18/04/03 18:24

国内商店の店員が金を落としてくれる外国人観光客に対応する

のなら、日本独特の、”お客様は神様”という考え、日本人の財布の紐は固いが訪日客は大金を使ってくれて店の収益に貢献する、さらに日本のものを買い漁るのが目的の訪日客という条件下ならば、多少の面倒(何度も言うように双方向なので倍以上の時間が掛かる)があってもお互いの利益に合致するので重宝される訳です。また、それまでのノウハウが蓄積されているので、どのように翻訳機に投げかければ良いかなどの知識もあるはずです。それでもできないときには上級者が助けることもできます。

一方、海外が完全アウェーだというのは、まず、お客様は神様ではないこと、特に今の日本人は海外では上客ではない上に、一々付き合ってくれるか。また、翻訳に限らず、非母国語での会話って、結局は母国語表現力の幅ですので、如何に通じる言い換えを見つけだすかが鍵。ところが現地では孤立無援なのです。

これはSIM接続であろうが、WiFi接続であろうが同じです。翻訳装置を自社で賄っている訳ではなく、言語によってインターネット上に公開されている翻訳エンジンを使い分けているだけなのですから。前者のほうがまだ良いのは、3Gだけの対応ですが、主要国なら繋がるし、設定を変える必要がないことです。料金差も5000円程度だし。一方、WiFiは専用端末を常に持つ(切り替えが極小画面ではやる気を失わせるだけ)必要があり、この重さ(外部バッテリーも必須)と余計な出費が嵩みます。

私があまり肯定的ではないのは、海外旅行=英語ではないし(今の英語教育がここに向かっているのがとても気になるし)、日本語⇔英語ならまだしも、非英語の欧州言語⇔日本語って、機械翻訳に耐えられるのだろうか?という素朴な疑問があるからです。

要するに、
(1)付き合ってくれる程相手は暇か(一回くらいなら大抵の人は我慢するでしょうが)。
(2)中国語と韓国語は日本での実績があるので良いとしても、それ以外はどうなのか。
という点で疑問があるだけです。

日本でも使える(おかみは東京五輪での無償翻訳要因を期待するでしょうし)ので、SIMモデルのほうが便利だと思いますが。

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