レポート

春のイタリア短期ゆったり旅

公開日 : 2006年04月01日
最終更新 :
退会ユーザ @*******

3月24日の夜に成田を発ち、現地4泊
29日の夜便に乗って30日夜に帰国しました。
現地でほぼ5日足らずですが、ゆったりと楽しんできました。
(一部駆け足でしたが)
ほとんど観光らしいことはしていないのですが、
以下にご報告を。

今回泊まったルッカの郊外のアグリトゥーリズモ
Al Podere di Rosa には、2004年の秋に行き、
お母さん、お父さん(と言っても私より若い)とすっかり仲良しになり
短い休みだからこそ、ゆったり寛ぎたいと思ってまた予約を入れたのでした。

本当は、最初の1泊はポルトヴェーネレにして、
残り3泊をここにと思っていたのですが、
27日は、あいにく満室でダメとのことで2泊と1泊に分け、
中の1日をポルトヴェーネレへ、
と考えていたところへ、某掲示板で知り合った女性から
とっても素敵な田舎の小さなまちのことを聞いて、
どうしても行きたくなり、
片道5時間かけて行くことにしました。

さて、パリ経由で朝9時15分にピサ着。
空港からルッカまでのバスに乗り、ルッカからタクシーで宿へ。
まずシェパードのザーラがワンワンと飛び出してきて
その声でお母さんのカテリーナが出てきて
「よく帰ってきたわね!」とバーチ。

すぐにカフェと焼き菓子を出してくれて、一息ついてから
徒歩でまちへ。
いっぺん歩いてみたかったのです。
タクシーで12、3分だから、歩いて30分ぐらいと思ったら大きな間違い。
イタリアと日本では、タクシーのスピードが違うのかも。
(うちの辺りが、信号や渋滞で時間かかり過ぎ?)
ときどき足を止めて休んだとは言え、1時間もかかっちゃいました。

ミモザ、桜、桃、木蓮、レンギョウ、ボケ、菜の花、ラッパ水仙…
たくさんの花が咲いていました。
今年の冬は寒かったからちょっと遅れていっせいに咲き始めたみたい。
ルッカの街の中には、木蓮の並木道。

駅で明日の列車の時刻を調べ、宿の近くまでのバスの時刻を調べ
(なんと1日に4~5本しか走っていない!しかも日曜はゼロ)
バールでカルチョーフィ(アーティチョーク)の切り売りピッツァ
そして生ビールのランチ。

まちを散歩して、終バス(16:59!)に乗って宿へ戻ると
お父さんが農作業中の機械を止めて、
またまたバーチで「ヨクキタネ!」
ちょっと日本語話せるようになっていてびっくり。

またカフェをいただいてくつろぎました。

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12件のコメント

  • 06/04/02 19:02

    Re: 春のイタリア短期ゆったり旅

    グラツィアさん、こんにちは

    春の花がいっぱいのイタリアいいですよね。
    私はミモザが大好きです。日本では身近で見たことがないので、残念。
    ちょうど、今ごろイタリアでは咲いてるだろうなぁと思ってたところです。

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  • 退会ユーザ @*******
    06/04/02 00:55

    お詫び

    毎度の事ながら一気に書いて、一気にアップしたら
    恥ずかしいことに、あちこちに誤変換や入力ミスがありました。
    いちいち訂正するのもくどいでしょうから、適当に正しく読み直ししてください。

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    すてきな旅ですね。

    グラツィアさん、こんにちは。

    いつもながら充実した旅ですね。うらやましいかぎりです。
    わたしも、グラツィアさんの過去のトピを読んで、昨夏そのアグリに一泊だけ滞在してきましたが、語学力不足と、それに元来の人見知り+打ち解けるのが苦手な性格のおかげで、十分にコミュニケーションをとることができず、楽しかったものの、少し心残りです。

    それに、ルッカから日帰りでポルトヴェーネレに行ってしまうなんてすごい行動力。(昨夏、私はルッカからチンクェテッレに移動し2泊しました。夏は船での村巡りも最高でしたよ。)
    一人でもレストランでじっくり充実な食事を楽しんでおられるのも、私の目標とするところです、グラツィア先生!(笑)

    この夏はイタリア一人旅になりそうなので、いま計画中なんです。北イタリアをあまり知らないので、ボルツァーノ、メラーノ辺りに行ってみたい。あとは、ヴィチェンツァ、モデナ、トレヴィーゾ辺りとか・・・。
    行かれたことはありますか?

