し奥まった場所と
かにもなるでしょうから、良く見極めることが大切です。地下鉄の駅から
暗い道を歩くとなると考え直したほうが良いでしょう。実践的には、宿の
人に夜間に治安を良く聞いておくことです。勿論、宿を決める前にも情報
収集は必要です。

星に拘るというのは価格重視ということでしょうか?一般論ですが、都心
部で交通の便が良いところは部屋が狭い、ハード的に劣っている(当然バス
タブは期待できない)、郊外に出れば星も上がり、部屋も広くなるが、下手
をすれば、タクシーでしか都心との行き来ができない、無理して歩くと街灯
もない暗い道を車に怯えながら歩くことにもなりかねない。

米国ほどではないですが、安全は金で買う物だということはイタリアでも例
外ではないでしょう。これはホテルの星よりも立地面とか従業員の質とかに
依存する面が大きいと思います。この点では安全面(特に盗難)では、中途
半端なホテルが一番危ないと思います。家族経営は家族の存亡に関わること
ですし、小規模はホテル経営に関わりますが、団体専用となると、客は二度
と来ない訳だし、適当に手を抜いても文句は言われない、スキルが問われる
ような注文は来ないということから、従業員の職業意識が低下します。最高
級ならば、治安は最大の課題のひとつになり、従業員の質がはじめから求め
られ、マネージャーも目を光らせるので宿泊客はホテルを信頼します。

ローマの高級ホテルでは必ず外来者のチェックをしており、たまに従業員が
目を離すと上司から大目玉を食らっています。

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