二日に発表された中国の「国営」銀行間ネットワーク会社「銀連」がディスカバーカードと三井住友カードと提携・・・というのには、少し
驚きました。日本側は日経がちょこっと扱っていましたが米国側は「ディ
スカバーがチャイナ・ユニオンペイと提携した」といろんなメディアが報
道していたみたいです。
http://www.chinaunionpay.com/shownews.aspx?newsid=2073
これは中国人が日本や米国に行く時に便利になる。というものですが、
日本人でも中国銀行や工商銀行のATMカードを持っている人には、ちょっ
ぴり朗報か・・・というのも、今までは日本でATMカードの「使い道」が
なかったのが、「お金の引き出し手段」が出来たということです。
報道を見る限りでは、三井住友カードの加盟店で「デビットカード」の
ように即時引き落しで決済できる。となっています。既存のCATではなく
「新端末」を開発するみたいです。ふと疑問に思ったのは(日本の)街中の
店では「VISA」マークは出ていますが、「三井住友カードの加盟店」かど
うかは区別できるのか?ということ。きっと、使えるところでは、日本の
商店にもついにあの「銀連マーク」が掲げられるようになるのですね。
銀連は香港の銀行との提携以来、タイ、韓国・・・とアジアに次々に
「進出」していますが、このまま行くとキャッシュカードの「ネットワー
ク輸出」のみならず、クレジットカードも「銀連」という単独ブランドで
進出するのかも知れません。とにかく、「銀連」と接続していないと、
(お客の)中国人がデビットカードもクレジットカードも使ってくれ
ない。・・・となると、みんなが必死になって、銀連と接続するように
なるでしょう。先日、HSBC系の上海銀行が自社カード発行をするように
なったとニュースリリースした日の丸JCBですが、アジアでは「銀連」に
勝てるかどうか。
第一号店は新宿や池袋の家電屋さんのように思いますが・・・・「銀
連」マークが掲げられるかどうか見ものです。