    最後に・・・、私は関西在住なのでいつも関空からの旅なんですが、成田発って色々なフライトがあってうらやましいです。
    関空からは欧州系はすべて行きは午前~昼頃の出発で、帰国便は朝着です。だから、イタリアに着くと夜遅いし、出発の日も朝早いことが多い。夜発・夜着の便があれば効率的でよいですね。

  • 退会ユーザ @*******
    06/04/02 00:10

    8.ルッカの料理学校で

    翌朝、朝食をたっぷりいただいて、
    10時に出発する日本人グループのバスに途中まで乗せてもらい、
    近くにある料理教室へ。
    お母さんが、料理好きの私のことを話して、
    料理教室を見学できるようにしてくれたのです。
    http://www.italiancuisine.it/

    ジャンルーカ先生は、本当に日本語が上手。
    日本で働いていたことがあって、今でも毎年来日していらっしゃるそうです。
    この日は、1年間のコースを終了する生徒と先生たちのパーティーを夜に開催するため
    日伊両方の料理を作るので、レッスンはなしですが
    自由に見ていただいていいですよ、と。

    十数人いる日本人生徒は、分担して餃子やお好み焼き
    焼き鳥や、白玉餡蜜、抹茶ムースなどを作り、
    たった1人のイタリア人生徒は、猪のワイン煮込みと
    りんごと洋梨とパンのケーキを作っていました。

    女性の先生が、私の夫はアルジェリア人なのよ、と
    アルジェリアから持って来ているスパイスを見せてくれて
    それを用いて仔羊と野菜の煮込みのクスクスを作っていました。
    クスクスは、蒸し器で蒸して、ボウルにとってから水を打ってよく混ぜ
    もう1度蒸して、ボウルにとって塩とバターを入れてよく混ぜるという
    手の込んだことをするのでした。

    仔羊の煮込みも、香味野菜とトマト、肉をよくいためてから、
    その横で野菜のブロードを作りながら、水分量の加減を見てはブロードを加え、
    野菜は、種類別に入れて火が通ると取り出していました。
    あとで上に飾るのだそうです。

    別に昼の賄いのトマトソースや、仔牛の赤ワイン漬けオーブン焼きを作っていて
    それも見学したり、餃子を包むのを手伝ったりしながら
    先生と話したり、生徒たちを話したり。
    生徒たちは来週から、イタリア各地のレストランに散り、
    10ヶ月の修行をするのだとか。

    先生が、お昼を一緒にどうぞ、と言ってくださって
    皆さんと一緒にいただきました。

    ○トマトソースのピリ辛スパゲティ
    ○仔牛の赤ワイン漬けオーブン焼き
    ○ミックスサラダ(レタスとラディッキョ)
    それにワインと水。

    私には、おまけが付きました。
    ○仔羊肉と野菜の煮込みのクスクス
    ○レモンの風味のカスタードプリン、オレンジソース

    さすがに、プロとまさにプロにならんとしている人たちが作った料理は
    どれも美味しく、
    ジャンルーカ先生が作ったシンプルなトマトソースは抜群でした。

    クスクスは、仔羊のほかに
    茄子、ズッキーニ、人参、南瓜、ポテトがきれいに飾られて
    見た目もきれいで、味もまた抜群。

    お腹が一杯になって、お代を払おうと思ったら、
    いいですよ、気にしなくて、とジャンルーカ先生。
    レストランで食べたら、40ユーロ以上はしそうなのに・・・
    お礼を言って、宿のお母さんに電話しようと思ったら
    (迎えに行くから電話してと言われていたのです)
    先生が、着替えて送ってくれました。
    もう、感謝感謝です。

    車の中で、夏にシチリアに行く話をしたら、
    親しい友だちがいるから、是非彼女のところへ行きなさい、
    楽しい滞在になりますよ、と紹介してくれました。
    (帰国後メールをいただきました)

    宿でカフェをいただいて、自家製蜂蜜やオリーブオイルを買って荷造り。
    バスでルッカに出るというと、お母さんはバス停まで送ってくれました。
    駅まで行ければいいのだけど、今は私しかいないから家を空けられなくてごめんなさいと言いながら。
    バス停まででも十分ありがたいのに。

    ルッカから、ピサ空港行きのバスに乗り、今回の私の旅も終わりです。
    短くも楽しく、たくさんの人と交流した旅でした。
    最後に、パリ~成田間をビジネスクラスにアップグレードしてもらって
    快適な空の旅ができ、本当にラッキーでした。

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    春の香り・・・。

    グラツィアさん。おかえりなさい。

    今回もさすがの充実の旅でしたね。
    花の香り、空の色、風の匂い・・・
    レポートを読んでいるだけで、
    春の訪れを感じる事が出来ました。

    モンテフェガテーシ・・・。グラツィアさんは、
    必ずまた足をのばされる事でしょうね。楽しみです。

    この町・・・覇王樹さんのHPを拝見して、
    私も憧れている町なんです。

    ポルティコ・ディ・ロマーニャも素敵な町のようですね。
    素敵な町を教えていただいて、また楽しみが増えました。


  • 退会ユーザ @*******
    06/04/02 00:07

    7.ポルティコの朝食とルッカの夕食

    この宿は、朝食もまた素晴らしい!
    夕食とは場所がかわりますが、ここもまた素敵なダイニングルーム。
    甘いタルト類3種、普通のパン2種、生ハム、サラミ、チーズ、ゆで卵、
    トマトとモッツァレッラとバジリコのサラダ
    (カプレーゼとはちょっと違う)
    フルーツ、ヨーグルト、ジュース等々…
    野菜不足気味だったので、トマトをたっぷりといただきました。

    午前中また散歩。
    宿の息子さんが、近くをちょっとだけ一緒に歩いてくれて、
    また、まちの昔の様子が写っている古い写真を見せてくれて
    30年前は廃村同然だったのに、
    少しずつ人が入って、建物を修復して
    今また14世紀のまちが復活したのだと教えてくれました。

    昼過ぎのバスに乗り、列車を乗り継いで、
    ルッカに戻りました。
    短くも本当にゆったりと楽しめたまちでした。

    この夜は、ルッカのアグリトゥーリズモに
    11人の日本人団体が宿泊。一緒に食事をしました。
    大手の旅行社ではなく、イタリア大好き歴35年という女性が企画した
    けっこうマニアックな旅行で、
    この近くにあるイタリア料理学校で半日料理教室に参加したり
    オリーブオイルの製油所やワイナリーを見学したりしたお話を聞きました。

    ○カルチョーフィのペンネ
     カルチョーフィの味がよく出ていてなかなか。
     この家は、お替りができるからうれしい。
    ○豚のミルクソース
     これはお母さんの得意料理らしく、前回の滞在のときも出ました。
     さっぱりしていて、豚のよさがよく出ている料理です。
     今回は、作り方も聞いてきました。
    ○付け合せに、ほうれん草のスフォルマートとファジョーリ(豆)
     ほうれん草をミンチにして、ポテトや卵、ベシャメルソースと合わせて
     タルト型に入れて焼いたもの。
     そして豆をゆでてシンプルに塩とオリーブオイル。
    ドルチェは、さすがに手が回らなかったらしく、お菓子屋さんのクッキーでした。
    ワインもたくさんいただいて、〆にリモンチェッロ。

    面白かった話があります。
    この近くの料理教室の主催者が、日本語の話せるイタリア人シェフで
    勉強に来ているのはほとんどが日本人。
    この宿のお父さんとお母さんは、彼と仲良しで
    その関係で日本人がここに食事に来ることがあって、
    あるとき日本食財をたくさん持ってきて、
    和食を作ってくれたことがあるのだそうです。

    焼き鳥、天ぷら、キンピラごぼう、いなりずし・・・おしるこ。
    お汁粉以外はみな美味しかったそうです。
    (ラテン系の人は、甘く煮た豆をまず受け入れませんね)
    そして病み付きになるほど美味しかったのが、ごぼう。

    お父さんは、実際、ごぼうの種の袋を入手していて
    今年は栽培してみるのだとか。
    カルチョーフィの香りとごぼうの香りは似ていると話していました。

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  • 退会ユーザ @*******
    06/04/02 00:04

    6.ポルティコの夕食

    宿のレストランは、7時半から。
    こちらの内装も素敵です。
    ここは、料理学校もやっているような、料理自慢の宿。
    伝統的な料理が自慢のようです。

    笑顔の素敵な女将さんが席に案内してくれて、
    何を召し上がりますか。うちのスペシャルなんていかが?

    ということでお任せコースにしました。
    お昼が、パニーノと果物だけだったので、お腹ぺこぺこ。

    ○ポルチーニと玉葱のタルト。
     パイ生地の間に十分にソテーして甘みを引き出した玉葱と
     ポルチーニを入れて薄焼きに仕立ててあります。
     パイ生地のさっくりと美味しいこと。
     粉もバターもよいものに違いありません。

    ○アスパラガスのタリアテッレ
     これが、初体験の美味しさ。
     タリアテッレとメニューにはありますが、ピーチに近いような
     太目の手打ちうどんのようなパスタ。
     短く切ってあって、刀削麺のような印象もあります。
     鶏肉を細かく切ったものとアスパラガスを
     鶏のブロード(ブイヨン)で煮込み、パスタを入れて
     そのスープを吸わせた感じのもの。
     イタリア風、煮込みうどん、つゆなし、と言ったところでしょうか。
     もちろん、アスパラガスの味がよく出ているのだけれども
     ベースになっている鶏のブロードの美味しいことといったら!
     もう溜息ものです・・・滋味溢れる、という言葉がぴったりの。
     川岸の鶏たちを思い出してしまいました。

    ○カプリオーロ・アル・ヴィノ・ロッソ、ポルチーニ添え
     辞書で引いたら、カプリオーロはノロシカというのだそうで
     初めて食べました。 http://www.stelviopark.it/italiano/Fauna/Mammiferi/Capriolo.html
     骨付きの塊を赤ワインに浸して、オーブンで焼き煮にしている感じ。
     ポルチーニのソテーがたっぷり添えられています。
     うんまい! そしてなかなかのボリューム。

    ○りんごのムースとマスカルポーネのムース
     ここで女将さんに、ドルチェはりんごのムースと、
     マスカルポーネのムースのどちらがいい?
     と聞かれ、ほんの束の間迷っていたら
     じゃあ、両方ちょっとずつにしましょう、と言ってくれて
     半部ずつ盛ってきてくれました。
     片方にはチョコレートの、もう片方にはベリー系のソースが添えられていますが
     ムースのほんのりしたいい香りを楽しみたくて、
     ソースはほとんどつけませんでした。

    ここまでで、赤ワイン0.5Lを2つとガス入りの水。
    そしてカフェ。これで〆ようかと思っていたところへ
    女将さんがリモンチェッロかグラッパでもいかが?
    と声をかけてくれたので、グラッパをいただきました。

    別の客には、何の変哲もない普通のを出していたのに、
    私はOLMOさんの友だちだからなのか、
    たくさんある中から選んで、色が黄色がかっているのを持ってきてくれました。
    アルコール度数は高いのに、口当たりがマイルド。
    ボトルを置いて行ってくれたので、
    調子に乗ってもう1杯。

    部屋に帰ってぐっすり眠りました。

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  • 退会ユーザ @*******
    06/04/01 23:59

    5.ポルティコ・ディ・ロマーニャ

    翌朝は普通に起きて、ブラッド・オレンジ・ジュース、
    パン、生ハム、カフェ・ラッテなどの朝食をたっぷりと摂り
    今日は平日でバスも走っているので、8:40のバスに乗ることに。
    バス停まで歩いて10分ほどなのにお父さんが車で送ってくれました。

    この日は、「地球の歩き方掲示板」で知り合ったOLMOさんに教えていただいた
    田舎の小さなまち、ポルティコ・ディ・ロマーニャへ1泊旅行です。

    ルッカからプラート、乗り換えてボローニャ、また乗り換えてフォルリへ。
    そこからバスに乗って1時間。
    なだらかな山の風景を楽しみながら、3時前にはポルティコに着きました。
    14世紀の建物がそのまま残るまちです。

    一緒にバスを降りた女性に場所を聞いたら、ホテルはすぐに分かりました。
    Al Vecchio Convento という名前なので、
    てっきり修道院(Convento)を改造したホテルなのかと思ったら、
    尼僧たちが巡業用の宿にしていたので、この名が付けられたのだそうです。

    でも、建物は修道院の尼僧の宿舎と言う感じで、階段の手すりも廊下も、
    そしてもちろん部屋も、アンティーク家具などが飾られ、
    白い壁と木、穏やかな印象の細工の鉄・・・
    見事にマッチして居心地のよい空間が作られています。

    荷物を置いて、外に出てみると、すぐ近くに
    PONTE DI MAESTA` sec.XIVの案内表示。
    宿のおやじさんが、こっちへ行くと、古い橋があり
    それを渡って行くとちょっとした散歩道になっていて
    あっちの方からまちへ入って来られるようになっていると教えてくれました。

    その方向に歩いて行くと、なんとも可愛らしい通りが。
    狭い道の両側に古い石造りの家々。
    家の外壁や前には、花や観賞用植物がこぼれんばかりに飾られています。
    頭上の木々からは、鳥たちのさえずり、近くから川の水音。
    その通りから暫く離れられなくて、デジカメでしばし動画撮影。

    そのまま歩を進めて行くと川に出て、
    そこに石の橋、PONTE DI MAESTA`がかかっているのでした。
    小さなアーチ型の橋、そのてっぺんに上ると
    古い石の建物が寄り添って出来上がっている小さなまちの中心部が見渡せます。

    見下ろすと大きくはないけれども、豊かな水量の澄んだ川。
    川岸に咲く花々。川岸で釣りをする地元のおじさん。
    橋の向こうには、小さなお堂。小さな磔刑像が飾ってあります。
    しばらく川岸のベンチに腰掛けて、景色を楽しみました。

    川岸には、鴨のつがいも散歩しています。
    点々と小さな小屋。
    これは鶏小屋のようで、大きく囲いがしてあり、
    その中で鶏たちが、のびのびとえさをついばみ、歩いています。
    美味しい鶏が食べられそう・・・期待大です。

    ときおり、鐘の音。
    耳に心地よい数々の音を聞きながら、本を読みました。
    絵描きセットを持ってこなかったことを後悔。
    下手は承知。それでもゆったりとした気分で描きたくなる場所なのです。

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    06/04/02 19:11

    Re: 5.ポルティコ・ディ・ロマーニャ

    ポルティコのことをこんなに素敵に書いてくださって、ありがとうございます。
    本当にこのまんまの情景で、でも表現がとても美しくて、音と光がよみがえるようです。

    私が現地に居れば、もっといろいろ案内できたんですけど、、、
     例えば、橋を渡ったお堂のすぐ横に夢のような庭を造っているご夫婦がいます。そこで旦那自慢のラウリーノ(リキュール)を一杯のんで庭の見学や高台での中世の町並みのパノラマを見たり。
     橋を渡ってから畑の方に歩くと鶏(カラフルなロマニョ-ロの雄鶏)がいるところに来ますが、その先を川沿いに進むと人工の堰があるところにでます。今の時期きっとたくさんの水で滝がいっぱいになってることでしょう。日なたぼっこや遊泳で地元の人や近村の人たちがくつろいでいます。7月にはバーベキューディスコパーティーが開かれます。
     変わって、メイン通りからまっすぐにアスファルトの道を丘の方に登っていくと10分程で雄大なパノラマが見れます。その道をどんどん登っていくと、運がよければ野生動物を見ることができます。夕食に出たノロジカもたくさん生息しているので(警戒心が強いので)遠目でしかなかなか会えませんが、かわいいですよ。その他いのししやきじ、ヤマアラシやハリネズミなども時々見ることができます。

    今さら、言われても、、、って感じですいません。
    でもまた次回是非来てくださいね。
    私は5月の連休明けからの滞在予定です。

  • 退会ユーザ @*******
    06/04/01 23:58

    4.ポルト・ヴェーネレ

    ルッカに戻ったものの、このまちはすでに3回来ているので
    新しいところが見たいと思い、
    現地滞在時間が短いのは承知で、ポルトヴェーネレへ行くことに。
    まずはピサまで出て、ここで食事をしないとお昼を食べ損ないそうだったので
    駅ちかくで店を探して、適当に入りました。
    メニュー・フィッソ(定食)が10.99ユーロだったので、
    時間もないしそれでいいかと。

    ありきたりのメニューから、
    ○ スパゲティ・アッラマトリチャーナ
    ○ コトレッタ
    ○ インサラータ・ミスタ
    ○ 水(水かワインも付いているのです)
    を選びました。追加でワイン1/4Lも。

    これがなかなか美味しかったので驚き。
    何の期待もしていなかったのに、
    アマトリチャーナの味付けも、麺の茹で具合も抜群。
    コトレッタもサクッと揚がっていて、塩加減も程好い。
    インサラータのトマトのなんと美味しいこと!
    時間が無かったので、40分という、
    イタリアでは考えられないスピードの昼食でしたが
    それではもったいないと思わせられた店でした。

    ICに乗って、ラ・スペツィアへ。
    ここからのバスの時刻表は、
    もしかして時間がるときのために持って行っていたのですが
    時間短縮のためタクシーで30分ほど。
    運転手は、けっこうなボリュームでサッカー中継をかけているニイチャン。
    ジェノアがゴールを上げると片腕で力強くガッツポーズ。
    けっこうくねくねした道なので心配しましたが無事到着。30ユーロ。

    ポルトヴェーネレは、チンクエテッレと一緒に
    世界遺産に指定されている小さな港町。
    色とりどりの建物が海に面して並んでいます。
    対岸には、手が届きそうなほどの距離にパルマリア島。
    永沢まことさんの絵を見てから、
    行きたい…とずっと思っていたまちです。

    でもね。すごい人出。
    そうか、日曜日だったのだわ。
    5時近くになると、お約束のイタリアお散歩&ジェラートタイム。
    とりあえず、崖っぷちのサンピエトロ教会を見て
    細いメインストリートを歩き、
    色とりどりの建物群を眺めて現地滞在時間1時間半。
    帰りもタクシーなんていう気はなかったので
    バスに揺られてラ・スペツィアまで。

    帰りの列車を確認し、宿に8時半頃帰ると電話をしました。
    モンテフェガテーシに行っていると思ったお母さんに、
    ラ・スペツィアにいると言うと、
    「なんてこと! 日本人は、パッツァ(狂っている)だわ!」とあきれられましたが
    手が空いているからと駅まで迎えに来てくれました。

    この日の夕食は
    ラグーのパスタと、生ハムやサラミ、サラダとオリーブの簡単なもの。
    でもどれも美味しくて、たくさんいただきました。

    長く、たくさん動いた1日だったので、ちょっと疲れました。
    体というより、気持ちが。
    やはり忙しい旅行は私の性に合っていないのだわ。
    1日1イベントをのんびりと楽しむのがちょうどいいみたいです。

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    06/04/01 23:56

    3.ポンテ・デル・ディアヴォロ(悪魔の橋)

    無人の駅に引き返し、時刻表を見ると、
    下りも上りも1時間以上待たないと来ません。
    宿でもらってきた観光パンフレットを見ると、
    1駅ルッカ寄りのまちにある古い石造りの橋
    「ポンテ・デル・ディアヴォロ(悪魔の橋)」がおもしろそうだったので
    歩いてそこまで行って、次の列車でルッカまで戻ることにしました。

    歩くのが大好きなので1駅歩くのはまったく苦になりません。
    花を見、川を見、空を見(最高の天気でしたから)、風に吹かれ、
    気持ちよく歩きました。

    ポンテ・デル・ディアヴォロは、13世紀に作られた5つのアーチからなる石の橋です。
    http://www.albergo-belvedere.it/Garfagnana_ITA/Vacanze_in_Garfagnana_Ponte del Diavolo_Ita.htm
    幅40m、高さ18m。けっこう急な坂道になっていて、
    てっぺんから北の方を望むと、遠くに雪をいただく山々が見えました。

    この橋もなかなかよかったのですが、
    この橋のあるまち、ボルゴ・ア・モッツァーノがまた素敵でした。
    なんということもないまちなのですが、古い建物の落ち着いた佇まい、
    小さな教会、時計塔、
    まちの中心の通りから1本入ると流れているせせらぎ・・・

    思わず「春の小川」をくちずさんでしまいました。
    歌いながら、あらためて素敵な歌詞だったのだと感じて。
     岸の菫や蓮華の花に 
     姿やさしく色美しく 咲けよ 咲けよ とささやきながら
    まさにその通りの景色でした。

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    06/04/01 23:52

    2.はるかなるモンテフェガテーシ

    さて、翌日、3月最終日曜日は朝からばたばた。
    前夜、8:25の列車に乗りたいから、
    タクシーを8時に呼んでくれるよう頼んで寝ました。
    6:40に起きて支度を始めていたら、
    お父さんがドアをノックしてきて
    「ごめん。今日からサマー・タイムだった。忘れてたよ。
    あと10分でタクシーが来るからね。」

    ひゃぁ~。
    ともかく必要なものだけ持って降りて行くと
    お父さんが、カフェラッテを入れてくれていたのでそれをいただき
    包んで持たせてくれた焼き菓子を持ってタクシーに飛び乗りました。

    8:25に乗るのに8:25に駅に着き
    切符を買ってホームへ行くと、列車は動き始めていました。
    半ば無理と思いつつ「待って~~~」と追いかけたら、
    さすが2両編成のローカル列車、止まってくれました。

    車掌クンにお礼を言って、やれやれと乗り込み
    もらってきたケーキの朝ごはん。2切れ包んであったので人心地つきました。

    この日の目的地は、ルッカの北にあるバーニ・ディ・ルッカのさらに北、
    山の中にある城砦都市モンテフェガテーシです。
    この掲示板にもたまに登場する覇王樹さんから以前に聞いて、是非行きたいと思っていました。
    (↓覇王樹さんのHP)
    http://homepage2.nifty.com/supership2/italy/montefegatesi/montefegatesi.html

    バーニ・ディ・ルッカに30分ほどで着き、
    そこから、平日ならバスが数本あるのですが
    日曜日は1本も無いことが、日本で調べてわかっていたので
    さらにタクシーを呼ぶ予定でした。

    近くのバールでトイレを済ませてからタクシーを呼ぼうと思い、
    駅前はあまりに閑散としているので、歩き始めました。
    駅が、バーニ・ディ・ルッカの街から離れていることは知っていましたが
    バールぐらいは近くにあるでしょう。

    途中、石造りで、歩くところに木が敷いてある19世紀の橋に出ました。
    そこは渡れるのですが、今工事中で、
    工事期間が、
    今年の2月何日だったかから、「仕事が終わるまで」
    と書いてあって笑ってしまいました。

    橋の向こう側にバールを見つけてカフェを飲み、トイレを借りて
    ついでに、自分のいる場所がはっきり分からないので
    バールのおにいさんに、タクシーを呼んでくれるよう頼みました。
    そこまではよかったのです。

    ところが。
    タクシーは、まちに1台だけ。
    そのドライバーが、仕事で徹夜し、朝7時に帰ってきたため
    今は眠っていて、起こせないと奥さんが言っているのだそう。

    バールのおにいさんが親切な人で、
    店の客みんなに、ほかにタクシーサービスをしてくれる人を聞いて
    3軒ほどに電話してくれました。
    でも電話に出なかったり、出ても今日は予定があったり・・・
    地図で見るとけっこうな距離があり、
    また車もぴゅんぴゅん走っている道なので、
    歩く気もしないし・・・
    仕方が無い、また来いよと言われているのだわ。
    諦めて、おにいさんにお礼を言って、バールを出ました。

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  • Re: 春のイタリア短期ゆったり旅

    いつか私もこういう旅をしたいのですが。。。貧乏暇なし苦笑

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    退会ユーザ @*******
    06/04/02 13:28

    短期間の旅行

    >貧乏暇なし苦笑

    私も今回はそうでしたよ。
    夏は貧乏ちょっと暇あり、と言う感じの旅ですが。

    旅行のスタイルは、人によってさまざまですから
    他人が口出しすることではないのでしょうが、
    あれもこれもと欲張ると、逆に印象に残らない旅になってしまうような気がします。
    写真はたくさん残るでしょうが。

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  • 退会ユーザ @*******
    06/04/01 23:47

    訂正

    某掲示板ではなく、この掲示板のOLMOさんです。
    興味のある方は、このトピの
    http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/75700/-/parent_contribution_id/75700/
    OLMOさんのコメントをご覧ください。

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  • 退会ユーザ @*******
    06/04/01 23:41

    1.にぎやかな夕食

    部屋でくつろぎシャワーを浴び、洗濯をして
    8時から夕食。

    ここの家族と親しい、近所に住むフランス人とドイツ人のカップルがいて
    フランス人の奥さんは、笑顔がとっても素敵な知的な女性です。
    (フランス語はもちろん、ドイツ語、イタリア語、英語、
    そして中国語まで話せる)

    前回、初めて私を迎えるとき、お母さんが、
    イタリア語でコミュニケートできないときのために彼らを呼び、
    結果的にはイタリア語で話ができたのですが、
    すごく話が弾んで楽しかったので、
    私が来るからと、彼らをまた呼んだのでした。

    小学生の娘さんは、先に食事をすませて部屋で寝る準備
    中学5年生(イタリアは小5、中5)の娘は、友達の家へ行っていて
    この晩は5人で夕食。

    この晩も過去に泊まった面白い客の話などで話が弾み、
    夕食自体はとっても簡単なものだったけど
    美味しく楽しく食べました。
    ○生ハム入りトマトソースのリガトーニ
    ○生ハムとチーズのブルスケッタ
    ○レタスとラディッキョのサラダ
    ○りんごと干し葡萄のタルト(ゲストのコリーヌが焼いてきてくれたもの)
    そして食後に、自家製のリモンチェッロ。

    家の前に鉢植えのレモンが4本あり、たわわに実っていました。
    そのレモンで時々作るのだそう。
    ワインは、赤も白もお父さんのパオロが作ったもの。

    たくさん食べて飲んで、楽しく話して・・・
    これでシングル60ユーロは申し訳ないぐらい。
    着いたその日から、どっぷりとイタリアにつかったのでした。

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